2007年10月07日(日)
「僕のブームはいつくるんですか!」


 全ツは市川に限る(さんまは目黒に限ると同じ文脈で)(単なる千葉県民のたわごとです)。


 という訳で雪組さん全ツ見てきました。
 とりあえずメモ。

[雪組全ツメモ]

・「星影の人」。実は私、新選組スキーの癖にちゃんと見るのは今回が初めてです。あらすじもあんまり把握していませんでした。で、今回観て思ったのは「これ新選組じゃないな」と。ええっと決して否定の意味ではなくて、なんとなく新選組をモチーフにした物語、あるいは新選組じゃなくても書けた物語かな、と。テーマは新選組ではなくて、「生きる」という事。同じ文脈で水先輩の、というかこの物語の沖田は沖田ではないと思いました。けれどもそれを踏まえても、作品の中で描かれた「生きる」という事にものすごく感情移入しました。人は死を意識した瞬間から初めて「生きる」事を知るのかもしれない、「死」と隣りあわせだった彼ら(新選組)だからこそ、皆生きるという事に真正面からぶつかっていった。普通に生きていれば自覚することない、当たり前に受け止めている「生きる」ということ……ぐぐぐっと唸ったのは言うまでもありません。この辺、もうちょっと後で整理したいところです。

・そんな風にぐっと感動しつつ、玉勇さんが死ぬところで「沖田はんより先に死ねてよかった、残されたら辛くてしかたない」と言ったとき、うっかり「死は逃げ場ではない!」と水先輩が言い出したらどうしよう!と思って自分でダイナシにしてしまいました。

・そんな風にネタにしつつも、芝居もショーもすごく楽しかったです。雪組さんは(というか星組以外は)定点観測はしていないのですが(専従ではないという意味で)、それゆえに久しぶりに目について、その成長を「お」と思う人がちらほらいました。成長というか普段真ん中しか見れていないので、こういう時に若手が目に入って「お」と思うというか。というわけで、デイタイムハスラーの時に「お」と思った紫友みれい君、その「お」は間違っていないと思いました。わたし好みのやりすぎ感(笑)、いいなぁ(と雪組担のトモダチに言ったらマニア呼ばわりされました)。あとやっぱり穂月はるなちゃんが好きで無意識に目に付きます。真波そら君が精悍ないい男になっていてびっくり(今更って言うな)、前は目のくりっとしたカワイイ男役、ぐらいな認識しかなかったので。そんな感じに色々「お」と思った次第です。

・音月桂ちゃんはやっぱり兄属性と確信しました。最初は音月桂ちゃんの持つハートフルな部分が邪魔しちゃって全然土方に見えなかったんですが、途中から俄然線が太くなって貫禄が出て存在感が出てしみじみと感心(そしてそうこうしているうちに前述の「これ新選組じゃないよな」という結論が出たので、基本音月桂ちゃんの今回の仕事ぶりにはオールオッケーです)。

・みずとなは近来稀に見る「リバ主演コンビ」だと思いました。いや、近来も何もないか?(素)。みずとなでもとなみずでも全く問題ありません、となみの中にある女性性と男性性、そして水先輩の中にある男性性とオカマ性がTPOに合わせて切り替えて組み合わせるんだと思います。上になり下になりまぐあうがいい……っ!と本気で思いました。

・で、今むっさんの中で史上最高にミズナツキさんが来ています。うすうす来ていたんですが、今日やっとそれがなんだかわかりました。
「水先輩かわいい……っ!」
 ……。
 ……。
 いや、まさか水先輩にそんな感情を抱くとは(眩暈)。そもそも私、水先輩って特にこれと言って感情を抱いていなかったんですね。いやキライじゃなかったし、カッコいいとも思っていましたが「キャー!素敵」と騒ぐ事もなく「キャー!エロい!」と騒ぐ事もなく、なんとなくずっと道路を挟んだこっちとむこうというスタンスでいたんですが、それが崩壊しました。うわあ、なんかすごい感情を持て余している!と思ったらそれがつまるところ今私が水先輩に対して「かわいい」と思っている、その感情なのだと気付いてかなり愕然としています。いや、自分でも意外すぎて……でも正直ときめいた。いっそ今まで水先輩でときめかなかったのはこのときめきを残すためだったんじゃないかと思えるほどに。生きるときめきを私は知ったのだーみたいな?(歌うな)


(しばらくおまちください)


 めずらしく星組以外で興奮(!)しています。
 とりあえず明日起きて酔いがさめてなかったら、サバキ狙いでもう1回行ってこようかと……いや、やっぱり全ツは市川に限るよね!(それ何の言い訳にもなってない)


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