ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2009年02月14日(土) 大事な話

さて、「行けるんだろうか?」と懸念していたナナとの映画デートですが。
11日の夜に「13日の金曜日ならいいよ」とナナからメールが来ました。
さらに、

11:00から? じゃあ10:50には着けるようにしますね。

という、「10分前到着を目指すなんて、あんた誰?」的なお言葉まで。

そしてデート当日。
今日はナナ、学校に遅刻しなきゃならないくらいなので、ろくに話す時間ないだろうけど、プーちゃんの耳の様子だけは絶対聞くぞ!と、忘れっぽい自分に言い聞かせながら家を出まして。
10:51にシネコンに到着。

もちろん、ナナは


来てませんでした( ^ ∀ ^ )


チケット買っちゃっていい?と聞こうと思い、バッグからケータイを出s

ケータイ忘れた!Σ (゚Д゚;)

出かける前に充電したのが間違いでした。
うわわわわ。
ケータイ依存症のワタシとしては、こうなると途端に不安になります。
そしてケータイ依存症のくせに年中ケータイを忘れる、禁断症状を愛するMっ気満々じょりぃ。

そわそわそわそわそわそわ。

11時3分前。
もういいや。来なくてムダになっても、チケット買っておこうっと。
今日は半ば無理矢理誘っちゃったようなもんですから、映画代、ナナに出させたくなかったんですよねワタシ。
そのためにはナナが来る前に買ってしまうのが手っ取り早いです。
と、並び始めたら、ナナ様登場。

ナナ「ごめん遅くなった」
じょ「ワタシケータイ忘れちゃってさ」
ナナ「11時からだよね?」
じょ「チケット買っちゃっていい?」
ナナ「コーヒー飲む?普通のでいい?」

お互い、相手の話に答える気がまったくありません。 我ながら驚いたよこの会話。


で、『レボリューショナリー・ロード』を上映している館内に入りまして。
平日午前中の回だったせいか、場内はがら〜〜〜〜んと。
貸切かよ!ウハウハだな!と、ナナ相手にウハウハしたことなんてできっこないのに一瞬心が躍ったものの、離れたところにひとり客が座ってました。ちっ。

もう予告が始まっていたのですが、自分たちより後ろに人がいないのを良いことに、ナナはケータイで誰かにメールしております。
ワタシに背を向けるような姿勢でケータイいじっていたので、ワタシは遠慮なくナナの斜め後ろ姿を眺めることができます。

あーーー。
背中。 
あーーー。
肩。

だ、だ、抱きつきてぇーーーー(´д`*)

と、純情可憐なはずのじょりぃが、ヨコシマな心いっぱい、いやらしさ爆発な目でナナを見ておりましたら、ナナがこちらを急に振り向きまして、ちょっとだけ驚いた顔した後に

「あ、ごめんね」とワタシに謝りまして。

な、なにが?(゚Д゚;)


ワタシがあまりにもガン見していたので、「てめぇ何やってんだよ」と思われたと思ったようです、ナナ。
後ろ姿だったので、ワタシもワタシで油断して思いっきり、しかも真剣な目でっていうかギラギラした目で見ていたと思います。
結局ナナとしては「予告始まってるのにケータイいじってごめん」という意味だったようなのですが、最初それがわからずに、ワタシったらエロ見していた罪悪感があったものですから

「あ、いや。それはワタシの方で・・・」

何言ってんだじょりぃ。

まさかナナも自分の後ろ姿をエロ見されていたとは思わないでしょうから、これではおそらくワタシがケータイのメールを盗み見ていたと思うことでしょう。

「や、あの、ケータイは見てない」 さらにわけがわからないことを訴えるじょりぃ。
「????」 <ワケわかんねー という顔をするナナ。当然です。

でまあ、そのうち映画が始まりましてね。

ああ、映画って。 映画って。  映画って。


ナナの顔が見れねぇーーーーーー!!!!ヽ(`Д´)ノ <なら映画に誘うなよと


仕方がないので、姿勢を変えるフリをして、ナナの顔をちらちらと見ます。
何度も見たいので何度も姿勢を変えます。
ものすごく落ち着きがありません。
たまにナナと、こしょこしょと映画について話します。
ナナとの映画って、これが楽しみなようなもんですから。
映画館で話すときは、どうしても顔カラダを近づけねばならないので、ホントしあわせ(*´∀`*)

しあわせ(*´∀`*)

はいいんだけど。
この映画館、人が少ないせいか、とても寒い・・・。
ワタシ、カッコつけて薄着してきちゃいましたし。
(12月にM某さんカポーとお会いしたとき、ワタシがあまりにも厚着で笑われたのがトラウマになっています)(ウソですけど)(ちょっとホント)

ナナは寒がりなので、ワタシが寒ければ当然ナナも寒いだろうと思い、

「寒いね」

と話しかけましたら「そお?」と。
しまった。この人厚着してるんだった。

なんか(´・ω・`)コドク と思いながら寒がっておりましたら、


「これ、一緒に掛ける?」

と、ナナが自分の膝に掛けていたダウンコートを、ワタシの膝にも掛けてくれようとしましてね!
やさしいなキミ!
てか、なんという、体を寄せ合うチャンス! 
寒くてよかったねじょりぃ!
もう、心は小躍り体は盆踊りですよ!

なのにワタシの口から出た言葉は

「あ、けっこうです。大丈夫」 (なぜか眉間にしわまで寄せて)


orz   いつものことながら、いったいどうしてこういうことに・・・・・゜・(ノД`)・゜・。

しかも、寒い。
ワタシはアホか。


とまあ、そんなこんなで映画が終わりまして。
たいてい、エンドロールの最後まで見るんですが、この日はナナ、学校に既に遅刻しておりますから、とっとと席を立ちまして。


館内を出口に向かって歩きながら、ナナが言いました。

「あたし、ケイト・ウィンスレットの役の人がキライなんだけど」と。
「そうなの? ワタシはディカプリオの方がイヤだったな」
「どうして? あの人はちゃんと現実を見ていたじゃん」
「ケイトの閉塞感への理解が足りないよ」

などなど、意見がふたつに分かれたまま会話をいたしまして。

ナナとはこの手のことで意見の不一致を見ることはよくあることなんですが。
ナナ、割と議論は好きなんですが、基本的に「自分が正しい」という押しつけはしてこないんです。
自分の言いたいことは言いますが、それはあくまで「あたしが思ったこと」であって、人の意見に覆い被せてゴリ押しするようなことはないのであります。
そのせいなのか、ワタシもナナと議論するときはお互いに「それはわかるけど、でもさー」的に、穏やかに言いたいことを言え合えるので、言葉にねじ伏せられるようなイヤな気分になることなく、議論自体が楽しいので、意見の不一致は別に気になりません。
(ついついクセで、ワタシがねじ伏せようとするときはあるみたいです)(注意されます)(当然です)

でまあ、今日もそんな感じで笑顔で「だってさー」「それはわかるけどでもさー」なんてやりながら、出口までてくてくと歩いていたわけですが。

いよいよ映画館の出口であるところのタッチ式の自動ドアの前まで来ましてね。
ナナは忙しいので、そのまま外に出るだろうと思いましたら、出口のところで立ち止まって、さらに何か言い募りまして。(内容忘れた)
ワタシも「でもそれはさ、」とまたちょっと自分の意見を言いまして。

そうしましたら、ナナ、

「待って待って。あなたの言ってることは確かに一理あるよ? でもちょっと考えてみて。あたしの言ってるのはさ」

とか言いながら、


わざわざ


ワタシの


腕を


つかんだんですよ!



しかもこのときのナナの笑顔ったら。
なんという(ナナ贔屓のワタシだけが感じる)愛らしさ!


なんだよ腕つかまれたくらいで(´д`)-3ヤレヤレ って、みなさまはお思いになるかもしれませんけどね!
必要もないシチュエーションで、滅多にないスキンシップをされ、ワタシの腕をつかんだまま笑顔で一生懸命自分の考えを話しているナナに、ワタシが舞い上がらないはずがありませんですよ。
しかもなんかホントに「わざわざ感」があったんですよ!<妄想だろ、とか言われてもいいもん(´Д⊂)

なもんで

ぽーっとしちゃってナナが何を話しているかさっぱりアタマに入ってこないまま、こんな顔(*´∀`*)して「うんうん。それはそうだよね。そのとおりだよ」とか返事しちゃいましたですよ。
ごめんナナ、話聞いてなくて。
意識はキミがつかんでいた腕一点に集中してしまっていたよ。 もっと強くつかんで(´д`*)ハァハァ


外へ続く階段を降り、駐車場に出て、足早にナナの車に到着。

「ホントに映画だけでゴメン」とナナ。
「いや、無理させちゃって。どうもありがとう」
「こちらこそ。 じゃあまたね」
「うん。時間できたら連絡ちょうだい」
「わかった」


ぶぶーーーーー と走り去るナナ。


ワタシも自分の車に乗りまして。
はふーーーとひといきつきまして。
ああ、なんか、ナナ恋しいな・・・。
なんか話し足りないな・・・。
映画についてももっとゆっくり話し合いたかったし、次女ちゃんの受験のことも聞きたかったし、3月の温泉の話もしたかったし・・・。

はて。

もっと大事な話があったような気g


あ! Σ(°Д°;)


プーちゃんの話するの忘れた!!!・゜・(ノД`)・゜・。


明日あたり、メールしてみよう。
ごめんよー、プーちゃん(´Д⊂)
キミのママが、ワタシの腕をつかんだばっかりにーー。<いつでも人のせい



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