いきなり尾篭な話で申し訳ないが、江戸時代の春画は、局部を以上に大きく描いて強調していたという。これは、今日の漫画で、眼が顔の半分ぐらいの大きさに描かれ、八頭身の人間が闊歩している状態に、すこし似ている。春画の場合、注目されるのは局部であるが、漫画の場合は、注目されて拡大されているポイントこそが、美の基準なのだろう。眼の大きさ、顔の小ささ、左右の対象性、やたらロリだったり、アメコミになると、ナイスバディか、筋肉隆々、といったところか。