2010年02月02日(火)
どえむなのにまけずぎらい


 ご、ごぶさたしております。
 花粉症で働き盛りで仕事が佳境ですが元気です(相変わらず盛りだくさんだね君は)(笑)。



 すっかりマシンガンの撃ち方を忘れた気がしなくもないのですが、今更ながらの相棒メモ。結局2回みました。壮茶にも行ったのですが、今回はレポはパスします(ちょうど退団発表週末だったのよ……)。そんな状況だったので、ほんと壮さんの男前度にいやされた(!)。五回ぐらい「ほんと今週の壮一帆さんの作画監督(違)神」って口走ってたよ?(笑)。



[花組メモ:相棒メモ]

・とりあえず、正月の檀ちゃん特出ドラマを見たんですが、その時、すでに初日映像は見ていたので、「ああ、真飛さんの芸人魂故にモノマネ王者決定戦となってしまったのだなぁ」と正直思いました。どっちかってーと悪い方の意味で。

・でも実際に青年館で見たときには、それほど悪くは思わなくて、むしろすごく真飛さんにあった役だと思ったのね。犬を抱いて歌うところなんて、すごくハートフルで、パリスへの一挙一動が優しくて暖かくて、そんでもって枯れていて(重要)、実に私好みの真飛さんでした。なので、初見時の幕間で「これ、水谷右京じゃなければよかったのにな」と。水谷さんがやった右京の模倣じゃなくて、真飛さんそのままで右京さんやればよかったのに、それでも十分右京さんだったのに。私が見た時点では、真飛の素というか、らしさがかいまみえていて、模倣が若干中途半端になっていて、で、真飛さんのモノマネがヒットする度に、客席が笑う、って感じで、なんだかなぁと思った次第。

・しかしつくづく思うのは真飛聖さんのトップスターとしての懐の深さというか、どんな脚本でもとりあえず受け入れちゃうと言うか、及第点を出すというか。前回のベルばらも、脚本はアレだったのに真飛アンドレとしての出来は(私的に)非常に好みだった事とか、今回も興行意義としてはアレだったけれど、真飛右京は決して悪くなかったと思うし。少しも早く真飛聖に当たり役を!とやっぱり思うのですが、真飛さんのこの及第点出す力ってのは、ほんと今の劇団にとって貴重な存在なんじゃないのかなぁと。
 でも及第点だけにブレイクにはつながらないのかなとも感じています(小声)

・興行的にどうかな、と思ったのは、結局、新しい客層を呼び込んだ訳ではない、よ、ね?(私は客席見ててそう感じたのですが)。壮大なエキシビジョンというか、まあ色物公演っちゃあ色物公演(ヒドい)。

・でも脚本は悪くなかったんですよね。いいお話だと思いました。臓器移植のプレゼンは若干私も引きましたが(笑)、よくまとまったお話だったと思います。パリスの「ひとの善意で生きられた私が、ひとの悪意にさらされている」っていうのは、新しい視点というか、ぐっときたのです。これは原案効果?でも石田芝居の実は(笑)根底に流れている優しさはでていたと思う。私、これ、嫌いじゃない。

・壮さんの神戸さんは、初見の時は意外にキャラたっていなくってびっくりしたのですが、どうやらそれは「本編のミッチー神戸のキャラがまだ立っていないから(だから私はそれ以上のキャラ立てをできない)」という事だった模様です(茶会でそれに類した事を言っていました)。でも最終的には神戸さん自身のキャラ立てはともかく、真飛右京に対してはいいバランスだったんなぁと思っています。キャラ立て仕切れていない分、すごく真飛右京に合わせて芝居をしていたような?(私が壮マト部故のフィルターだったらごめんなさい)いい感じに今回の舞台に「おさまっていた」という印象を受けます。

・というわけで私は杉下×神戸だと思ったのですが!(いきなりその話?)ついったでも散々言いましたが、あれは真飛右京の「丁寧語紳士攻め」(not敬語攻め)です。失言を繰り返すと「私に手錠をかけさせたいのですか」とか「おしゃべりですね」とか、ほんとなんて典型的攻BOT!(BOT違う)と震えました。「杉下右京は言葉攻め〜」(杉下右京を利用しようのメロディでどうぞ)

・みわっちさんとダーイシの相性はほんと悪いんだなぁと思いました。まあ、あの役を振ったこともそうなんですが、最後のコンサートの場面で、舞台後ろで芝居するみわっちさん、ああ、ここは己が奪おうとした命(パリス)が多くの人によって生かされていた事、そして自分もまた、パリスを殺さずにすんで生かされたことを悟るという場面なのね、と思って、さあみわっちさんの芝居に食いつくわよー、とオペラロックオンしたら、がくーん、と膝突いてた。何そのベタな芝居!!……私の思いこみかもしれないんですが、わりと今回「みわっちさんぽくない芝居だなぁ」と思うところが多々あったんですね。思いこみかもしれないけれど、それがダーイシの演出故で、そう思うのはやっぱり相性悪いからかなぁと。

・でもあのピンクスポットの場面はダーイシのみわっちさんへのせめてもの心尽くし(!)だと思ったので、「悪気はないけれど相性が悪かった」なんだと、思う、よ?

・あやねちんパリスのがらっぱち度は最高にこの辺りが大好きな桜乃彩音でした。防毒マスクつけて「10人のインディアン」を弾き語るあなたが一番猛毒ですよ!と。

・まっつさんのナイスミドル芸に心底感服。つきあいたい(真顔)。

・幕開けの真野さんチンピラに「どうしよう私ここに1000円払う!」と思ったら、2幕の幕開けもまたチンピラで更に1000円払う羽目に(爆笑)。どうしよう、相変わらず好きすぎる!

・パパイヤ先生の振り付けはヅカには合わないなぁ……。ああいう「少しはずした」振り付けは本当の男の人がやるから映えると思うのだけど、な。どうせやるなら、右京さんだけが、その「少しはずした」振り付けで、あとはヅカ振り付けでガチっと固めた方が映えた気がする。

・フィナーレの壮マトに関する意見は吉野さんが言ってくれたので省略(笑)。

・業が深くてすみません(笑)。




 気がつくと二月。
 でもって今月は雪組ムラしかヅカ予定がないことに気づきました。

 つか、もうすぐ、始まるのね……。




 なお、今年のVDはついったーで開催予定です(このタイミングで言うことなのそこ?)(笑)。




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