面白いな、と思ったのは、その連作短編集の形。 その話の中の主人公でない登場人物が、次の話の主人公になる、と いう形が繰り返し続いていくのだ。 ほとんどの連作短編は、一人の主人公を中心として書かれることが 多いが、そうではないところが妙にリアルだ。 脇役もそれぞれの人生を生きていて、様々な人生の局面を迎えて いるに違いないから。
この人は本当に短編がうまいと思う。 しかも最後にさくっとやられる;;^^) そうじゃないかなーと思うその上を行かれることも多い。 好きなのは『六月の花嫁』『逢ふを待つ間に』。 後者は電子ペットを話題にしていたが、ウチにもポスペがいるから ヒトゴトではないかも・・・・
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| 2002年01月08日(火) |
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