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| 2013年01月12日(土) |
「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜」@シアターBRAVA! |
昨日観てきました。
同じ脚本をケラリーノ・サンドロヴィッチと蜷川幸雄がそれぞれ演出するという舞台。 同じ会場・同じ脚本でそれ以外はそれぞれの演出家次第。 今回観たのはケラバージョンです。ケラ作品は初かな。多分。
まず今回の舞台、長い!(笑) 休憩(10分×2)含めて上演時間4時間10分。 ちなみに私は帰りの電車でこれ逃したら次の電車20分後!だったので 久々に乗り換えダッシュで帰って23時半過ぎでした…。
さて。肝心の舞台ですが。 4時間という長さをあんまり感じない作品でしたよ。特に2幕3幕と。 映像の使い方が面白くて見応えあった。プロジェクションマッピング的な感じ? セットも私好みだったなぁ。木漏れ日の具合とかもきれいだったし。
内容としては・・・私が普段好んで見るタイプの作品とは違うね。 なんだろ、肌が粟立つような不快感みたいなものもあるんだよねぇ。 単純な嫌悪感ではなくて。切なさもあったし。可笑しさもあったし。 でも心にざっくり傷がつくようなものはなかったなぁという感じ。 役者陣はそれぞれ当然のように上手い人が揃ってるから見応えはあるんだけど。 群像劇という性格もあって突出した誰かに引き込まれることがないし。 うーん。それぞれの背景は面白そうだったからそこは想像力なのか。 白黒や善悪といったはっきりとした境界がないというのもテーマだろうし。 気軽に観に行けるタイプのものではないよなぁと思ったですよ。
観終わった後には蜷川バージョン観たくなったわ。 両方観たらもう少し理解が深まる気がするし。 まだ一応チケットはあるんだよね・・・。土日の昼公演ならいけるかな・・・。
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