| 2004年02月20日(金) | ||
| ハニーブラウン(旨) | ||
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行ってきました青年館。無事見れました、心配していただいてありがとうございました(私信)。 中日組が「ご観劇」。TERUの周りがなんかもやでけぶっていました(笑)なんだあのオーラ。 つうかせっかく黄色い棒デビューしようと思って意気揚揚と行ったのに、黄色い棒無かったよ!何も無かったよ!(まあ振るような場面ないからね)。 お話がお話なので、楽らしいお遊びも余り無かったのですが、スカステで入る千秋楽映像の一番の目玉は「渾身のネタで壮君を紹介する森央かずみおねえさま」と「挨拶する壮君をなんともいえない表情で見守る森央かずみおねえさま」です(えー!そこなの)(うん)。 スタンディングオベーションでした。ご祝儀でもなんでもなくものすごく素直な気持ちで自発的にしてきました。最初に立った人をみて「チョーずるーい、アタシもやりたいのに!」と思う勢いで。 以下、いつものウザトーク。 ……なんなんでしょうね。実はなんでこんなに「良かった」と思っているのかわからないままです。 ここを見てもらえればわかるように、私は自分の感じたこととか覚えたこととかを、自分の言葉にして初めてちゃんと感じて、覚えるという、割とめんどくさいタチなんですが、今回はほんとうに上手く言葉にならないんです。でもそれが決して不快ではないんです。このままわからないまま、じっと自分の中にしまっておきたいような、そんな気持ちです(わかんないよ)。 だからと行ってチョー名作!とか思っている訳ではないです。たとえば私のいつもの(ウザい)見方で見ると、脚本的に「あれ?」とか「そう繋がるの?」とか色々細かくはつっこめるんです。でもそういうのをそのまま受け止められたんです。たとえば起承転結的に繋がっていなくても、主人公がドラマを起こす訳でなくても、うまくつながらなかったり、わからないところがあったりしても、でもそういう綻びがあるのが人生なんだからって思えたんです。 あのですね、「物語」はひとのいきざま(あるいはひとびとのいきざま)であると思うんですよ。で、そのひとのいきざまを表現するだけなら、そのままひとの生まれてから死ぬまでを追いかけて、何もかも同じに(時間も含めて)再現すればいいんです。けれどもそれでは物語とは言わない。そのひとのいきざまを時間的に2時間という舞台に省略したり、何文字という本の中に省略したり、平面という絵の中に省略したり、物語っていうのはそういう「省略することで成り立つ表現」だと思っています。それにさらに舞台や小説や絵といった独自の表現方法で換骨脱胎されたり、誇張されたり、再構築されたりしているものなんだと。それが「表現」なんだろうなぁと。 伝わりにくいんですが、そういった意味で今回の舞台は「物語」として成立は弱いと思うんです。けれども「ひとのいきざま」としては成立していると思うんです。これは主人公だけではなく、舞台に生きている人全員が、そう本当に全員のいきざまが成立しているんです(これは出演者ひとりひとりの力量が大きいのも手伝っていると思う)。だからとりたてて言葉にできなくても、ならなくても、すごく感じるものがある。 結局この芝居は何が言いたかったのかなという主題も、実は私にはうまくいえません。けれどもひとのいきざまっていうのは、そうやって言葉で表現しきれるものではないし。いろいろすれ違ったり、うまくいかなかったり、わからなかったり……そういう「ひとのいきざま」「人生」を見てきたような気がするのです。 「ひとのいきざま」を「物語」にするのが(私なりの解釈で)舞台、それを限りなく「ひとのいきざま」の方に近い形で太田先生は舞台にのせたんじゃないのかなぁと。逆を言うと「物語」としては弱いから、この芝居を受け付けない人がいるのもわかります。でも私は好きです。タカラヅカの舞台としてどうかという疑問が浮かぶのもわかります、でも、私的にはすごくいい舞台でした。簡単に言うと「うわー!いいもん見た!」です。 [ドミトリー考] ……まとまってません、まとまりません、まとめるきもありません(先手)。 なので、混乱ついでにわたしがドミトリーという人について思ったことを。 ・冒頭でセルゲイおじさんが言っていた「大事なのはどう生きたかではなく、何をしようとしたかだ(だっけ?)」これを、最初から理解していたのがドミトリーなんじゃないだろうか。 ・ドミトリーは一度も絶望していない。絶望する前に全て自分の中に押し込めてしまう。 ・「開放的」「発展的」「自由」と散々言われていても、ドミトリー自身はちっとも開放でも発展でも自由でもない、本当の意味で開放的でっも発展的でも自由でもない。彼が唯一開放できたのは「詩」という自分の言葉だけだったんじゃないだろうか。 ・だからドミトリーの詩は人を動かしたんじゃないだろうか。 ・ロシアの大地とともに目覚めたかったのはドミトリーなんじゃないだろうか。 ・その目覚めにマーリアと共にいたかったんじゃないだろうか。 ・その目覚めた後の廃墟の上の碑に記されるのは、果たして彼の「詩」なのか、あるいは「名誉」であるのか。 [神月茜氏の話] 神月茜復帰ショーと思ってみても、やっぱり苦しい展開な「ジョーカー」(大笑)。だけどその展開にごまかされて気付かなかったんですが、茜すげぇ!ひとりで空間埋めているよ!(目ウロコ)実はすごいことしていると思うんです、いや確かにすごいシーンなんですがそう言う意味ではなく(笑)、舞台人として、すごいこと。茜は口跡がハッキリしていて、台詞がガンと前にでるのがいいと思います。そろそろ本公演でも活躍してくれるといいなぁ(いやぁでもまた研5だよ?)買いかぶりすぎですか?でも買っておきます。 [湖城ゆきのちゃんの話] 総督婦人(@麻樹ゆめみおねえさま)を相手に素晴らしいキャットファイト(違)を披露している湖城ゆきのちゃん。で、千秋楽だから、こりゃ相当すごい事になりそうだ、何かしてくれそうだ、と期待してたんですが、初見の時と全然変わらなかった(テンションは高かったけれど)。それなのに初見と同じように笑えたの。これはすごいことだと思うんですよ。あのですね、「いつもとちがうこと」をしてウケるのは当たり前だし簡単なんですよ(含)、だけど「いつもとおなじ」で場を攫っていった湖城ゆきのちゃん、すごい。 [聖れいくんの話] ひじりんはですね……まあ、ぶっちゃけると「え?なんで(抜擢されるの?)」な人だったんですよ、私にとって(ぶっちゃけすぎてごめんなさい)。まあ、私は下級生に興味持たない方ですし(星組以外は)、やっぱり男役さんは男役芸ができるようになってからだと思うし、それができないうちは私の視界には入らないんです。ついでにお芝居できないのも、私の視界から外れる条件なんですが。で、まあ、そうやって視界にはいらないひじりんだったんですが、やっぱりこの人目につくんです。外見とかじゃなくて。気になってみていたんですが、ひじりんはお芝居ができないんじゃ無くて、台詞が出来てないだけなんじゃないかなぁと。もっというと「声が出来ていない」、見るとちゃんとお芝居も男役芸もそこそこできている、あの「台詞」「声」が出来ていない、もとい合っていないんじゃないのかなぁと思った次第。いいもの持っていると思うんです、だから目につくのかもしれない(素)。 [小ネタ帳] で、今回の「送られなかった手紙」がすばらしいのは、↑な風に私を感動させつつも、ちゃんと萌えやネタが落ちている事だと思うんですよ!(ダイナシ、今までの熱論がダイナシ!) ・冒頭のサロンで騒ぐドミトリー達4人に「うわー、この人たちと合コンしたい」と思った自分に激しく自己嫌悪。だって、キャラ立てのバリエーションが!しかも全員かぶっていないところが! ・きっとすごく楽しいと思うの。 ・貴船尚くんは、外見はみやたんだけれど、芝居の質はハマコに近いと思った。 ・何度見ても「壮君の発展的なシーン」(ゆめみおねえさま以下と踊るシーン)にぐあんぐあん来ます。マジ語りの方で本当はドミトリーは「開放的」でも「発展的」でも「自由」でも無い、と表したのですがそれに「下半身以外は」と初見の時から思っている事を素直に白状しておきます。 ・だって(以下略)。 ・ゆめみおねえさま押し倒し★にもキタんですが、その前のゆめみおねえさまの「ああん、ドミトリぃ(はぁと)」にも相当キました(わけわかんない)。 ・何故かきんちゃんにトキメキました(わかんない、自分でもわかんない)。 ・冒頭の赤い衣装で踊るところに「うわー、何年留年しているんですかー?」とちー坊さんに向かって言ってはいけない、と(メモる)(メモるな)。 ・ラストの全員が出てくるところがすきなんですが、あそこでらぎがちゃんとドミトリーにサインしてもらった本を持って出てきているんですね(今日気付いた)。で、はける時にそれを嬉しそうに胸に抱くんですよ(今日気付いた)。一瞬偶然ひろってしまい、ぐっときた。 ・茜のジョーカーを見ながらひゃ〜ひゃ〜思いながら見ていたんですが、最後の最後で吉野さんが言っていた「TCAでやったらすずみんの圧勝」を思い出してしまい撃沈しました(笑)。 ・まちかぼんと組むゆめみおねえさま(震)。 ・ちー坊さんと組むゆめみおねえさま(震震)。 壮君がとにかくとにかくカッコ良かったです。タカラヅカスターとしてではなく、役者としてカッコよかった(難解)。こんなに腹芸の出来る人だったんだ(素)。こんなに芝居の歌が歌える人だったんだ(さらに素)。 ……言葉にならないといいつつ、しゃべってますなぁ(素)。 本当にウザくてごめんなさい、こういう表現しか出来ないコでごめんなさい。 [今日のお買い物] ・後ろ手に縛られたしぃちゃんのステキな表情の舞台写真(@DC)。 ・グラフ3月号 ・星組プログラム(我慢できなかったらしい) あ、柳花堂には彩輝さんDVD置いて無かったです(しょんぼり)(買おうとしたのか)(うん)。 星組プログラムはできるだけあらすじを読まないようにしつつ、予習をしようと思います。とりあえず今回大真くんとエレナ様のスチールを買おうと思いました(素)。 余談ながら宙組本購入を迷っています。今日立ち読みしてきたら、貴羽君がすごいステキだったので(ええ!)。あの同期ショット、青いシャツ着ているほうは軽くダイナシな方向なんですが、もう一枚の水色のコート着ている方の写真が!(身悶え)(えー?) それでは。 [鼠さんにお願い★] 壮君のバルセロナ新公が見たい(今度それで上映会しましょう)(そして思うがまま壮考会活動をしましょう)(つうかビニールはもうやぶりましたか?)(笑) |
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