2008年02月16日(土)
ひとつだと思ってたジュテーム


 この間の三連休の余波で、めずらしく土曜初日となったので行ってきました雪組さん(やる気がありすぎて怖い!)。スカステではカットされてしまう(であろう)ミズナツキさんの失言挨拶を聞く気満々だったんですが、今回は大丈夫でしたよ、ちぇー(笑)。
 ま、そんな事は表向きとして、今の気持ちを正直に言いましょう。
「好きすぎて反吐がでる」



 引くわ!



[雪組メモ:初見雑感]

 お芝居。本筋はどうってことない話なんですが、いい作品だったと思います。本当に「あたりまえのことをあたりまえにいっている」だけなんですが。と、そこまで思ってそういえば昔キムシンのスサノオにも全く同じ事を思ったんですね。でもその時はちりばめられた「あたりまえのこと」がことさら世の中を糾弾するように声高に言われていたのがものすごく鼻についたんですが、今回は「あたりまえのこと」と当たり前に言っているだけじゃなくて、「あたりまえのこと」なのに言い難くなっている世の中とか、「あたりまえのこと」を言うのは少し恥ずかしいとか、「あたりまえのこと」だけでは実は世の中を渡っていけない(真理は事実とは少し異なる)とか、そういう事をわかった上での「あたりまえのことをあたりまえにいっている」だったんですよね。わかりやすく言うと、愛について歌ったレオン神父の「説教になってしまったかな」がまるきりキムシンの自嘲に聞こえたという事です(更にわからない)。
 「愛は花のように」「夢さえあればそれでいい」、作品で語られる「あたりまえのこと」は実は現実では「たわごと」になりかねない(だから世の中は難しい)。けれどもそれでも、「あたりまえのこと」を宝塚という甘さに包んで、少しだけ現実も挟んで、それでもやっぱり「あたりまえのことをあたりまえにいっている」高らかに歌っている……なんだか、そのひとつひとつがいやに切なく感じられました。
 意味不明ですみません。でもなんか珍しくキムシン作品に感じ入ってしまったらしいよ六実さん。

 ショーは文句なく楽しかったです。でもこれは私が今ミズナツキさんを好きだからだけかもしれない……(笑)。

 そして芝居・ショーを通して彩吹男爵リスペクト熱が更に上がりました。やっぱりあの人すごいよー。芝居の方は出番もそんなになくまた唯一の悪役(?)なんですが、ものすごく芝居を締めてくれてたと思います。最後の最後もあの流れで銀橋でて力づくでまとめきったのも心底感心ー。ショーはAQUAの地球の場面の銀橋が素晴らしかったなぁと。情景が見える歌、ってああいうのいうんだろうなぁと。


 他にも色々あるんですが、とりあえず。次の観劇までかなり間が開くので、ぼちぼち書いていけたらな、と。っていうかその間にチケット追加してそうな気がしなくもない(笑)。



[ナツキノート]ショウワノートの親戚みたいなものかと。

 正直(口癖)、オフのナツキさんにハマった自覚はあったので(そしてオカマなナツキさんが大好きなので)、実際の舞台(オン)を観たら意外に食いつかなかったりなー、なんて思ってたんですが、全然そんな事なかったです。うわああああ大好きなんですけれどー。もはやオンもオフも関係なく、ミズナツキさんの事がほっんと好きなんだなぁと痛いほど痛感どころか骨の髄まで自覚して帰ってきました。
 いつもみたいな文脈で語ったりイジったりする余地がない自分に驚いています。せいぜい「24時間モテモテって事はベッドの中でも!」とか「ジョルジュがモテてモテて困っちゃうならむっさんはモエてモエて困っちゃうわよ!」とか……あれ、いつもの文脈か?(笑)

 言葉にならないこの想いをSSに代えて(ええ?)。




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