ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年04月21日(水) 心配して・・・るのかな(いや、ない)

膝を医者に診てもらった日の晩、1週間音信不通だったナナからメールが来ました。

元気にやってる?

わあい。
こんなこっつまんないメールでも、大喜びのじょりぃ。
けなげな子犬のようです。わんっ。

でも、返事どうしようかな。
膝の調子が悪いことを報告しておいたほうがいいんだろうか。
でも病人ぶるのもイヤだしな。
かといって「なんで教えてくれなかったの」って言われるのもイヤだしな。
ああ、どうしてこんなどーでもいーことぐじぐじと考えるのかしらワタシ。
ナナが気まぐれで、何がカンにさわるかわからないからです。ひどい人です。
と、人のせいにしてみましたが、実のところワタシがぐずぐずちゃんだからなだけだったりします。
一人でやってろですかそうですか。

で、悩んだ結果、一応素直に報告しておくことに。

うん。でも足がこわれた。
たいしたことないと思うんだけど。
医者には随分脅かされてしまった。
そちらはみんな元気?


えー?だいじょーぶー?くらいは言ってくるかなと読んでいたじょりぃだったんですが。
結果はこれ。

運動不足?
とにかく体をお大事に。おやすみ。



勝手に運動不足って決めるなこら(怒)。
だいたい、そっけなさすぎです。

しかしそもそも、子供たちと遊んでいたときも「足が痛い」と訴えても(このときはマジで痛かったのです。腰まで激痛がきて、途中から末子ちゃんの「抱っこ」を辞退することに)、無視していたような人です。
ちやほやと心配してくれるはずなんてなかったんですが考えてみれば。
それにしても。
運動不足で足がだるいくらいで騒いで医者に行く人間だと思われたのだとしたらくやしい。
ワタシはスポ根少女よ!(もう少女じゃないけどとっくの昔に)
失礼じゃないの!

ぷんすかと勝手に腹を立てるじょりぃ。

ふて寝。
といっても寝たの朝の5時頃ですけど。


そして朝。

9時始まりのくせに、9時に起きて風呂に入りました。
眠かったんです。許してください。
脱衣所で着替えておりましたら、電話がぷるぷる鳴っております。

誰だよこんな朝っぱらから。

と怒ってみますが、もう始業時間を30分も過ぎております。
いけないのはワタシです。どうもすみません。

電話には間に合わなかったので、ナンバーディスプレイを確認してみたら 、ナナでした。

おや?

一晩寝たら、心配になったのかしら。
よくあるパターンですが。

け。
ちょっとこのまま心配させてやれ。くすくすくす。

仕事をしておりましたら、10時過ぎにまたナナから電話が。
なんですか? そんなに心配になっちゃったんですか? まいっちゃうなあもう。

電話に出ました。

「足、どうしたの?」とナナ。
「んー。 ちょっと膝の半月板をやっちゃったみたい。全然たいしたことはないんだけどさ」
「ふうん。 手術すすめられたでしょ」
「なんでわかるの?」
「あたしの母が、それやったから」
「へえ」
「すごく痛そうだったよ。結局貧血のせいで手術できなかったんだけど」
「ワタシはそんなに痛くない。日常生活も支障ないし」
「で? 手術なの?」

ざっと説明。
手術はたぶんない、というか、意地でも気合で治す。<体育会系的発想
ただ、正座禁止で、足を90度より曲げるなだってさー、と。

「90度より曲げないって、なんか大変そうじゃん。つい曲げちゃうよね」
「うん。曲げちゃう」
「肌身離さず、巨大な分度器を持って歩けば?きゃはははははは」
「・・・・・・。   くすっ」<ムッとしたフリをしようと思ったものの、想像したらおもしろくてつい笑ったじょりぃ。
「打ち合わせ先でお客さんに『すいません、ちょっと角度見てもらえます?』とか頼んじゃったりしてさ。きゃはははは」
「わはははははははは。ていうか、めんどくさいから、デカイ三角定規を持ち歩こう」
「それを足に常にはめておけばいいじゃん。ケガが増えそうだけど」

ええと。
ここまでで、まだひとことも「やさしい言葉」をかけてもらっていないんですが。
まあ期待してないですけど。

「で? どれくらい様子見るの?」
「わかんない」
「手術したほうが治りが良さそうじゃん。とっととしちゃえば?」
「イヤだよ。 痛いんだってさ」
「あたしなら、いつ治るかわからずに膝に注射打ってるよりは、手術して早く結果を出したいけどな」

ナナ、相変わらずせっかちです。

「手術はあとあとダメージが出そうで怖いんだよ」
「ふうん。  手術だと、入院でしょ?」
「うん」
「どれくらい?」
「症状にもよるけど、5日から3週間くらいだって」
「ふうん。 手術すれば、お見舞いに行ってあげるのに☆」
「え(喜)」
「あ、でも、5日だったら行かない」
「え(悲)」
「1週間でも行かないかもなー」
「いいよ来なくて(怒)」
「あ、でも、2週間くらい入院してくれれば、2回くらいは行けるかも。 んー・・やっぱ1回か?」
「じゃあ、手術のときは2週間コースで先生にお願いしてみます」
「でもそうなると、退院してからもしばらく会えないね」
「え? なんで?」
「だってじょりぃ、車の運転しばらくできなくなるでしょ?」
「・・・あの。 キミから会いに来てくれてもいいんですけど」
「きゃははははははは全然思いつかなかった」

・・・・・・・・・・・・(涙)。


「でもじゃあ、平気だね」とナナ。
何が平気なのかよくわからないんですが、とにかくワタシも「うん。平気だ」と。
「なーんだ。じゃあよかった。 ていうか、やっぱり運動不足のせいだね」
「う、うん」
「じゃあね」
「うん。ばいばい」


もう少し心配そうにしやがれこのやろう。

でもまあとにかく、電話をくれたんですから。
きっと言葉にしないだけで、ワタシのことが心配だったに違いない。
にこにこにこにこにこにこ。


なーんて、自分に都合良く考えていたんですが。
その晩、ナナからメールが届きまして。

23日の金曜日の夜って時間ある?

なんでしょう。
デエトのお誘いでしょうか。

今のところ大丈夫だよ。

ワクワクとナナからの返信を待つじょりぃ。

うちに来てくれると助かるのですが。
膝が不自由なのに申し訳ないんだけど、6時半くらいからパパが帰ってくるまででいいんだけど。


わあい。
やっぱりデエトのお誘い・・・・・じゃないからこれ全然。
留守番要員ですか?先生。

了解。
ママがいないってこと?


うん。PTA役員の歓送迎会があるんだ。
無理してない? お願いして平気?
じょりぃの動きに制限があること言い聞かせておくので。


「動きに制限がある」って、なんだか笑えます。ロボット風。

なるほど。わかった。無理じゃないよ。
ママとは全然会えなそうなのかな。
だとしたら残念だけど。


それはないよ。
じゃ6時半位までに来てください。
その他にも頼みたい事があるんだけど、それはその時にでも。
ありがとう。そしておやすみ。



・・・・・・他にも頼み事が?
と、ここまで来てはっと気付いたじょりぃ。


もしかして、朝の電話はこれらのお願い用の伏線ですか?


いやまさか。
「じょりぃのこと利用してるとかそういう風に思わないで」って、今までだってちゃんと言ってもらってるわけだし。
まさかそんなしたたかな・・・・・・ところもけっこうあるしな。
ちゃっかりも得意技だし。


でもまあ、いいか。
会えるらしいし。


ちっともやさしくちやほやしてもらえませんでしたが、
なんだかんだ言って留守番程度のことをナナに頼られてニヤニヤしているようなワタシに、ちやほやなんぞする必要なんかなさそうなナナであります。


いつかメロメロにぎゃふんと言わせて・・・・やるのはやっぱりどうも無理そうですねこりゃ。
ぎゃふん。


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