ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2010年02月09日(火) ガラガラと音を立てて崩れました

さて。
ナナから電話かかってきちゃいまして。
どうしよう、出るべき?出なくてもいいのかな!と一瞬葛藤したものの、まあ普通出ますよね。
ワタシも、すごく常識的な人間らしいので、電話に出ました。

「もしもし?」 ちょっとびびりつつなワタシが自分でふがいない。
「もしもし。 ごめんね、昨日、メール気づかなくて」 とナナ。
「いやいやいや」

さっきまでの鼻息の荒さはどこにいきましたかじょりぃ?

「メールって、あんまチェックしないんだよあたし」とナナ。
「ふーんそうなんだー」 ウソつけぇー(゚д゚)、ペ
「なんかあったんじゃないの?」
「なんもないよ。話したかったことはメールに書いたし」
「・・・でもホントに言いたいことまだ言ってないでしょ」
「( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \なんだそれ」

変な間。


「きょんさんのお父さん、亡くなったんだね」 とナナ。
「あー、うん」

少しその話をしまして。
ついでにほかの話もぽつぽつ話しまして。
おもにナナが忙しいという話を。
年末年始も仕事だったんだー、とか。そんなことを。

「で、じょりぃは、ホントは何が話したかったの?」とナナ。
「ホントはって、 何さそれ」
「だって、もいっこあったんでしょ、話」
「あ、そうか。そうだっけ」
「何?」
「んー。 なんか、あなたと全然話できないよなーとか思って。会えないしさ」
「ああ、そうだよね。実はあたしも気にしていたのだ」
「何を?」
「あたしの都合だけで電話したりメールしたり頼み事したりしてるよなと」

わかってたのかおまえ(°▽°)

「( ゚∀゚)アハハハ  自覚していたのか」
「してるよ。 悪いなーとは思ってるんだよいつだって」
「ふうん。 でもさ、別にいいんだよ、頼み事されたりするのはさ」
「そーなの?」
「忙しいのもよくわかってるし。 しかたないかなとか、思ってるし」
「でもなんか不満なんでしょ」
「不満てゆーかさ、
 ワタシから会いたいって言ったり、なんかしらの連絡取ろうとするとさ、あなた、めんどくせーとか、絶対思ってるでしょ?」
「あはははははははは」
「思うなよめんどくせーとかー。それヤなんだよすごくー!」
「会いたがられたり会ったりするのがめんどくさいわけじゃないよ」
「それはわかってる。あーどうしよ時間ないししょんぼりさせたくないしそーゆーこと考えるのがめんどくせー、ってめんどくささでしょ」
「そうなんだよーーー(笑)」

笑い事かよ!(笑) ってワタシも笑ってるけどさ!

「あのさー、会いたいとか言うとあなたにめんどくさがられるんだろうなって思うと、実はワタシもめんどくせーのよ既に」
「あははははははは」
「なんかもう、マジでめんどくさくなっちゃうんだよ、いろいろと。誘うのもメールするのもめんどくせー」
「うん。わかるけどね、そういうめんどくささ。
 でもだったら無理に誘ったりしなきゃいいじゃん」
「でもさ、これでワタシまでそうやってめんどくさくなっちゃったらさ、まずいじゃん」
「なにが?」
「ワタシがめんどくさくなってあなたに声かけなくなっちゃったらさー、
 ワタシとあなたの関係、終わっちゃうじゃんか」


危機感を持っていることをですね。ちゃんと伝えないと!って思って、思い切って言ってみましたよワタシは!


「あははははははははは」 危機感のある話で笑うなナナ。
「なんで笑うんだよ!」
「終わっちゃうの?(笑)」
「終わっちゃうでしょ」
「終わらないでしょ? ていうかさーーー」
「うん」

「もっとさー、心と心のつながりってもんを信じらんないかなー」


(・_・)え


もしかして、それが、ワタシとナナのあいだにあるはずの「なんか」ってこと? なのかな・・・


「い、いつもは信じてるけどさ」とワタシ。
「うん」
「でもなんか、わかんないよそんなの。よくわかんない」
「何がわかんないのだ?」
「だって、そりゃあなたは信じられると思うよ。ワタシはちょこちょこ気持ちを伝えてるし。いつだってやさしいし
「(笑)まあね」
「ワタシ、あなたからもらえる反応って、『めんどくせー』とか『困ったなー』めいたもんばっかよ?」
「あはははははははは」
「実際あなた、そんな忙しくてさー、ワタシのことなんて考える余裕ないじゃん?
 だから考えなくていいよっても思ってるよ。なんか大変そうだし、ワタシのことで負担かけたくないし。
 でもそれとは別腹っつーか別次元でさ、実際考えてないってわかってれば、何を信じろっつーのさ、とかさ、思うじゃん」
「考えてるってば」
「は?」
「いつも思い出してるよ。じょりぃのこと、毎日思ってるよ」
「ほ、ホント?(*・.・*)」
「あははははははははは」
「なんでそこで笑うんだよ!ヽ(`Д´)ノ」
「ホントだ、あたしさっきから笑ってる」
「は?」

何を言ってるのだこの人・・・クルッタ?(°▽°)

「しばらく笑ってなかったんだよあたし。 今日も一日ずっと暗くてさ」
「・・・そなの・・・?」
「あーよかった。笑えるんだあたし」
「ワタシがバカなおかげだよそれ。よかったね」
「うん、よかった、じょりぃがバカで」
「・・・てか、マジで笑ってないの?」
「マジで笑ってないの。特に家では。毎日ホントにつらいの。やりたくて始めたことなんだから、こんなこと言いたくないけど」

(´・ω・`)・・・ワタシどころじゃなかったんだなホントに・・・。
あやうくマジで、ふとんかぶって泣かせてしまうところだったかも・・・。

まあとにかくですね。
「毎日思ってるよ」って言ってもらえたことで、ワタシの「あーもーやめよっかなプロジェクト」は、ガラガラと派手に音を立てて崩れました。
え?誰がそんなしょーもないこと言ってたの?くらいのこんな顔(*´∀`*)で、崩れた。 
自分でも呆れるほどの、見事な崩れっぷり。
ワタシよりも、これ読んでくださってるみなさまのほうがさらに呆れ返っていらっさるとは思うんですが!


「だいたいさー、こんな話しなくても、ちゃんとわかってろよそれくらいーと思うけどねあたしとしては」とナナ。
「よくわからないんだよ。 それにだって、他のワタシの友だちってさー、もっとワタシをちやほやしてくれるけどー?」
「あはははははははなにそれ、すげー笑えるんだけどーー」
「や、ちやほやは言い過ぎだけどさ。 あなた、そっけなさすぎるっつーかさー」
「ちやほやしてやってるじゃんこんなにー(笑)」
「どこがだよー」
「今日だってさー、なんかメールがいまいち暗いかな?って思って、それくらいのことで、あたし電話してるんだよ?」
「ふむ」
「しかもそのメールがなんとなくめんどくさそうな空気をまとっているというのにさ(笑)」
「そ、そうだった?(・_・)」
「それを承知で、しつこく電話してあげちゃってるというちやほや具合じゃん」
「そ、そうか(*´∀`*)そういえばそうだ」 <単純

って丸く収まっちゃっていいのかな?
なんかワタシ、もっと言いたいことなかったかな。もっとぶりぶり怒ってなかった?
この際だから、やっとやっとこういう話ができてるんだから、言いたいことみんな言っておかないともったいないし!

「てか、めんどくさそうな空気とか言うなよー」
「だって『なんかわかってよー』みたいな空気醸すじゃん、じょりぃ」
「それ、無意識だから。わざとじゃないから。
 だいたいさー、もうここしばらく、会えるのって、3ヶ月とか4ヶ月に一度よ? そりゃそんな空気もカモっちゃうって。
 てか、このスパンて遠距離恋愛かよ?」 

どさくさにまぎれて恋愛関係になってみました。

「あははははは確かにね。すごいスパンだけどさー。
 でもだってしょうがないじゃん。こういう時期なんだから。一緒にガマンしてよ」
「うん。しょうがないって思ってるよ。わかってるよ。
 でもさ、会わなきゃ絶対さー、あなた、ワタシのことなんて覚えてなくなるじゃんとか思うとさー」
「だーーかーーらーーーー(笑) さっきも言ったけどー、
 片時も忘れてないから、じょりぃのことは


(*・_・*)マジ?


「あ、片時も忘れてないってのは言い過ぎだったかも ァ'`,、('∀`)」 とナナ。訂正。
「訂正入れるなよそこで(`Д´*)」
「でも実際、片時も忘れなかったら、あたし他のことできなくなっちゃうじゃん(笑)」
「そりゃそうだ(・∀・)アハハ」
「ホントに毎日思い出してるから。どうしてるかなとか、元気かなとか。
 あー・・・余裕がまるでなくて思い出さない日もたまにはあるかもしれないけどー。基本的に毎日思ってるよ?
 だからさー、関係がなくなっちゃうとか、アホなこと言うなっつーの」
「う、うん(*´∀`*)」 アホと言われてうれしいじょりぃ。


「あとねー、メール、自分だけ返してもらってないとか、思ってませんか?あなた」とナナ。
「・・・思ってる」

このたびのワタシの心の大騒ぎをご存知なんですかあなた。
それともやっぱりワタシが、ものすごくわかりやすい何かをカモカモしていたのだろうか。

「あたし、ホントにメールって見ないんだよ。誰にでもまんべんなく、メールを返してませんからあたし」 変な日本語をいばって言うな。
「だってさー、あなた、ワタシと一緒にいるときって、携帯よくいじってるじゃん」
「あたし? ホント? それはごめんなさい。てかマジ?」
「うん。 でも、携帯いじられるのがイヤだって話じゃないんだよ。それはワタシもやっちゃうし。
 そうじゃなくて、あんだけ携帯見てるのに、気づかないとかマジかよそれ、とか思う」
「マジだよそれ」
「マジなのか(笑)」
「そもそも、病院で働いてるときは携帯は持ってないしさ。
 学校でも授業中は携帯切ってるし。学校から出ても携帯見ないこと多いし。
 夜寝るときにアラームかけるときにやっと見る、とかな日は多いよ。
 そのとき携帯見ても気づかないとか、確認しないとかさ。目が拒否するとか。
 末子のバスケのお母さん仲間からの連絡とか、見たくないんだもん」
「ふうん」
「お昼に学校の友だちとランチしてるときなんかは、携帯チェックするけどね。そういうときは早く返事してるはず」
「そうか。店で食事ーとかなときは、携帯チャンスなわけか。だからワタシといるときも携帯いじってるのかな」
「そういうことかもね」

ナゾが解けた(・∀・)すっきり

「ふうん。 でもじゃあ、連絡とりたきゃメールすればいいじゃんとか言ってたけどさ、あなた」
「うん、メール、無意味だね(笑)」 あっさり認めるなよと。
「じゃあやっぱ連絡取れないのか( ´_ゝ`)-3 もっと気楽にくだらない話をしたいよな」
「電話がいちばんいいかも。携帯に電話してよ」
「わかった」
「と言って、またあたしが電話に出ないかもだけど。マジで気づかないんだよね(笑)」
「そうか」
「とにかく、あたしからの応答がないからって、いじけないようにお願いします」
「わかったよう」


ナナが明日から一週間ぶっ続けで試験だということを知ったのが、このあたり。
この日は試験勉強よりもワタシを優先してくれたらしいという、ものすごい 逃避っぷり 優しさを見せてくれたナナでございました。


いじけて、拗ねて、悪かったよ(´・ω・`) 試験初日、どうなったのだろう・・・

と反省する反面、やっぱお互い言わなきゃ伝わらないこともあると思うよナナー。
それにさー、伝えようにも、今ってその手段がなさすぎます(´д`)


なさすぎなんですが。


それでも今回、ナナがワタシのぐずぐずにつきあってくれたおかげで、またあと3ヶ月くらいは
「心と心のつながりってもん」を信じられるよーな気がしております。



と、久かたぶりに、ナナとのことでしみじみほっこりとしあわせ感を噛みしめておりましたら。
翌日ナナから電話が来まして。

「明日の午後2時頃って、予定あけられそう? てか、あけてもらえるとうれしいんですが・・・」と。

さっそくデエトかよヲイ(*´∀`*)

「あけられるよ」
「2時の前後1時間くらいも時間がほしいところなんですが・・・ダメでしょうか」

このあらたまり具合。この敬語具合。

「なんとかするから、とりあえず用件をハッキリ聞かせてほしい」

「明日の2時から、末子の授業参観なんだけど、あたし試験休めないんだよーー。
 末子はじょりぃちゃんに来てほしいって(・∀・)」


こりゃまたずいぶん急だなおい!( ´;゜;ё;゜;)
もしかして、前の晩のつきあいの良い電話も、計画的じゃなかろうなおまえ!


とか心の中で思ってもいない悪態つきつつ、「はいよろこんでー!」と居酒屋並に元気にお返事させていただきまして。

おかげさまで、念願の末子ちゃんとの時間をいただきました( ^ ∀ ^ )
しあわせでございました。







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