※日記は別のとこに移動しました。
2003年06月22日(日)  ミミック再び。

いつぞやの日記で映画「ミミック」にまつわる恐怖を語ったこ
とがある。
あの時も我が家の猫のお陰でとんでもない恐怖を味わうことに
なったのだが、先ほどそれとは比べ物にならない程の恐怖を味
わったのでメモしておくことにする。


***

といきたいところなんですが、この日記の原文を添付してメル
された素晴らしく幸運な....もとい不運な方の検閲によりせめて隠
せという令状が届いたので、隠しま〜す。
てか時既に遅し、だと思うけど(^^;

という訳で心臓の弱い方はご注意をば!
覚悟は良いですか?

***


事の起こりは深夜3時半頃だろうか。
X-FILESのビデオを観終りそろそろ寝ようかと思いつつ空気の
入れ替えでもしようかと窓を開けた時。

何か飛んでる生き物が入ってきた( ̄□ ̄;)!!

そしてそれはワタシの右頬を掠め、部屋へ侵入。
最初何が入ってきたのか分からず驚いていたワタシだが、着陸
した生物をよく見てみると....ななななななんと!

ゴキ●リ(しかもオス)ではないかッ( ̄□ ̄;)!!

あまりのことに、ワタシは近所じゅうに響き渡るであろう悲鳴
をとどめるのが精一杯だった....
そして奴はのうのうとワタシの机の影に身を潜めやがった。

眠い、でもそれ以上に怖いというか奴がウロつく部屋などでは
眠れまい。
奴を葬り去らない限り、ワタシに安眠は訪れないのだ。


そして、戦いの幕が上がる。


まずは奴を倒す為の得物が必要だ。
奴の動向から目を離すのは気が引けたが、それ以上に素手で奴
に戦いを挑めないだろうことは重々承知していたので、1階へ行
き、武器を調達せねばなるまい。
そこでワタシが手にとったのは『泡で固めるスプレー』。
慣れないと扱いにくい得物だが、幸いワタシはかなりの命中率
を誇っているため問題は無い。
よし、これで戦闘準備は整った。

まずは奴が先ほど潜んでいた机の影を覗いてみる。
やはりいない。たかが虫、されど虫だ。
なんといっても相手は我々人類より遥か昔からこの地上に生息
しているのだから。
ひょっとしたら我々の思考を読むのなど造作も無いことなのか
もしれない。対峙した敵により行動を変えているのだとしたら....

そういえば。
壁にいる奴らは何故か、攻撃した者の方に飛んでくる。
そうすれば我々が怯むと分かっているかの如く。
実際のところ、飛ぶなんてリスクを冒すよりは壁を這って逃げ
るほうが安全かつ速いのではないかと思う。
だが、スプレーを持つ敵が相手の場合、大抵が奴らをあえて距
離をとって対峙する。
理由は勿論、奴らを恐れているからだ(恐れはしないまでも飛ん
できたらビビる程度はするだろう)。
その場合、敵に向かって飛んでいくという行動はかなり理にか
なっていると考えざるを得ない。
安全な距離を保っていると思っていた敵が突如間合いを詰めて
目の前に来るのだから、我々は当然パニック状態に陥り、冷静
に奴らを倒すことなど出来ない。
だが、彼らを恐れない敵の場合は状況が一変する。
敵に向かって飛んでいこうものならその場で叩き落され、死が
待っているからだ。
この場合、敵の方も距離をおかず積極的に近づいてくるため、
少しでも距離を稼ぐべくそのまま壁を這って逃げるほか選択肢
が無いのだ。
こう考えてみると、奴らは意外と賢いのかもしれない。


....なんてゴキ●リの考察はさておき。
消えた奴を野放しにして寝られる筈も無く、部屋中をひっくり
返して姿を探した。
約1時間後、先ほどと同じ机の影から奴が出現した。
慎重に得物を構え、攻撃するチャンスを伺うワタシの心理状態
を読んだのか、奴がこちらへ向かってカサカサと這ってきた!
................逃げるしかないっしょ(駄目駄目
ワタシは「ヒィッ!」と叫びをこらえつつ奴を避けることしか
出来なかった。
強張る体に鞭打ち、なんとか避けたつもりだったのだが......Jesus!

ワワワタシの足の上を通過ーーーーー(T▽T;)!!

実に恐るべき心理攻撃である。
腰を抜かして座り込むワタシを尻目に奴はまた姿を消した、今
度は本棚の影に。

あまりのことに意識を失いかけつつ、奴を葬り去るという自ら
の使命を果たす、それだけを思いワタシは気を取り直した。
今度は先ほどよりも更に慎重に、奴の潜む場所を探す。
だがなかなか見つからない。
とそのとき。

ワタシの手のすぐ横から奴がァ〜〜ッ( ̄□ ̄;)!!

......................めちゃ焦った。
声も出ず再度腰を抜かしたワタシを尻目に、奴は今使わない衣
類箱を入れたクローゼットに入っていった。

その瞬間、ワタシは勝利を確信した。
あそこには隠れるべき場所が殆ど無いうえ、見晴らしも良い。
これで安眠は確保された。

不適な笑みを浮かべ慎重にクローゼットを開けたワタシの視界
に奴はいなかった。
だが居場所は分かっている。
収納箱のフタをたてかけてあるその影、そこしか隠れる場所は
ない。背中を汗が伝う。
注意深くフタを持ち上げると果たして奴はそこにいた。
そしてワタシは奴を倒すべくスプレーを噴射した訳だが、先ほ
どまでの動揺ぶりが影響しているのか、少しばかり照準がズレ
てしまい、奴に直撃するには至らなかった。
が、今回を逃したら永遠に奴を仕留められないと悟ったワタシ
は自分に向かって直進してくる奴に攻撃を続けた。
永遠にも思える数秒の後、奴の体は白い泡に包まれた。
念のため泡の塊の隙間から殺虫剤を噴射し、確実に息の根を止
める。後はこの忌まわしい泡を片付けるだけだ。

ワタシはやり遂げたのだ。
奴を葬り去り、ワタシの部屋には静寂が戻って来た。
かくして2時間以上にわたる壮絶な戦いは幕を閉じたのだった。

その後、風呂場で半泣きのワタシが一生懸命足を洗っていたの
は言うまでもない....洗いすぎてヒリヒリする....
あ〜怖かった。でもこれで安心して寝れるわ〜


................ならサッサと寝ろよと思ったそこのアナタ!
ワタシもそう思いますさ!
でもあまりに衝撃的な出来事に、寝ることが出来ないのさ。
もういないのは分かってるのに視界の隅に奴がチラつく幻覚が
見えるし、ちょっとした音でもビクッとしちゃうし。
どうしても寝られないので、こんな状況に陥ってます。
てかゴ●ブリが窓、しかも2階の窓から飛んで入ってくるって普
通あり得ないと思うんだけど。
いやはやほんっと怖かったわ〜


皆様もお気をつけて。


そして今日は特に何事もなく一日が過ぎていった。
というかアレ以上に衝撃的な事件など起こる筈がなかろうて。
ま、そんな感じで最初を除けば平和な一日でした。

てか結局チャーリーズエンジェル(地上波)見ちゃったけど、や
っぱ微妙〜
洋画はなるたけそのままで観たいなぁと思いマシタ。
出来れば字幕も無しで観れるようになりたいっす。
そんな理由で駅前留学とか駄目でしょうか?(笑