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■ 人の考えは
最近、常々思うことがあります。
私の母は70歳で、どうみても老人になってます。 この年齢まで来ると、未来よりも過去の方が膨大なのは周知の事実でして、おのずと会話も過去の事が多くなります。
あのときは、あんなに辛かった
そんな文句ばかりで、人生がつまらないってのを誰かのせいにするんですよね。 もちろん、時代的背景もあって、自由がきかなかったのは事実でしょう。 それでも、さまざまな選択を進めてゆくのは自分自身で、それは「そうするしかなかった」と言っても他の道も絶対あったと思うのですよ。
だけれど、今それを母に言ったところで何もならない。 人の考えを誰かが変えることは出来ません。 どんなに正当な意見であろうとも、人はそれを受け入れるほど許容が無いのです。 簡単に言うと、自分の考えがどんなに間違っていようとも、間違っていると指摘されると余計にそれは正そうと思わない。
それは、私自身にも言えることです。 これが間違っていると言われると、真っ先に出てくるのは「拒絶」です。 自分の考えを否定されるのは、誰でも苦手なのです。
だから、母の話を頷いて「そうだね、大変だったね」と相槌を打っているのですが、時々「いい加減にしろ、クソババア!」と思います。 言葉が悪いし、喧嘩になるので言わないですが、そう思います。 それは、介護生活を送っている人なら同じ経験があるのではないかと思います。
でも、こんな意見を見て少し変わりました。
親の介護は長くて10年 自分はその親に20年育ててもらった そう思って接していれば、文句も出ない
人の考えを誰かが変える事は出来なくても、それを気づかせる手助けは出来るのかもしれない。 文字の持つ力は、すごいなと思いました。 ただ、渦中にいる限りそれを受け入れられるのは相当達観しないと無理だなとも感じます。 やはり、私は未熟者だなぁ。
いろんな事を考えながら、ああでもない、こうでもない。 そして今日も一日過ぎてゆくのでした。
2007年02月10日(土)
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