まめごはんつうしん
DiaryINDEXpastwill


2004年03月21日(日) ものごとにはすべて終わりがある

……んですけど、ね。
この日、お彼岸だというのに自覚なく(爆)、遅く起き出した私は、いつものようになにげなーくテレビをつけました。日曜日の朝のテレビ、といえば9時頃まではTBS系の「サンデーモーニング」、「今日の「喝!」」(←いや、正しくは「週刊御意見番」f(^^;) )のコーナーが終わった辺りで「新日曜美術館」を観る、というのが習慣……だったりするんですが。

「この寒さがよくなかったんですかねぇ、いかりや長介さんがお亡くなりになりました」



( ̄□ ̄;)!

思わず
「ええっ、うそうそうそうそ!」
って言い続けた私って……


どこだかの「100の質問」で「ドリフとひょうきん族、どっち派だった?」という質問がありましたが、それに迷いなく


ドリフ!


と答えるほど、私はドリフを観て育ったなぁ……ウチの家族もなんだかおおらかで「こんなもん観ちゃいけません」という親でもなかったし。
最近、長さんや志村けんさんの著書を読む機会があったんですが、一部の周囲が言うほどドリフが俗悪じゃないような気がする……理由が、なんとなく解るような気がしました。この人たちって、「オレがオレが」のヒトたちの集まりでは決してなかったんですね。(お笑いの方法は違うけど、欽ちゃんも「オレがオレが」タイプではなかったんじゃないかなぁ……)
その後のお笑いって、全部ではないけれど個人攻撃型だったり、自分が前に出たがったり……なような気がします。あ、それが良い悪いをここで問いたいわけではないですよ、念のため。時代の流れとか、その時々の空気とか、いろいろあるので……あの時代自体が、なのかな。低俗だったかもしれないけれど、ギスギスはしていなかったっていうか。やっぱりおおらかだったのかな。


話がちょっとそれるんですが。
長さん逝去の数日前、ピンクレディーのミーちゃん(これまたその世代なのであえてこういう表記にf(^^;) 。)が離婚……という記事を見て、驚いたんですよ。いえ、離婚はどうでもよくて

(゜ロ゜) ミーちゃんって、50近かったのーーー!!!

……いえ、46歳なので一気に50に近づけるのは問題があるかもしれませんがヾ(°∇°*) 、軽いショックを受けました。ウチの事務局長さんと年齢変わらないんじゃん! ((°°;)\(- -;)事務局長さんごめんなさい……)
いや、私にもう保育園に行くような子どもがいる(しかも私の出産は決して早くはなかった)んだから、それだって決しておかしくはないんだけど……でも、土曜日に観たテレビで、往年のヒット曲を歌うピンクレディーはそんな年齢だと思わないほどかっこよかった! と私が感動していたらまめだぁが後ろで

「でも、歌い終わったら肩で息してる」

と言っていた……(゜▽゜)\(−−;)こら。


で、長さん。享年72。
実父や、まめ子が生まれた直後に亡くなった義父よりも早く生まれているので、こんなコトがあってもおかしくはない……んだけど、やっぱりショックでした。ドリフ自体も、途中で抜けた荒井注さんは既に鬼籍に入っているし、あとからメンバーに加わった志村さん以外は還暦越えてるんだもんねぇ……それも軽いショックだった。時が流れるっていうのはそういうことなのか。
ひとつの時代は、いつまでもは続かない。ものごとには必ず終わりが来る。わかってるんだけどなぁ……でもやはり、かなしいし、さみしい。

そしていつか、私の人生も、閉じるときが来る。
また話がそれるけれど、今「負け犬の遠吠え」って本が話題になっているそうですね(私は未読)。そこで伝え聞いた話で当てはめてしまうと、実母なんかもしかすると、私が結婚することなんざ期待してなかったかもしれないから、この件に関してだけ言えば、逆転満塁サヨナラホームランを打ったようなものかも……と言ったらまめだぁに苦笑されました(爆)。
でも、単純にそれで当てはめたときに、私の周りの友達って、だいたいふたりにひとりが「負け犬」に分類されるけれど、イコール不幸ってコトにはどう考えてもならないと思う……んでした。それぞれの人たちを見ていて思うの。幸せのかたちは人それぞれだもの。ああ、なにしろ読んでないから、著作の中身を湾曲した解釈になってるかも……

「私は、勝ち組なんですかね?」

ふいに問うたら、まめだぁが言いました。


「わからん。そんなもんは死ぬ間際にわかるもんだ」


それまで、行きつ戻りつしながらも生きていくしかないんでしょうね。





遅ればせながら、いかりや長介さんのご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。


まめもも |MAILHomePage