３０話ネタバレです。




レイを初めてかっこいいと思いました。
議長とレイってあまり萌えなかったんですよね。ギル呼びにも頬染めて抱きつきネタにも特にそそられず、クルーゼネタを引きずっているであろう出生の秘密ネタにもさして興味は持てなかったんですけど、今回のレイはなんだか良かった。単にアクションしてたからでしょうか。あるいは、どこか悲壮感がただよってたからかな。「最高権力者になついてる美形の少年」ではなく、「自分の方をまったく向いていない友達を多大な犠牲を払って応援してる淋しげな少年」には惹かれました。議長がらみで特別な関係にありそうだったタリアさんにも疑われてしまってて、淋しげで良し。

シンとステラとネオ。
今のところ、この一件がシンにどう影響するのかよりもネオにどう影響するのかが気になります。ネオがあの方だったとしたら、いつか今の場所を離れるはず（離れないにしろ路線の違う行動に出るはず）。ステラとステラを守ろうとした少年のことがきっかけになるのか、ならないのか。

シンはねえ。……うーん、やってることは判らないでもない。だけど何もかもまだ成長前、って感じがして困る。ホント、見てて「困る」って感じなのです、この子。物語が始まったときからさして成長してない。憎いものは憎いまんまで、戦争や人の命に対する認識も初めのまんま。大事なひとは守りたい。守るために戦う。戦うことは間違ってない。「それじゃだめだ」といつか気づかないことにはどうしようもないと思うんだけど、ステラ一件でもあんまり気づいてくれそうにない。どうしよう。もう３０話なのに。

キラもアスランもディアッカもイザークも。みんな何かに気づいていったわけでしょ。カガリも、いちばん迷いのなかったように見えるラクスでさえ、「平和の歌を歌います」で決断し、さらにそのあと、「遅かったのかもしれません」、平和を叫びながらその手で銃をとるのは間違っていたのかも等々、最後には初めと違う何かに気づいてくれた。シンはいつ気づくんだろう。キラは３０話の時点ではかなりの葛藤を抱えてた。アスランが「信じて戦うものはなんですか」とつきつけられたのは何話だっけ。ディアッカが目覚めたのはいわずもがなの３２話だし。イザークさんが目覚めてきたのは「おれはお前の敵か？」あたりで遅いけど、イザさんは脇役でシンは主役なんだよー。それじゃ困るんだよー。

このまま再び戦場でステラと出会ってしまい「ステラを戦わせないって言ったじゃないか」路線でネオを恨んだりしてたらどうしようと思います。そうじゃなくて「おれがステラを向こうに連れて行ったからだ。だからステラは再び人を殺してしまったんだ」とか、そっちに行ってくれたらいいんだけど、どうだろう。今のシンは自分やステラが人を殺してるんだ、ってことにまるで気づいてないから。ステラが可哀相なのは苦しんでるからで、軍に利用されてるからで、「人殺しにさせられて数え切れないひとを殺してきたこと」にはまるで気づいてなくて。……このままではいつまでたっても主人公らしく見えないんだよ。感情の起伏はあれど、葛藤とか迷いとかそういうものはないままで。困ります。なんとなく、見てて困惑する。

ホーク姉妹。やっぱり仲悪いんでしょうか。でも本当に悪ければ「見舞いにもこない」とわざわざ拗ねたりしないでしょうしね。お説教好きなお姉ちゃんと甘えた妹なだけか。

アスラン。……２８話の回想シーンがありましたけど、キラが「ホントにカガリの恋人なのか君は」と疑いたくなる（カガリは泣いてるんだぞ、って責めてたのはそういうことかと）のも無理はない。普通、恋人が戦場に出てたらもっと心配しませんか。キラキラ言ってばかりでカガリをなんとかしろよと思ったもので。キラはほっといても大丈夫ですけどカガリはかなり危なっかしいんだからさあ。今回の落ち込みアスラン見てても、「キラ、君はなぜ……」とか思ってそうで、カガリのこととかオーブのこととか考えてなさそうに見えるのは、これまでの行動が悪いんだと思います。今いちばんどないしょうもない男決定。


キラ様。がんばってください。前作でさんざん葛藤したぶん、初めから最後まで悟りを開いた子で通すのかもしれないが、まあそれはそれでいいです。前作主人公という大きな肩書きを背負ってるだけで、もう他に何もいらないよ。……そろそろ出番を減らす方向でいいんじゃないかと思うんですが、キラが出てこなくなるとミリィの出番も減りそうなところは問題だ。



ところで、感想と関係ない話なんですが。
サイトトップのカウンターが大台間近にしてほとんど機能してません。表示されないことが多く、レンタル先で確認してみれば、カウントも正常には動いてない模様。キリ番とかやってないし、ほとんど日記サイトな現在、日記のカウンタがあればいいかなと思ってるのでほったらかしです……。

さやぎ ｜MAIL

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