⊂うたかた⊃
2004年09月19日(日)

友達と電話で話していると、さも自然に、自殺をしようか、という話になった。
目の前は現実だらけで、少し疲れてしまった。
食の細くなった自分をみていると、何時かの自分と重なって、
たまらなく憂鬱な気分になる。
枝の断たれた水芙蓉をめがけ、あのベランダから飛び降りていれば、
夜になれば底も知れない、あの階段から落ちていれば、
そんな今としてはどう叶うはずもない後悔が、秋になるとこみ上げてくるのです。
遠くないうちにこの現実から抜け出す方法を、友達と話し合うだろう。
病院へ通おうとも、お薬を飲もうとも、この憂鬱が消しされない。
左脚に鬱陶しく絡み付く。
日に日に増大する疲労と、それに伴う体力減退。
とうとうお薬があっても眠れなくなったあたしの体を、あたしは捨てようとしている。
愛せない自分へさようならを言う日は、そんなに遠くないと思う。
誰かあたしを静かに眠らせて。



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由弥 [御手紙]