まめごはんつうしん
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‥‥まだ四十九日が明けるまで二十日以上あるというのに、その日のワタシはひどく疲れていたんだと思います。 保育園にまめ子をおいてくるついでに、自分の手荷物まで置いてきてしまいました。 気がついたのは、ウチに入るにあたって、カギがないことに気がついたとき。 バッグごと置いてくるなんて、そうとうです。
まめ子をお迎えに行ったときに、このところの保育園でのまめ子の様子について、園長先生からお話を伺う機会がありました。 シュートメさんのことがある前は、お友達と遊んでいたまめ子が、このところは保母さんに遊んでもらいたがるようになったこと。 シュートメさんが「しゃしんになっちゃったんだよー」ってひたすら言っていたり、みんなが草を摘んでおままごとをしているときに、まめ子ひとりだけが別の場所でやはり草を摘みながら、「おばあちゃんにおそばつくってあげて、これからびょういんにいくのー」とか言っていたこと。 そうそう、前日に会ってきた家政婦さんの話も、しきりにしていたそうです。
‥‥‥‥‥‥
なさけないけど、泣きました。もう人目もはばからず。 ひとの生き死にって言うのは、もう仕方ない部分も多々あるんだけど、それにしてもまめ子の背負ってしまった感情は、こちらが思っている以上に重くて、痛いものだった。 ましてや、家政婦さんまでいなくなったってコトは、これまたどうしようもないんだけど‥‥まめ子の気持ちの中で、整理がつかない部分がたくさんあるはず。
「まめ子ちゃんは、優しいんだと思いますよ。お母さんと一緒で」
‥‥そんなこと、ない。ワタシは優しくない。 考えてみたら、シュートメさんが亡くなったことで泣いたのは、これがはじめてだった。 だけど、まめ子は‥‥ まめ子が、それを乗り越えていくのを、待つしかないんだろうか‥‥
うん、多分、相当疲れてたんだと思います。 荷物、全部保育園に置き忘れたくらいだから。
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