| 2010年08月21日(土) | ||
| リコール!リコール! | ||
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引き続きみたものはメモっていこう強化期間です。 みなこ茶に行ってきました。 ムラのお披露目の時以来です。ちょうどトップになってから最初と最後のお茶会にいけたのだな、となんだかひとり感慨深くなりました。そして実際行って、中の人は変わってないなぁとそれも感慨深くなりました。 以下、メモにもならないメモです。覚えているとこと印象に残っていることと。ナツキさん絡みばかりになってしまったらすみません(先に謝っとく)(笑)。 [みなこ茶メモ、にならないメモ(そして妄想)] ・会場に入ってくるなり、緊張のあまり(思っていたより人数多かったって事なのかな?)、しゃっくりがとまらなくなったみなこ(笑)。あいさつの時もしゃっくりがとまらない、話を始めてもしゃっくりがとまらない。「レアをやっている時はこんなことないんですが」いやそれなんの言い訳にもなってない(笑)。しゃっくりは話しているうちに次第に治まりました(笑)。 ・公演話。難しい言葉も多く、自分がキーワードを言っているところも多くて、とにかくそれを伝える事に気をつかっている、と。 ・ロジェとの関係は、ムラではどっちつかずという感じだったけれど、東宝のお稽古で正塚先生が、「もうちょっと(レアの感情を)出していい」と言ったので、役作りが変わっている、と。ロジェと踊った後に盆で回ってはけるときも変わりましたね、と司会の人が言ってて、確かにそうなんだけど、私の中ではちょっとまだ繋がらない、かな……。 ・去ろうとしてロジェに手を取られるところがぐっとくる、とかで、あの場面が終わって袖に戻ると、同期がそれを真似して「ごっこ」をしてるんだとか。あそこいいいよねー、とみんなそれぞれの「水さんツボ」があって語り合っているという。それ普通のファンと一緒じゃないですか(笑)。 ・レアとヤコブが囚われる場面での、手下おふじの「すぐに吐きますよ」に「お前どんな拷問する気なんだ」と(役作りとして)聞く正塚先生。それにおふじ「え……指の爪をひとつひとつはがす…」おふじwwww。でもそれを聞いて自分が演技する上でもリアルに想像できたと。その後おふじはもっと凄い拷問を考えているんだとか。おかげで、芝居をしていて本当にぞっとする事があると。「紫友さんのお芝居が好きなんです」とか。普通にいい話のはずが、なんとなく笑ってしまうのは何故だろうか(笑)。 ・お衣装持ちのレアちゃん。舞台稽古で「何?(これから)おでかけ?」とツッコむナツキさん(笑)。 ・最後にタンゴを踊る衣裳は本当はボレロを脱ぐ予定で、胸の辺りにビーズの刺繍があってきれいなんだけど、結局脱がなくて残念、と。シュミット先生のところの衣装もジャケットの下はワンピースで綺麗な刺繍があって素敵なんだけど……と。 ・司会の人が「脱ぐ予定はないですか?千秋楽だけとか」と(笑)。でもタンゴの場面でいきなりレアがあれ脱いだらやる気満々みたいでロジェ泣くよね……(笑)。じゃあロジェさんが脱がせばいいんだ!と思ったんですが、ロジェは小学三年なので、そんなスキル持ち合わせてません! (むっさんロジェさん退化させすぎ)(ごめん) ・ショーのオペラ座の場面、衣装替えのところがほんとに緊張して、毎回「リフトに間に合わせなきゃと!」と真剣なみなこ。それを見に袖にギャラリーが集まるとか(笑)。外したアクセサリーとか靴とかは、セット下の、クッションを敷いた箱の中にいれるのだけど、焦っていてうまく入らない、勢いよく投げ入れてアクセサリーも壊れたりとか(みなこおちついて!!)最近は若干余裕が出てきて、アクセサリーと取る時もちょっともったいぶったしぐさができるようになったとか。 ・ゴールドフィンガー、ガータは2種類。セレクトの基準は特にナシ。ええこの質問を入れたのが私だけじゃないと信じたい!(笑)。 ・スパンコールの衣装で裾さばきが大変、さらに「ハイハイするときに」(ハイハイて言った!)せっかくのスパンコールを痛めてしまわないかと気を遣って大変なんだとか。いまんとこスパンコールは無事(笑)。 ・日替わり場面。ブルースの話で、他がおとなっぽい場面が多いので、ここは「かわいこぶってる」と(笑)。 ・今のところ(日替わり演目を)間違えたことはない、と。でももし間違えたら、キムはしれっとあの陽気な振り付けに混ざっていくといい、チギコマもそのまま残って何かやるよ、と(笑)。 ・La Vidaの場面。あの場面の鬘はもっといろんなものくっつけてでっかく作っていたのだけれど、舞台稽古で、あの曲でばん!と振り返った時ナツキさんが「えええええ?」って顔をしていたので(笑)「あ、ナシなんですね」と自主回収したみなこ(大笑)。 ・過去の公演を振り返るコーナーで、これまでの舞台歴と写真を載せた小冊子(テーブル各自においてあった)を見ながら語る。割とどの公演も楽しかった、楽しかった、と言うみなこが、ZORROの時からお披露目までの頃を「どうやって生きていたのかわからないような…」と。それでも「死ぬ気でやれば、死にゃあしない」(!!ナツキさん嫁が同じことゆってますよ!!)「太陽の昇らない朝はない」と……なんかぐっときたなぁ。 ・お披露目がいきなり大劇場で(博多とかドラマシティとか小公演的なものを挟まなくて)本当に大変だったと。 ・初舞台からいる組なので、逆に取り繕う事はないから、その時の自分を全てさらして、雪組のみなさんが本当に助けてくれた、と感謝。 ・中日公演で、となみ玉勇さんのうしろにくっついているおゆきちゃんという役で、袖でもずっとうしろにくっついて追いかけていた、と。「忙しいとなみさんの口にお菓子とか放り込んでました」(笑) ・となみの退団公演の話で「となみさんは私にとって太陽みたいな人」と。となみなキタ!(大喜び)「舞台人としてもひとりの女性としても尊敬している」 ・お披露目の時は、ただがむしゃらに自分ががんばるだけだったけど、ソルフェリーノの時はメッセージ性も強く、そういうものを伝えなくてはいけないと、思うようになったとか(ああ、これうまく表現できてませんすまぬ…)。 ・退団を前にして、本当に人はひとりじゃないと強く思って、支えられていると思う。もう感謝の気持ちしかなくて、「言葉にならないって、こういうことだな、と」。 もっといっぱいいい話があったんだけどな。とにかくかわいかった、として相変わらず奇声満載(笑)。でもどれもらしかった、みなこらしかった。かわいかったなぁ。 最後までいっぱい幸せになってほしいです。 [雪組メモ:今日のロジェ] ・やっぱりリオンがムラと別人になっていると思う。このリオンなら逆に笛はなくて正解だな、と。ムラのロジェに対して無償の愛を差し出している(!)リオンも好きだったけど、正塚先生がやりたかったことはこっちなんだろうなぁ。すごくオトナのリオンだと思います。それが段々ロジェに巻き込まれていく感じで。ちょっとあの銀橋の能天気ソングの答えが見えたきがするのですが、次回観劇時再考待ち。 ・ずっとロジェが「あの忌まわしい時代」というのがひっかかっていて。なんというか、レアの事象は戦争と直結しているのだけど、ロジェの事情は戦争が間接的な気がしていて。確かに戦争があって、ユダヤ迫害があって、収容所ができて、シュミットが囚人を解放して、逃げて、お腹をすかせて、ジャルダン家に入った、っていう図式なんだけど、なんか「風がふけば桶屋が〜」的な?(笑)。でも実はもう一つここに要素があって、シュミットさんは屋敷に侵入したらいきなり撃たれた、その瞬間、とっさに殺してしまったと。もし、平和な時代だったら、シュミットはいきなりは撃たれなかったのかもしれない、そしたら、誰も殺さなかったかもしれない。「けれどもあの張り詰めた時代の中」で、「奇跡的に平和を保ってきた」ジャルダン家だからこそ、ロジェパパはいきなり撃ったんじゃないかな、と。家族を守る為に、忌まわしい時代に抗うように。 当時の時代感を想像すると。そうやってようやくぐるりと「あの忌まわしい時代」に繋がったような気がしています。だからこそ「戦争のせいなのよ」と。要素ひとつひとつは小さいのだけれど、そうやって丁寧に追っていくと、ああ、と思います。 ・ところで今日初めて、冒頭のジャルダン家殺害の場面で、妹の「ママ!」て声が聞こえてきた(前から入ってた?)これ、ぐっとくるなぁ。 ・ずっとロジェが、父親を失ったモニークに「元気に暮らしていくことだよ」と諭すところがひっかかっていて(リプライズ)。あなたそんな事言える立場ですかと、自分の事を棚にあげてと(笑)。でもあれはロジェだから言えたなんだよね。ロジェの事を散々小学三年生と言っていますが、ある部分ではものすごくオトナで理知的で、悟っていて。ロジェは自分自身が復讐に囚われていることを知っていて、そしてそれから逃れられない事も知っているから、モニークに同じ徹を踏ませないために、ああ言ったのかなぁと(これもしかしてわかってないの私だけ?)(笑) そんなこんなで相変わらずロジェにぐるぐるしていて、全然ショーの感想言ってない(笑)。見れば見るほど、色々気づきがあって、それにまたぐるぐるするから消耗する(笑)。 こんなにぐるぐるするのは、正塚作品の「ひと」が生きているからだろうなぁ。前に何かで、正塚先生は自分の書いた作品のすべての役を演じることができる、と。演じられるほど、それぞれの役に魂を入れているんじゃないかな。ただ、それが過ぎてしまって、本当に日常の情景になってしまって「物語」に必要な強調とか換骨奪胎とかが弱いのかなぁと。淡々としすぎちゃって、ドラマが薄くなるような(そして説明不足になるような)気がします。だって日常にはそんなにドラマは起こらないし、日常に説明はいらないから。 引き続きぐるぐるします。 しかしぐるぐるしているが故に「サヨナラ公演」って事を忘れてないか私(笑)。いや忘れてないよ… |
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