まめごはんつうしん
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2002年05月30日(木) まめ子のかなしみ

‥‥まだ四十九日が明けるまで二十日以上あるというのに、その日のワタシはひどく疲れていたんだと思います。
保育園にまめ子をおいてくるついでに、自分の手荷物まで置いてきてしまいました。
気がついたのは、ウチに入るにあたって、カギがないことに気がついたとき。
バッグごと置いてくるなんて、そうとうです。

まめ子をお迎えに行ったときに、このところの保育園でのまめ子の様子について、園長先生からお話を伺う機会がありました。
シュートメさんのことがある前は、お友達と遊んでいたまめ子が、このところは保母さんに遊んでもらいたがるようになったこと。
シュートメさんが「しゃしんになっちゃったんだよー」ってひたすら言っていたり、みんなが草を摘んでおままごとをしているときに、まめ子ひとりだけが別の場所でやはり草を摘みながら、「おばあちゃんにおそばつくってあげて、これからびょういんにいくのー」とか言っていたこと。
そうそう、前日に会ってきた家政婦さんの話も、しきりにしていたそうです。

‥‥‥‥‥‥

なさけないけど、泣きました。もう人目もはばからず。
ひとの生き死にって言うのは、もう仕方ない部分も多々あるんだけど、それにしてもまめ子の背負ってしまった感情は、こちらが思っている以上に重くて、痛いものだった。
ましてや、家政婦さんまでいなくなったってコトは、これまたどうしようもないんだけど‥‥まめ子の気持ちの中で、整理がつかない部分がたくさんあるはず。

「まめ子ちゃんは、優しいんだと思いますよ。お母さんと一緒で」

‥‥そんなこと、ない。ワタシは優しくない。
考えてみたら、シュートメさんが亡くなったことで泣いたのは、これがはじめてだった。
だけど、まめ子は‥‥
まめ子が、それを乗り越えていくのを、待つしかないんだろうか‥‥

うん、多分、相当疲れてたんだと思います。
荷物、全部保育園に置き忘れたくらいだから。


まめもも |MAILHomePage