| 2005年12月05日(月) | ||
| 睡眠デプロイ | ||
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[とりあえず言いたいこと3連発] ・まちかぼんが!沢音君が! つい昨日「やっぱりいいリーマンカプだなぁ」と顎鬚撫でながら青い鳥をみていたばかりだというのに(がっくし)。あ、でも沢音×安城はもう書かないと思います(伝書鳩返し)。単にネタがない。 トップさんの退団じゃないのに、こんなに多いのも珍しいなぁ……。 ・先日の千秋楽挨拶で組長が「次はベルばら」と言うまで、壮一帆さんがベルばらに出るという事実がガッサリ自分の頭から抜け落ちていた事に驚きました。だって、壮一帆さんがベルばらだよ?(だっても何も)。それだけでも私的に面白くてしょうがないのに、ジェローデルて(悶絶)。 ・最近は歌劇もグラフも立ち読みしてから買う買わないを判定しているのですが、ふるさと小包便(違)のコーナーに大真くんが出ていたのに気付いた瞬間レジに向った私は、いい大真担だと思います(自分で言うな)。市川はちーくんが出ちゃったから、もう出ないかと思っていたんですが。「大好きなディズニーリゾート」やっぱりな!(笑)でもなんだか妙にげそっとしちゃってて、おじさま大丈夫かしら(まりえ姫口調)。 [ハスラーメモ:とりとめなくメモ] 多分まとまらないので、とりとめなくいきます。 ・小池センセは一度ストレートを書いた方がいいと思う。でなかったら、もっと完璧にミュージカルにしちゃえばいいのに。前にもミュージカル的な部分はいいけれど、芝居がと言ったような記憶があるのですが、今回は歌に感情を織り込むことはできているけど、それが妙に突出しちゃって地の芝居と繋がっていない感じがしました。個人的に主人公二人に感情移入できないのはそこなんじゃないかなぁと思ったり。というわけで、一番登場人物としてキャラというかドラマが立っていたのは美穂圭子お姉さまだと思う。あのスィートセブンティーンをすべて歌で乗り切っている部分に、小池センセの得意技が遺憾なく発揮されているからだと。 ・幕開け初っ端から微妙な詩・微妙なロック・微妙なラップに半笑いでひいちゃったのですが(カッさんのビジュアルにも「そんな前髪の高校教師がいるか!」と半笑い)、「ゴールドビーチに立てば誰でも皆輝く」のくだりにずぎゃーんと打ち抜かれました。す、すごい説得力。あたし輝ける気がしたよ!(輝かなくていい) カッさんの貴族で野獣なところをこよなく愛しているのですが、今更ながらこういうあったかさ、包容力を持った人だったんだなぁと思い知らされました。「ローリー先生」がすごくリアルだったんだよね。本当に生徒たちを更生させて、生徒たちに「僕らのヒーロー」といわれてもちっともおかしくない。「ローリー先生」は他の人がやったら多分結構寒かったと思うのですが、カッさんがやったからこそだなぁと。本気でローリー先生で学園モノが見たいです。詩人で国語教師なローリー先生、学園のマドンナ英語教師のアマセ先生、それに横恋慕する化学教師の壮一帆先生、そんな先生が密かに好きな一年三組のシナぼん。……ああ、どうして壮君にはシナぼんをつけないと気がすまないんだろう(話が完全にずれています)。 ・あませ君のシルヴィア、というかあませ君の娘役はあんまりちからいっぱい娘役しちゃわない方がいいなぁと思いました。ミラノの時は思わなかったんですが、割と軽いカンジでやっている方がかわいかったので。冒頭のシーンとか、ヘイワードといちゃついているところとか、朝焼けの海を見てから「電話するわ」と去っていくところとか、軟禁されているところとか。 ところで軟禁場面の楽のお遊びで、手下二人が「もっと男前よこしさないよ!」と言われた時にローリーのお面(顔写真つけたうちわなんですが)を被る場面があったんですね。そこではっ、としたように「ローリー……」とくうんとまるで子犬が泣くような声出して、それからまたはっとして違うこれはローリーじゃない!と我にかえるのがちょうかわいかったです。 正直シルヴィアには感情移入も同情も(私的には)できなくて。で、ローリーも含めてだけれどラストシーンがどうにもこうにも納得いかなかった。なんでローリーは置いていこうとするんだろう?なんでシルヴィアは素直に追いかけていかないんだろう、つうか何でいまさらそんな「最初の予約」「最後の予約」「予約はいりません」なんて腹のさぐりあいしているんだろうって。だってキミらさっきお父さんの前で「わたしたちこんなに愛し合っているの」って言ったじゃん、愛の巣っ作って巣篭もってたじゃん、つうか平さんよりそっち取ったんだから今更何を言っているのよー!(最後のはやや偏りすぎ)。でも二回目に観た時に「予約はいりません」といわれて、感無量といった具合で目を瞑ったシルヴィアに、あ、この人は最後まで恐れていたんだなと。目の前に絶対的な愛があるのに、その前で最後の最後まで恐れていたんだな、と。そう思ったらひどく感傷的になってしまいました。 観劇しながら、どうしても見極めたかったのが「どうしてシルヴィアはヘイワードに連れられるままに連れられてゴーストロックに行ったのか」なんですが、あれは単にキレたヘイワードに恐れて、ではないよねぇ?あのなんとも形容しがたい表情が、なんとも言えずに、というか私はどうしても平さん視点で観ていたので、あの眼差しの中に恐怖とか同情とか以外のものを見出そうとしていたんですが、結論は出ませんでした(いや最初からなかったんだよ)。でもああいう展開だったら、シルヴィアはヘイワードを選ぶのが定石のような気もするのですが(そうか?)、それは小池センセが「いかんいかんこれじゃイコンと同じだ」と思ったかどうかはさておき、敢えてヘイワードを選ばなかったのが(ローリーを選んだのが)、良かったと思ったんです。いやだって好きな人を選ぶのは当たり前じゃないかと言われればそれまでなんですけれどね。でもあれは好きな人を単に選んだというだけじゃなくて、ヘイワードに絶対的な愛を示したというか。なんというかあの「メアリー・アンが人気者だから愛した、私がアドラーの娘じゃなかったら愛さなかった」という一言を言うため(知らしめるため)にシルヴィアはヘイワードについていったんじゃないか。シルヴィアの意思とは全く関係なく。福音?(ぜんぜんちがうとおもうしぜんぜんまとまっていないしぜんぜんつたわんないよ?)(じゃあもう辞める)。 私はシルヴィアに感情移入も同情も同調もできないんですが(それさっきも言った)、でもあの存在というか役どころというか、いづるんの特性も合わせて興味深いなぁと思ったのです。 ・ところで↑で言った「腹の探り合い」なんですが、あれが「腹の探り合い」に聞こえてしまったのは、小池センセの誤算なんじゃないかなぁ。本当はもうちょっと軽めの作品にしたかったんじゃないのかなぁ。あの「最初の客」「最後の客」「予約はいりません」が最後の最後にぴりっとウィットが効いて効果的になるような(私にはそうは見えなかった)。でもこの作品を演じたのは雪組さんだからね、というところなんだと思います。 ・涼花リサちゃんのキャロルがちょうかわいかったな!ああいうやんちゃ(笑) をやっても全然清楚なのはさすが雪娘とでもいいましょうか。すごく好きだったのが、ヘイワードに別れをつげられて、嫌だったら腕時計を返せと言われて言い返す「いやだ」。この「いやだ」が欲得じゃなくて、ヘイワードからもらったものだから返さない、返したくないっていうのがすごい伝わってきて、かなりじーんとしてしまいました。キャロルが死ぬ事もしらなかったので、死んでしまってすごいびっくりしたのですが(しかも殺したのはヘイワードだし)、そのキャロルの死を悼んで弔ってくれたのがローリーだったというのが私的には喰らいつきどころなんですが、言語化することはできませんでした(逃げたな)。 +++++(なんとなくインターバル)+++++ ・今回も「舞咲りん、閉じたエロの世界」を堪能してきたのですが(エロ言うな)、でも彼女はちゃんと相手役をあてがえば(あてがう言うな)、そのエロをコントロールできるんじゃないかと思いました。パティの誕生パーティで、男役さん(紫友みれいちゃん)(多分)と組んでいるんですが、ちゃんとよりそっていたもの、すごくしんなりとしていたもの(どういう表現だ)。下級生相手にくんにゃりしていたもの(だからどういう表現だ)。 あと、楽では思いっきり小芝居クィーンとなっておりました(ちゃかちゃかうっるさいなー!)(ちょう満面の笑みで)。しかし、夏央小槙ちゃん、マイサキ、花帆杏奈ちゃんがああいうオバサマ役どころに入ってくるって、雪組ってすごいなぁと思いました(素)。 ・で、実はその紫友みれいちゃんが、今回の俺的注目株だったのですが(また若い子に手を出したなむっさん)。いや、この間プチボヤージュで見ていて「いい顔つきしているなぁ」(美人とか言うのではなく)(失敬に聞こえますが私的には誉め言葉)思って、で舞台で目に付いたら、ちょっと彼イイ動きするなぁとひとしきり感心していました。彼はダンサーカウントでいいんですかね?とにかくあの学年にしては(でた、むっさんの喰らいつきどころ)、男役としての動きが洗練されていた。なんだろう?手が大きいから?そしてそこに気がちゃんと入っているから?芝居も結構出来そうですしね。これから出てきてくれるといいなぁと思いました。 息切れ。 本当はヘイワードさん(というか壮一帆さん)を面白おかしくイジりたいのですが、ちょっとまだ余韻が……(笑)。とりあえずあのカチカチキンパはクスリの副作用なんだと思っています割と本気で。 |
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