 |
 |
■■■
■■
■ emptiness
彼の膝の上に跨がり 首に腕を回す 幾度も重ねられる唇と 背中を這う彼の大きな手 彼女が身をよじると その手は制服の中に滑り込み 器用に金具を外していく
繰り返される日常 繰り返される関係
黒い厚手のカーテンの 細い隙間から射込む柔らかい光 誰もいない教室と もう使用されることのない 実験器具たち
繰り返される日常 繰り返される行為
大人びてきた彼の笑顔 それを受けて返す彼女 それでも二人は交わらない たとえ体が一つになっても
繰り返される日常は 繰り返される空しさを生む
「私のこと好き?」 読み取れない表情の奥 「好きだよ」 いつもと変わらない返事 彼は優しく頭を撫でた まるで妹をあやす兄の様に
繰り返される日常 繰り返されるキス
2001年12月01日(土)
|
|
 |