2007年08月11日(土)
執着のない約束、拘束しない願い。それはなんと呼べばいいのだろう。「また、逢おうね」


 木曜日のめざましダンシンレポはちゃんと録画かつリアルで見ました。
 楽屋裏の模様も、とあったのでちょっと期待していたんですが、実際には楽屋裏でのインタビュー(主要キャスト)がメインだったなぁ。そんな訳で大真みらん子さんなんてほとんどうつってないんですが、それでもあの幸せを思い出して朝から結構いい気分になってしまった自分がほんとうにぴゅあだなぁと誰も言ってくれないので自分で言います。

 ちなみに今スカステでやっているOGエンタナビ#3でゲネプロの様子が結構でてました。おーまくんのあの黒燕尾まで写ってておばちゃんびっくりしたわぁ。


 前振り終了。だんしん話、〆ます。


[ダンシンメモ:かざはなさんとほしなさん]

 という訳で「語るわよお!」とカテゴリ立てして宣言してたんですが、結局つまるところ「風花×星奈サイコウです!」で終わってしまうような(笑)。今回のだんしんくれーじーでの私的かけざん大賞です。あ、そうか「トップスター夢の共演」って「ゆめのかけざん」って読むのか!(笑)
 このふたりの対比、っているのは在団中から思っていたこと、かつ言われていた事だと思うのですが(某ヅカエッセイストさんが、風花:タラ・リピンスキー、星奈:ミッシェル・クワンで例えていたのがすごい的確で印象的だったなぁ)、これが実際に並ぶとなんて豪華!なんてすばらしい同期かけざん!
 かけざんポイントはふたつ。一幕の、正方形のボックスが並んだ場面で大浦さんを中心に何やら、その大浦さんの心象心理を表しているような場面(説明しずらい、でも場面名を出してもわかりにくいんだこれが)。あそこで大浦さんの心の中の相反するものを表現、みたいな感じで、風花・星奈がシンメで登場。傘を持って舞台の上下から出てきて、最初はシンクロ、やがて対比みたいな感じで踊るわけです。で、やっぱりというか案の上というか、ふられる対比は、風花:強/星奈:弱、風花:怒り/星奈:不安、みたいな感じです。ゆうこ姫が右手をあげてくっと手首を曲げてぶるぶるぶるってさせる振り付けがあったんですが、あれがすごく印象的。すごい強そう、何かを召喚しそうな(笑)。そしてどうしても優里姫を見ていると「よろめき女優」という単語が浮かんでしまいます。たまらん。
 もうひとつは件の女子燕尾でふたりで連れ舞(違)するところがあったのですが、ここは↑のようにふたりのメンタリティ・キャラ立て対比というのではなく、単純にダンスの技術としての対比(いっそ対決と言っていい)ですごく見ごたえがありました。つか、どっちを見ていいか迷った。

 という訳で、ぐたぐたと語ってしまいましたが、ひらたくいうと「風花×星奈、でもきっと精神的には星奈×風花だったら萌えるよね!」という事です(もしもし?)。






[大真当番日誌しゃーっぷ]

 
 という訳で、だんしん語りの〆にうっとおしく大真当番日誌です。無理矢理全場レビュー。半分自分の為ですが、半分は「れいこはなつやすみはかいがいですごすの、だからこれやっておいて」と『夏休みの友』を小学四年生に渡されたからです(嘘つくな)(しかも海外行っているのにっさんじゃないし)(笑)。夏休みの宿題は後半にまとめてやる派でしたが、ラジオ体操は毎日行く子でした(そして帰ってきて朝ごはん食べてまた寝る子)(それってどうなの?)。

 基本、思考がとっちらからるから全場レビューとか物語にそってのレビューとかできないんですよ。でも今回はこんな形で残しておきたいんです。細かい間違いはこっそり教えてくださいー。


第一幕。

[Scene1プロローグ〜狂舞 狂おしいほどに]

 幕開け。「The New World」という明るい前向きな歌に合わせて、白いジーンズに青いシャツでさわやかな感じで登場。前髪がっとあげてちょんまげくくり。以降、一幕はすべてちょんまげでした。つるんとしたむき卵みたいで可愛い(頬染め)。なんというか変わっていないなぁと、しみじみしつつ、でも変わったなぁとうなりつつ。でも目の前の大真くんがすんなり自分の前におりてきた感じで、違和感は全くなかったです。あー(言葉にならない感嘆)。
 途中でジェンカみたいに皆で連なるふりつけがあるんですが、ほんと小学三年生でねー、いちいち動きがちょこまかしててねー。


[Scene3ミュゼット〜輪舞 恋しくて〜]

 シャンソン:巴里祭がかかって、大真くんとヤツカが恋人同士という感じで飛び出てきて。いかにもパリの下町の職人さんっていでたち(ハンチングとギャルソンエプロンみたいなの)。やがて人々がカフェに集まってきて、年老いたアコーディオン弾きを囲みその音色を聞く。一旦暗転してそのアコーディオン弾きがワタさんに代わって、アップテンポな曲でアコーディオン弾きを囲んで踊り歌う。そんな感じの場面ですが、ちょっとしたストーリー性のある場面のせいかおおまくんがおしばいをしていてね(あえて小芝居とは言わない)。ああもう大真担泣かすには大真みらんさんが小芝居でもおしばいでも演じればいいんですよ(ヤケ)。やっぱりああいう芝居をする余地がでてくると俄然輝く気がしますよ(盲目)。いい場面でした。あのセピア色の雰囲気に大真くんがすっと何の境目もなくなじんでいるのを見るとね……。あ、でも小芝居もしてました!真ん中で踊るワタさん優里姫を見て、セット街灯のかげから「いいなー」という目線で指を銜えるなー!うん、そういうところも好きですが。
 恋人であるヤツカに両手を広げて「ヤツカ、おいで!」とヤツカが胸の中にとびこんでくる、っていう振り付けがあったのですが、マイ楽の時はそれが星君と伴君の熱い抱擁にしか見えなくて面白かったです(笑)。


[Scene4 エトランジェ〜男舞 伊達に〜]

「男役・紫吹淳」を娘役たちが囲むという場面なんですが、女装してきました(女装言うな)。エンジ色っぽい肩見せミニワンピで足も見せてますが、ここでもやはりちょんまげです(笑)。でも違和感なかったなぁ。やたら肩を気にしたり、髪を触ったりピアスをいじったり。そういうところに「燕尾の襟ちょいなおしは萌えるべ?」な大真みらんさんを思い出したりしてました。
 あ、ふつうにかわいかったです。


[Scene5 A DAY IN THE LIFE〜心舞 心のままに]

 ↑で行った風花×星奈が見られた場面。ほんとここ説明しずらいんですけれどー、だれか的確に説明して欲しいんですけれどー。「女子として生きているといろいろあるよね」な感じの歌詞を歌う大浦さんのバックで登場。シルバーグレーのパンツスーツ(もちろんちょんまげ)。ちょっとデキるはたらくおねえさん風。余談ながら、プログラムのインタビューで「ダンスに出会っていなかったら何してた?」に「宝塚に入っていなかったと思う。OLさんかな?」と答えていたのに「こんな小エロなOLはやだ」と思ったのはわたしだけじゃないと思います(素)。
 傘を持って、後ろに一列に置かれたボックス状の台にのったり移動させたり、ちょっと動きのあるコミカルな場面でした。はい、大真みらんさん小芝居スイッチ入りましたー(笑)。いちいち表情がいちいち何かを表現しようとしているよね、アノ人は。


[Scene6 Non,Je Ne Regrette Rien〜熱舞〜」

 すみません。ここうろ覚え。とにかく熱唱する大浦さんの周りで皆がガンガン踊っていたとしか記憶が。待てDVD!(笑)(プログラムに発売広告が出ていました。発売日は明記されてないのですが8400円也)。


 しっかしこの場面ごとのサブタイトルが微妙にこっぱずかしいのですが。みきてんてい……っ!


二幕にいきます。

[Scene1デュークス・パーティ]

 デューク・エリントンに扮した大浦さんを中心に、その生涯を描くストーリー仕立てな場面。タイトル通り、最初と最後がその人生をいろどるパーティ。大真くんはその出席者であるデューク・エリントンの仲間と言った感じです。ワイシャツにネクタイ。でも補正はしていないから完全に女子体形(モー娘のアレを思い出しました)(あれより全然きれいに着ているけれど)。でも役割は男子で、との(女子モード)と組んでいます。みらせら。あ、そでまくりしてた!そでまくりしてたよ!(思い出し萌え)ちなみに2幕はずっとオールバックでした(後ろに結んだ毛がちょこんとでてて可愛い)。


[Scene3風のように]

 ワタさんが「アルルの女」で正統派バレエ調で踊ります。ワタさんは男子カウントですが、大真くんは女子カウント。あのひらひらした長いスカートでぶわっと片足前にをあげる振り付けが好きです。どうしてもやくしゃカウントはしたいんですが、こういう正統派なダンスを見るとやっぱりダンサーだなぁと思います。


[Scene5 極めつけメドレー」

 グレセンの場面から。前述の黒燕尾です。ほぼ素化粧で黒燕尾。黒燕尾萌えは既に語ったのでさておき、今回気付いたことは大真みらんさんはヅカメイクより素化粧の方がエロいって事です(もしもし)。あと素化粧の方がS度が増すと思う。タレ目なのに、S。ほかの場面がにこにこきらきらのかわいい大真みらん子ちゃんだったのに、ここはサイコウにどSでした。ぐわ。優里姫とひとさし踊った後は、半分背中を見せて静止。ああ、やっぱり私の中でのベスト黒燕尾はこの人だなぁ。


[Scene5 SHOW TIME]

 アンサンブルメンバーがメインの場面。曲げ木の椅子を持って出てきたときにはAcrossを思い出してちょっと沸騰。黒の帽子で黒の衣装(イメージ的にはプログラムとかで出ているあの衣装の感じです)。それぞれに短い見せ場があるんですが、大真くん「はーん」な感じで決めてました。でもこういうあからさまに「はーん」な感じで出てくるとそんなにエロくないなと実感。やはり大真みらんさんのエロスはその閉塞感からうま(削除)。


[Scene7フィナーレ]

 件の女燕尾(笑)。最初にそれぞれ何人かでグループで出てきて踊るんですが。大真くんはワタさん中心の場面。で、ここでそれぞれのアンサンブルとワタさんがちょっと掛け合う(というか顔を見合わせる)ところがあるんですが、これにやっぱりAcross思い出してちょっとしんみりしたよ。
 で、この女燕尾。完全に女子衣装なんですが、大真くん自身はまだ男役として消化している気がしました。じゃあほかのひとはどうやってこれを踊っているのか、を見たかったのですが、そこまで見ている余裕なし……いやでもほんとにこの女燕尾場面は衝撃的でした。


 やっぱりだらっとしているなぁ。すみません。でも自分的には残しておきたかったの、ぜんぶ(うわあ)。だんしんくれーじーを観てない人にはさっぱりな、そしてだんしんくれーじーを観たひとにも(視点が偏りすぎて)さっぱりな内容になっていますが、その辺は適当に流してください。

 という訳で、こんな感じに食い入るように見入ってきたわけです。
 で、ものすごく強く思ったこと、というか言いたいこと。
 「君は舞台に生きるひとだと思うよ?」
 ダンスでもなんでもいい。やっぱり大真みらんさんの中からは舞台で表現したい何かが溢れていたと思う。
 君は舞台で活きるひと、でなかったらあんなにきらきらしているわけないもの。


 痛いですか痛いですね、こらえろ!(ええ?強制?)
 また舞台で出会えるといいなぁと、強く思います。でも執着はしていません。むしろ今回こうしてまた大真みらんに出会えたことを素直に単純に幸せと思っている自分がいます。


 君は、いい退団者の見送り方をしたようだね(おじさま口調)。


 それを再確認した夏の狂乱の日々でした。




 このままじゃ苦しいので、最後はいつものコネタで〆ます。

[ダンシンメモ:コネタ]

・「あなたたちのだいすきなヤツカ」(エレナ様談)。大真くんの次に観ていたのがやっぱり彼女だったんですね。今回の公演を「タカラヅカOGといういきもの」の不思議な舞台と称していたのですが、ヤツカからはあまりそれを感じなかった。ぶっちゃけリアル三十路女子でした(ドカン)。ツインテールでミッドセンチュリーミニスカワンピでオレンジのタイツでバンド紹介をしていたところはごめん正直きつかった(同じ場面のコムロさんはぜんっぜん違和感ないのに!)。でもそのリアルなヤツカはカッコいいおねえさんでした。僕、今でもヤツカの事大好きなんですからね!(涼さん口調)。……と、そんなヤツカを見つつ、いままですずやつのすずにドリーム詰め込みすぎだと思っていたんですが、むしろ私がドリームを詰め込んでいたのはすずやつのやつだったんだなぁと……ごめん、でもむっさんにはそう見えていたんだ!

・とのは相変わらずの美貌。ほとんどの場面が女子カウントだったのかなぁ。とのからも「タカラヅカOGといういきもの」臭はあまりしなかったです。やっぱり在団年数が関係してくるんだろうなぁ(中途半端な考察)。

・割と今回ワタさんが私の中でヒットなのです。この間のテキストで上手く伝わったかどうか心配なんですが、今回ワタさんに感じたのが「やわらかい」という言葉です。うん、あのやわらかさが好きです。

・そんなワタさんが優里姫とぐるぐるごろごろラブシーンをした「エトランジェ」の場面。ここも結局どういう場面かわかっていないんですが、恋人同士のふたりは引き裂かれて、優里姫が亡くなって、最後にワタさんも倒れると(?)その向こうに優里姫の姿が。舞台奥の階段から状態をぐっとまげてワタさんに両手を差し伸べる(この角度といい雰囲気といい秀逸)、ワタさんは優里姫に向かって階段を這い登っていくうちに幕……なんか分散感想になっていますが、ここの場面がすごく良かったんですよね。

・あとかけざん談義としては、「デュークスパーティ」のワタコムが素晴らしかった。私別にワタコム派じゃないですが、この対比もまた良かったなぁと。

・極めつけメドレー、コムロさんはレ・コラージュの木馬の場面を再演だったのですが……だ、ダメだよ!コムロさんで白馬ときたらもうペガ子しか連想できないっ!(笑)ちょっと笑いをこらえるのが苦しかったです。しかしなんでこの場面なんだろうなぁ。盆が回らないからこの場面の雰囲気半減だし、しかもなんだかやたら短かった気が。




 はい、終了ー。
 ゆうぽうとに戻ってくるころには、また色々進化しているんだろうなぁと思いつつ、それを見届けるのはほかのみなさんにお任せします。
 千秋楽まで舞台のみなさんもそれをおいかける皆さんもがんばってくださいませ。



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