ソニーSDオーディション「富山式」の締め切りが迫っているところへ、個人的な問い合わせがあった。つまり、応募したいんだけどデモテープがないってことだ(笑)。てなわけで、急遽その録音を手伝うことになったんだけど、久しぶりのミキシングは勘が戻らず四苦八苦。やっぱり人間って忘れる動物だ。 ちょっとした作業の合間にテレビを見ていたら「砦なき者」というドラマをやっていた。この4月にテレビ朝日開局45周年記念ドラマとして放送された番組なんだけど、テレ朝のネット局が存在しない富山ではイマドキの放送(笑)。ん、記憶のどこかに存在してるこの感覚…。と思っていたらやっぱり野沢尚氏の原作だった。俺、けっこう好きなんだよね。 「テレビを信じてはならない。“4年後の『破線のマリス』”と呼ぶべき傑作サスペンス!映像という手段を知り尽くし、若者のカリスマとなった邪悪な男。彼を生み出してしまったテレビ業界の男たちが挑んだ戦いとは――?」という内容。 『破線のマリス』もおもしろかったけど、このドラマも秀逸だった。役所広司の存在感、妻夫木聡の悪党ぶりもかなりイケテル。エンディングがテレビドラマっぽくなってないのもいい。普通はあそこでああなるんだけどなって想像を完全に裏切られた(笑)。 作家の人って凄いなって思う。だってあんなトリック、逆立ちしたって考えつかないよ(笑)。おもしろい映画やドラマを見るたびにいつもそんなことを考えてしまう。だって俺、できないもん。その前に、挑戦すらしてないけど…。
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