高速バスで雪の金沢へ。昨日じゃなくてよかった。大雪、大雪と連呼してる天気予報が恨めしい。考え出すとけっこうナーバスになってくる。「火の粉が降りかからない所で簡単に言うんじゃねえよ」と反論もしたくなる。ひとつの言葉がそれぐらい人の感情を揺り動かすんだよ。 そんな中、椎名林檎に会った。今は「東京事変の…」って言うべきか。視界に入ってきた途端、歓声を上げる彼女がいた。一目散に近寄って来てくれてそっと握手をした。嬉しかったね。何がって、ずっと変わらない関係がさ。思えば、最後に会ったのもここ石川厚生年金会館。局を辞めるってことで、俺だけ楽屋に呼んでくれてね。二人っきりで10分ぐらい話したのかあ。楽屋口で見送ってくれた彼女の姿が印象的だった。 …あれから5年。再び同じ場所で巡り会えた。今日はそれだけでいい一日だったと言えるだろう。 東京事変のライブは完全なるライブだ。ショーではなくライブだ。紛れもなく一つの融合体である「バンド」が歴然と存在してるライブだ。そしてそのフロントにはあの椎名林檎がいる。輝いてたよ。誰が何と言おうと輝いてた。存在感というものは、こういうことを言うんだろう。あっぱれだ。だって、他に言いようがないもんな(笑)。 ここからまた時計が動き始めたような気がするんだ。
|