★恩田陸。 『三月は深き紅の淵を』

「たった一人に、たった一晩だけ貸していい本」
この帯の文句だけで、思わず手にとって買ってしまった。
どのように書いたらネタばれにならないか・・・(苦)
4つの章をもつこの話は、それはそれは混沌としていて、
何かに収束するでもなく、何かが導き出されるわけでもない。
だがそれぞれの章にはきちんとその世界がある。

一体ワタシはどこに誰と旅してきたのだろう?
そんな不思議な体験、というのが一番近いか。
四章の中に出てくる三月の話には、かなり心惹かれた。
が、それもまた、旅の途中。

むむー。ホントに不思議だ・・・・
2001年12月08日(土)
By ちゃいむ

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Edit by オレンジミルク。