2001年11月29日(木)



【□ 穴 □】


数え切れない無数の穴
それはナイフを突き付けられた時の
いまだ生々しい 瑕

抉られた穴は
痛々しそうに
血を垂れ流して

ナイフを突き付けたのは
貴方
けれど
そう願ったのは アタシ


数えたくない無数の穴
それはいまだ消えぬ貴方への愛の証し
そして残酷な 誓い

削られた穴は
何かを求めて
収縮を繰り返してる

この路を望んだのは
アタシ
けれど
行こうと微笑んだのは 貴方


そうして
雑踏の中に残ったのは アタシ
波の彼方に消えたのは 貴方


いまだ疼く穴からは まだ血が流れ続けてる






 


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