⊂リゼロ⊃
2006年01月31日(火)

腕がじゃりじゃりして、掻きむしってしまう。
ずっと変わらない生活だ。
あたしはひとりになる時、やっと虚しいと思ってあの日と同じように、母親は妹だけを迎えにきた。
あたしのことは迎えにこないくせに、便利になるともうまるきり手を離されてしまった。
普通はどうやって離れるのだろう。
難しい別れかたをしたからか、今の立つ場所は危うい。
喋れば棘の刺すようだ。
すっかり思考が止まってしまった。
なにも考えられない。
生きるのは難しい。



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由弥 [御手紙]