まめごはんつうしん
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2004年06月17日(木) 賛否両論年中さんの処世術

……昨日、あんなコトを書いておきながら翌日ちゃんと更新できるという(笑)。
なんか最近、PCに向かう時間が長いとどうしても頭痛がするんですが、気分的には肩の荷がかなりおりた状態。無事にリズム体操の講座が終了したので。明日の「まめ子休暇」返上もどうにか回避でき、ちょっとほっとしています。






ここ数日、まめ子の園生活のことで、いろいろアタマを悩ませておりました。
いやね、もうこの状態に気づいてからかれこれ2年近くにはなるんですが、例の「困ったちゃん」……上手くやっていけてるときもあるので、いやな場面を目にしても極力気にしない方向ではいたのですが、月曜日の朝に園に向かう車の中で、まめ子が

もう○○ちゃんきてるかなぁ

ってものすごーく気が重そうに言うので、その日の帰りに園でのまめ子がどんな様子なのか、率直に保育士さんにお伺いしたのでした。
結局、さらに翌日園長先生とも個別面談みたいになってしまったのですが…………うーん。
まめ子の通う園はごく小規模なので、年少さんから年長さんまでの3学年(?)をあわせても7人しかいません。先だっての田植えの時に、この「困ったちゃん」のことで困っていたのはウチだけではなかった、ということがわかったのですが、実は彼女の暴君ぶりが、ついにとんでもない事件になったらしいのでした。
いつだかのお昼ごはんの時に、みんなで食卓を囲んでいたらちょっときつい……ということになったらしいんですが、この「困ったちゃん」がこともあろうに保育士さんに




△△(保育士さん)がでぶなんだから△△がどきな




…………いや、園長先生の口からその話が出たときに思わず「なんですと?」って訊いてしまいましたわよ( ̄△ ̄#) 。なんでそんな偉そうな口がたたける? え???
ベテランの保育士さんながら、ぶち切れたそうです(当然だわな。彼女を責めることは誰にも出来ないと思う……)。涙ながらに

おとなだってあなたの一言でこんなに悲しい思いをするのに、おともだちがあなたにいろいろなことを言われて悲しい思いをするっていうのがあなたにはどうしてわからないの?

っておっしゃったそうです……そりゃそうだ。
ところで、まめ子。その保育士さんに




せんせい、げんきだしなよ。
まめちゃんなんかいっつも○○ちゃんにいわれてるんだよ





って言ったんだそうな……はぁ(-_-)ゞ゛。
今日、講座の準備をしながらスタッフさんたちとその話をしたら






ま、まめ子ちゃんって大物f(^^;)






と言われました……でもまだ、こんな発言はいい方なのです。
結局、そんな調子なので、最近その「困ったちゃん」が孤立する傾向にあるんだそうです。もちろん、それを野放しにするのは不味いのですが、園長先生曰く「そういう思いをすることで彼女自身が人間関係を学べたら」というわけで、適度に介入する程度で様子を見ているんだそうです。
そんなある日。
まめ子はいつも、お昼寝用に許可をもらって、ぬいぐるみを1体連れて登園しています。え? ぬいぐるみが何か? と思われるかと思いますが、そのぬいぐるみが事件を引き起こしたという……
いつものように、孤立して仲間の輪になかなか入れない「困ったちゃん」に、園長先生が
「たまにはあなたから「なかまにいれて」って声をかけてみようね」
って言って、彼女が「いーれーて」って言ったんだそうです。したら、あろう事かまめ子のヤツが



でも、○○ちゃんがまざるときぶんがわるいんだよねー

ってたまちゃん(ぬいぐるみ)がいってる




…………こ、こらー! (ノ`△´)ノ 誰だそんな入れ知恵をしたのは、って私か? あぼーん(°°;)\(- -;)
実を言うと、この発言に対する反応というのは、賛否両論でした。そりゃそうだよね、「きぶんがわるい」はまずいでしょって。
でも、正直言うと私はほっとしたんだった。だって、やられてる一方じゃないということはとりあえずわかったので。こっちにも非がある、ってわかってほっとするのもどうかと思うけど。
ことあるごとに「まめちゃんは(なかまに)いれない」って言われ続けても、彼女が孤立したらちゃんと仲間に入れてあげるんだよ、とまめ子に言い聞かせられるほど私だってお人好しじゃございません。たとえそれが間違っていたとしても、それはまめ子なりの、今まで言われてきたことに対する反撃だった、と私はとってあげたいと思う、ひとまずは。とはいえ、反撃ばっかりじゃうまくいかないということも教えていかなくちゃならないんだけど……あーこれはこれでアタマが痛い(T_T) 。
んでも、同年代のスタッフさんたちには

「いやでも、まめ子ちゃんは頭いいのかも。これを直に言ったら完全に人間関係が止まるってわかってたわけだし」
「私だったらこのあとどうなるか観察してたと思う……」
(←と言ったのはもと保育士さん)

なんて言われたりしたんですが。うーん。ある人には






まめ子ちゃんは事務局で、おばちゃんたちにもまれて学んだんじゃ……






とまで言われた(苦笑)。重鎮Iさんがくしゃみしてたかもしれない(爆)。





とある常任委員さんに


でも、そうしてやりあっていく中で、その子もちゃんと学んでいけるといいね


って言われました。そりゃそうです。基本的に、子どもには罪はないと思う。
彼女が、園を巣立っていくまであと9カ月。その間に何とかなればいいんですが。今の情勢だと、今のまま小学校に上がったら修正はほぼ不可能な気がします。教育の現場って、自分が子どもだった頃からは考えられないくらい、大人も子どもも余裕がない……のが、現状なんだろうと思うから。
でもまず、親御さんが気がつかないとダメなんだよなぁ……多分。子どもというのは、周囲の大人からもらったものしか出せないものなのです。一番は、一番身近にいる大人。お母さん、ってことになるんだと思いますが。
とはいえ、そこが一番難しいんですが。どうしてそうなのかわかってんかなぁ……あの人は。











とりあえず、私が思うよりもまめ子はたくましく、荒波を越えていっているようです。


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