2004年01月27日(火)
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 お昼休みからこんにちは。
 昨夜スカステでちらちら見ていた「砂漠の黒薔薇」新人公演。何が面白かったってさららんの立ち回りのヘタレっぷり、そしてそれを上回る過剰なまでの顔での芝居っぷりです(腹抱え)。ほんとあの人顔で敵倒してた(言いがかりです)。
 もう一回ちゃんと見よう。


[白昼の稲妻おぼえがき]

 面白かったんですよ(素)。
 もちろん脚本的にはアレだったりするんですが(ボソリ)、ものすごくお芝居として見ごたえがあった。あれは役者の力だなぁ。芝居のレベルが高かったような。というか割と宙組さんてお芝居できる組なのかしらと思ったりなんだり。お芝居として見ごたえがあったんですね。
 脚本的なツッコみどころと言えば、やっぱり劇中劇ですかね。あれ、歌劇とかで粗筋読んだとき、オセローを媒体とした告発劇、いわば風刺劇みたいなものになっていて「そういえば、まるであの時の噂(ヴィヴィアンヌ一家の不幸がランブルーズの策略だった)を思い出しましたわね」と、観客の間で噂になって、それが国王からの「列席しないように」で、周囲が「ああ、あれはやはり噂ではなかったのだ」「国王様もお気づきだったのね」と。
 それが「ランブルーズって聞こえてきてドキッとしましたわ……」なんや!まんまやーん!(笑)。それ国王の耳元で「ランブルーズがやりました」って言うのと変わんないと思うんですが(素)。
 とりあえず私の中では「白昼の稲妻の主人公はポッポさん」という事で満場一致で決定です。ええ、そういう人がだらだらしゃべることなんで、今後の宙組さんおぼえがきテキストは、あんまり気にしないほうがいいですから(予防線)。

 もう少し後でしゃべります。


[テンプテーションおぼえがき]

 一番「ヒィ!」と思ったのが、一昨日言った官能のすしポッポコンビと、蓮の花のところでのタカ夫さん、というかタカハナなんですが……だって「脱がして!」「ほどいて!」「脱ぐ!」んだよ!!(落ち着いてください)
 宙組さんは演技の質としても何につけても「口当たりの軽い」組だと思っていたんですね(節穴ですかそうですか)。良くも悪くも初心者向けというか……でも改めて考えると、結構胃もたれする組になってきました(私的誉め言葉)。

 こっちももう少し後でしゃべります。



++++++++++

 ただいまーっと(モグタン)。
 ちょっと色々考えていたらイキオイついたのでしゃべります。


[白昼の稲妻おぼえがき:トウコさんリスペクト大会]

 続き、というかトウコさんの話を。
 割とウザい話なんで、5メートルぐらい離れて聞いてください(なんですか)。

 トウコさんのランブルーズ。
 すごいね!すごいね!
 私も久しぶりに「男役・安蘭けい」を見れて大満足です。
 スカステで見たときは「なんだかちびっこギャングみたいだなぁ」と思ったのですが(しーっ!)、全然ちっちゃくない。むしろ圧倒されるほどの存在感。最初の園遊会(?)のところ、ただ舞台中央にいるだけなのに、何もしゃべっていないのに、すごい存在感でした。貴羽右京サーチにうつつを抜かしている(やっぱり)私のオペラを何度も何度も掠めてはさらっていったイキオイで(普通は逆なんじゃね?)(笑)。
 あの「何もしない」のに「何かしている」ような感じにきました そんな風に静で冷めて斜めなランブルーズが銀橋の歌でぱんっと爆発してね……トウコさんはやっぱりドラマが歌える人だなぁと再確認。
 トウコさんがどうこうじゃなくて、ランブルーズそのものとして、素で感じ入りました。いやぁ、トウコさんはスゴイ人だ、もう黒猫とか萌えとか受とか言っている場合じゃないかもしれない。

 と、ここまで考えて、そう言えばトウコさんにここしばらく「萌え」を感じていないなぁと気付きました。具体的には今年度に入ってから……はっきり言おうよ、ねつが辞めてからだって(ズバー)。でもそもそも私は男役・安蘭けいが好きだった訳で、雪組の時はトウコさんに「萌え(まあその当時はこの言葉は私の中に定義されていなかったのですが)」を感じてはいなかった。じゃあ、どこから「萌え」を感じるようになったかというと、星組組替え後……はっきり言おうよ、ねつと一緒になった頃からなんだって(ズバズバー)。
 我ながら今更気付いたのですが、私のトウコさんへの萌えは「ねつトウコ」の「トウコ先生(あるいは安蘭課長)」にのみ向けられていた事に気付いてしまいました(膝つき)(うなだれ)(でもすごい事実だ)。

 ……それはさておき(真顔で今の話は忘れろと念をおくりつつ)、そんな風にここ一年余りのトウコさんを振り返ってみたんですが、いやトウコさんのこの一年は受難、もとい試練の年だったなぁと思った次第。多くの愛しき人々を見送った喪失感に耐え、日生主演というプレッシャーに耐え、本公演一本モノで女役というプレッシャーに耐え、斎藤君の過剰な萌えドリームに耐え(それは耐えなくちゃならないことなのか)、そして今回の役替わりのプレッシャーに耐え……改めて考えるとすごいハード(精神的にも物理的にも)というか、黒猫っぷりに磨きがかかったというか、歌劇団がSっぷりを発揮したというか……でもトウコさんそれを全部きっちり乗り越えて来たじゃないですか。全部期待に応えて、あるいは期待以上の成果を出してきたじゃないですか……すごい、ほんとすごい。
 で、同じようにここ一年試練の年だった人として、真飛さんを思いつくのですが。兄さんとの別離(もしもし?)、ドキ★女だらけのチューブトップ祭(初の女役)(だからもしもし?)、外部での王子役とこれまたそれを乗り越えてきた訳です。ただ、真飛さんの場合はそれはステップアップというか、大人への階段を昇るというか成長の過程というか、とにかく上昇する為の一つの通過儀礼みたいなものだと思うんですよ。
 だけどトウコさんの場合、ステップアップでもスキルアップでもレベルアップでもない……なんだろうキャリアアップ?(言っててわかんなくなってきた)。なんというか予め求められている成果が高いというか、求められているのは本人の成長ではなく(結果としてはそうなるだろうけれど)まず、結果、みたいな?真飛さんに求められた事が階段を昇る事であれば、トウコさんにはここまで昇ってきた階段から一旦蹴落とされて、もう一度昇ってくることを求められたというか……。私がここ一年、トウコさんに萌えられないというかイジレなかったのは(え?あれで?)、そういう必死さというか痛々しさを常に感じちゃっていたからなんじゃないか、と。ほんとうに泥水の中はいつくばって、そこからよじ昇ってきた、そんな風に感じてしまった訳です。そこから昇ってきたトウコさんに最敬礼なイキオイです。
 と同時に、歌劇団というところは本当に成果主義というか、生徒に多くのモノを求めるようになったんだなぁと(それが時代の流れではありますが)。だって、一昔前の二番手さん、ってこんなに過酷じゃなかったような(いや本人は過酷とは思っていないのかもよ?)普通の社会人としてその労働環境を換算したら(超過勤務だけでなく、仕事上のストレスとして)、普通に訴えることできるんじゃないかなぁと思った瞬間、いや、あそこは「学校」だしなと自分でもイヤな切り返し方をしてしまった次第。でも一種の芸術であるから、その過酷な状況下で生まれる何かもあるのかもしれないな……(ぐるんぐるん)。

 何言っているかわからなくなりましたが(……)。トウコさんはすごかった、と。本気でそう思います。なんだかまるで贔屓の押し倒しみたいなテキストですが(それを言うなら「ひきたおし」)(押し倒すな!)(笑)、私的にはちょっとトウコさんに対する自分の考えが明らかになったようで、割とスッキリしてきました。本当に下手にイジれなくなる日が来るような予感がしています。じゃあそれまではイジってもいいですかね?(聞くな)。
 今のトウコさんはトウコさんで好きだなぁとおもいます。


[今日のまとめ]

 トウコさんが留守中の「星組総受王」の座は真飛さんが守ってくれるので安心(はぁ?)(だって留学組も攻めばっかりだし)(もう黙れ)。







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