ナナとワタシ
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2004年03月20日(土) ナースのお仕事(風)・その後

前々回のナナワタ日記、「ナースのお仕事(風)」で、ナースの制服をナナにプレゼント、という話があったのですが。

ナナがどこまで本気だったのかはわかりませんが、けっこうノリ気でしたし、ワタシはもちろん本気でしたので、ナナの「ナースのお仕事風なのがいい☆」というリクエストにお答えすべく、さっそくネットで制服探し。

あら。

アダルト系はいらないんですよ? なんか、こんなのばっかりヒット。
なんですか、このテカる素材。
それに、スカート短かすぎです。
レッグラインにコンプレックスのあるナナが、こんなの着てくれるはずありません。

業務用なのよワタシが欲しいのは。


あ、あった。

・・・・こんな感じ?
丸襟は一緒だけど、前のボタンの雰囲気が違うなあ。
帯に短したすきに長し的制服をずらずらと見た後、単刀直入に「ナースのお仕事」ワードを使い、再検索。

どんぴしゃ!

興味のある方は、飛んでみてくださいませ。


んーと、 サイズ?

「Mでいいよ」と言っていたけど、号数だとよくわかんないなぁ。
ナナ、着やせするし。
ハダカ見たワケじゃないし。

悩んだ結果。
ナナに電話してみることに。
と、これって、温泉旅行の次の日の出来事です。(行動がやけに早いワタシ)

電話する前に逡巡。

「ノリで冗談言ってただけなのに、アンタ何言ってんの?」と軽蔑されてしまったらどうしよう。
だいいち、機嫌が悪かったら? 「絶対そんなもん買わないでよ?」と怒り出すかも。
そんなことになったら、二度とこんなチャンスは巡ってこないかもしれません。

電話の声の様子で決めよう。
「今、機嫌いい?」と、まずは確認してみて。悪かったら違う話をして、また後で仕切り直そう。

何を本気でこんなこと悩んでいるのでしょうワタシ。
月曜の午前中から。
仕事しろ仕事、という感じです。


とぅるるるるる  とぅるるるるる  とぅるるるるる  かちゃ
「もしもし?」

すんごい明るいナナの声。機嫌よさそう。確認するまでもなさそう。

「じょりぃです」
「ああ。昨日はお疲れさまー」
「どうもどうも。  あのさ。 今、忙しい?」
「だいじょぶだけど?」
「ちょっと訊きたいことがあってさ」
「何?」
「7号9号11号13号15号17号なら、どれ?」
「は?」

唐突すぎました。

「ええと、服のサイズなんだけど」
「え? ああ。 あはははははははははははは」

笑ってます。 機嫌いいです。

「なに? マジで買うの?ナースの制服? あははははははははははは」
「マジで買いますが」
バッカじゃないのー? あははははははは」

ナナ、大ウケ。

「だから、サイズ」
「えー? マジー?」
「マジ」
「ええ? ちょっと待ってよ」


ああ。 ストップがかかっちゃうんでしょうか。


「ちゃんとカワイイヤツなの?」

なんだ。そんなことですか。

「ナースのお仕事のやつだよ。まったく同じの」
「探したの?」
「うん」
「ホント、バカじゃないのーー?(笑)」
「バカなんです」

「でもさー、ちょっと待って」


ああ。 やっぱりストップ?


「ホントに買ってくれる気?」
「買いますけど」
「なんで?」
「ひとつくらい、あってもいいじゃないですか」

そういうモノなんでしょうか、ナースの制服って。
カシミヤのコートですとか、シンプルなダイヤのネックレスとかなら「ひとつくらい、あってもいいじゃないですか」もわかりますが、ナースの制服ってちっともそういうモノではない気がします。と、自分で自分にツッコミを入れてみました。

「じゃあ、もっとちゃんと考えさせて。どうせならいちばんカワイイの買って欲しいから」

そうですか。

「ナースのお仕事の、かわいいよ?」
「でもさ、今ドラマでやってる『白い巨塔』のも、念のためチェックしたいから」

ミーハーだなおまへ。

「いいよ。じゃあ、チェックしたら、ちゃんと教えてね」
「うんわかった。 じょりぃはどんなのが好きなの?」
「ナースのお仕事のはかわいいと思う」

丸襟が、まるでワタシとナナの中学時代の制服みたいで、そのへんも萌えポイントです。

「でも、開襟タイプの、正当派も好きなんだ」 胸元見えがちですし。
「ちょうちん袖になってるやつとか?」
「いや、袖はフツウで・・・」
「きゃはははははは」

やった。
ノリノリじゃないですか、ナナ。

というわけで。
ナナのナース姿を拝める日も近そうです。


最後に「じょりぃってホント、バカだねー」としみじみナナが呟きましたが、たぶんワタシのことがかわいくて仕方なかったんだと思います。
ていうか、そう思わせてください。
でないとホントに、ただのバカですからね、ワタシ。



-------ここまで書いて、しばらく放置しておいたのですが。

さらにその後。

「白い巨塔の、チェックした?」
と、数日後の電話でしつこく確認する粘着質じょりぃ。立派な変態ぶりです。

「ああ。したした。ダサかったから、あれじゃイヤ」
「そう。 じゃ、ナースのお仕事、買っちゃうね」
「じょりぃも買うんでしょ?」
「え!」
「一緒に着よ☆」
「やだよ。 バカみたいじゃん」
「どーゆー意味?(笑) バカみたいとか言いながらどうしてあたしには着せるのよ」
「だって、ふたりで着てどうするのさ」
「一緒に買い物に行くの」

買い物?

アナタホントにコスプレ好きなんですかもしかして。

「な、何を買うんですか?」
「ええとねえ、ナース服の上に、ピンクのカーディガンでも羽織ってさー、財布だけ持ってさー」

ワタシが?
ピンクのカーディガンなんて持ってませんが。

「で?」
「で、昼休み頃を見計らって、病院の売店でパン買うの」

わけわかりません。

「それにどんな意味が?」
「『午前中、忙しかったー』とか、売店のおばちゃんとおしゃべりしたりして、看護婦さんごっこするのだよ」


つまんねーーーー。

ワタシがしたい「看護婦さんごっこ」は、もっといやらしいんだってば。


ふたりの「看護婦さんごっこ」のあいだに、ビミョーなというか、大きな誤差を感じたじょりぃであります。
ワタシったら、売店でパン買うために1万なんぼ払うのですね。


みなさまがバカにしたり罵ったりしてくださると、生きる張り合いになります。




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