まめごはんつうしん
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2002年11月01日(金) ざわわ ざわわ ざわわ

……ふだん、我が家の場合ワタシにはテレビ権がほとんどありません(^ ^;)ゞ。
「主張しないから」というのももちろんあると思うんですが……ですが、珍しくまめ子に
「おかあさん、きょうはみたいてれびがあるからみせてもらっていい?」
とお願いして、テレビを見ました。
NHKの「ふたりのビッグショー」という番組があるのですが、それに由紀さおりと森山良子……という取り合わせでの放送だったんです。
由紀さおり……ていうと、昨年の9月だったかに地元のラジオ局で、ただで由紀・安田姉妹のステージを見られる! とかって自転車にまめ子を乗っけて出かけたことがあるんですが、実は結構ツボ……この歳になって、子どももいてって生活してるからかもしれないけど、童謡ってなんだかんだ言って永遠だなぁ、って。千葉にいたときに、実母のお付きでコンサートに何度か行ったことがある所為もあるのかも……
とはいえ、この日コンビを組んだのはお姉さまの安田祥子ではなくて、森山良子。当たり前なんだけど、ポピュラーソングが中心の構成で、まめ子には
「まめちゃんのしってるうたがないー」
って言われてしまいました‥‥「この広い野原いっぱい」とか「涙そうそう(なだそうそう、と読むそうですね)」「リンゴ追分」など、ワタシはそれでも聴いててつい一緒になって歌ってたんだけど、まめ子にはちょっと申し訳ないことをしたかもしれません(^ ^;)ゞ。
でも、そんな中で、唯一まめ子の知っている歌が出てきたのが、由紀さおりの歌う「大きな古時計」。「大きな古時計」っていうと今やすっかり平井堅が歌ってるイメージが……定着しちゃってたんですが(^ ^;)ゞ、他のヒトが歌うのをひさびさに聴いたのでなんだか新鮮でした……って、実は今日の本題はこっちではなく、「大きな古時計」の前に森山良子が歌った「さとうきび畑」。♪ざわわ ざわわ ざわわ……♪というフレーズ、耳にしたことがある方もきっと多いと思うんですけれど。
何気にそれを見ていたんですが、ふいにまめ子が言いました。

「おとうさんどこにいったの、っていってるよー」

‥‥ぶっちゃけた話、これって「さきの沖縄戦で父親を亡くした人(っていうか、子ども)」の歌ですよね。
どうしたものか考えました。
ワタシのアタマで、3歳の子どもに説明するにはかなりくどい話になるかもしれない。
けれど、ここで話を濁すのもきっとよくない‥‥うん、よくないんだ。

「おじいちゃんやおばあちゃんがまだまめ子くらいの時に、「せんそう」っていうのがあったんだけど、
「せんそう」っていうのは、自分たちの住むところや食べるものがもっとたくさん欲しくて、
そのためには気に入らない人を押しのけてばんばん殺しちゃったりすることなんだ。
この歌に出てくる人は、「せんそう」でおとうさんを殺されちゃったんだね。
まめ子はさ、おとうさん殺されちゃったら‥‥いやだよねぇ?」


わかったんだかどうだかはわからないんですが。

((・・ )( ・・))

神妙な顔つきで一言「やだ」と言ったまめ子でありました。

有事法制。
「通販生活」だったかな、それについて6個くらい意見が載ってて、一番納得な意見に読者が投票する、っていうのが載ってました。
実のところ、難しいことはわかりません。「それがアメリカの戦争に荷担させられるということとイコール、というのはお門違い」とまで言ってる意見も載ってたけど。
でも。

ワタシが月に一度、預かったみんなのお金を払いに行く「新婦人」の事務所がある建物には、赤地に大きな手のひらがバーン! と描かれている「STOP! 有事法制」のポスターが貼られています。
たまにまめ子を連れていくこともあるのですが、よほど目を引くらしく
「あれはなーに?」
と、いつも訊かれます。
その度に「せんそうはんたーい、ってポスターなんだよ」って答えてましたが。

単純に、自分の肉親が殺されるかもしれないというのはもちろんだけど、人を平気で殺せるようになるということでもあるわけですよね、戦争って。
それを、ただ単純に、素直に「いやだ」と思えたり、「それは違う」と思えたりすること。
それを、子どもに教えること。
それって、間違ってるんですかね。

ついでなので。
ここ2〜3カ月ほどで、ワタシを巡る状況は大きく変わっています。
流石に、こちらに「ねえねえ、ワタシ実はね」って書くのをためらわれる事柄も多くなりました。
それでも、ワタシ自体の本質は変わってない‥‥と思うんだけどなぁ。

さ、これの次に来るのは「えっちなこと」にまつわる質問ですかね(爆)。
逃げずに「愛と生命の大切さを説く!」という方針で行きたいとは思っていますが。
できるのかなぁ‥‥



★ついでなので、テレビもう一題★
小学校3〜4年向け‥‥になるんでしょうか、の「道徳」の番組、「さわやか3組」。
道徳も実は実写版になってしまうと、かなりドラマっぽい‥‥というか、感情移入しすぎてつらくなることがある( ̄ .  ̄)ノ"のであまり見てないのですが、これは時々チェックしてます‥‥というのも

今年の「3組」の舞台は千葉県銚子市

‥‥ワタシは結婚前、千葉に住んでましたが、実はワタシの住んでいたところは比較的東京寄りだったこともあって、銚子っていうと「日帰り旅行圏」といった感じで、そんなに近くではありません。ま、これが房総半島の先の方(館山とか‥‥)になるともう「できれば1泊」なんですけどね(^ ^;)ゞ。
でも、銚子ってところには、何度か行ってます。まめだぁを連れて、クリスマスに魚定食を食べに行ったことまであります(爆)。って、なんでクリスマスに‥‥(−−;)
そんなわけで、この番組を見てると

なっなつかしいー

というものを時々見ることができるのでした‥‥銚子電鉄の「手描き中吊りポスター」とか。
この日の放送内容は、その「銚子電鉄」。まず、主人公の「あきらくん」たちがこの電車で通学している! というところがすごいと思ってしまったんですが(だって公立の小学校! 千葉って広い‥‥)、この電車に対して「のろでん(のろい電車、ってことですね)つかえねー」と言ったあきらくんたちが、もと学校の先生だったおじいさんに一喝されたことがきっかけで銚子電鉄のことについていろいろ調べることになる‥‥という内容でした。
戸川、というところがこの銚子電鉄の終点になるのですが、その付近の風景(まさに海の近く!)も堪能できて、よかったです。

千葉ってところは、ホントにいろいろな表情をもっているなぁ、と思います。
まだ千葉県民だったころ、「千葉駅を境に、東と西ではがらっと表情が変わる」と常々思っていたのですが、幕張のあたりみたいにすっごく無機質な風景のところもあれば、電車も日に何本、なんて感じのまだまだ自然がたくさん残っているところも多い。ないのは標高の高いところくらいかもしれない(笑)。
ま、福島だって海沿いと会津の方では天候まで大きく違うんですけれど(笑)。生活しにくいところもあるのかもしれないけれど、「起伏に富む」というのは悪いコトばかりではないと思います。ヒトもそうして育まれていくんでしょう。

銚子、また行ってみたいなぁ‥‥


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