ナナとワタシ
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2004年01月17日(土) 殺してほしいと言われたら?

昨日、ナナと長電話しまして。

このあいだケンカしただの大騒ぎしてたくせに、もうこれかい!と憤っているそこのアナタ。

そう。 もうこれです。

しかも、昨日はナナに悩みがあったわけでもないのに長くなっちゃって、体調悪いから早寝しようと思ってたのに、じょりぃ参っちゃうなあ。



・・・・・・今、じょりぃに殺意を感じた人が5人はいると思います。

ちょっとみなさんの反感を買ってみたかっただけなんです。
ホントはこんなに調子づいてません。 許してください。



その長い電話の中で、アルツハイマーの話が出まして。

「パパと、相手がアルツハイマーになってしまって、正気になったときに『殺してほしい』と真剣に訴えられたら、どうする?なんて話をしていたんだけどね?」とナナ。

「うん」

「パパは『アルツハイマーになった時点で、施設に入れるかな』って言ってた」

「なるほど」

「確かにそうだよねー。 正しい選択だと思うよあたしも」

「そう」

「じょりぃなら? 好きな人にそういう状況でそう頼まれてしまったらどうする?」

「好きな人に?」

「あ、好きな人って、架空だったっけ(嘲笑)」  ムカつく。だから、おまえだよおまえ!

「(苦笑)」

「じゃあ、たとえば、いちばん身近な人ってことで、きょんさんにそう頼まれてしまったら?」

「んー。 殺す」

「え! マジで?」

「だってワタシなら、もし正気な自分の時もあって、オマケにもしアルツ状態のときの自分も知ってるなんて事態になってたら、殺してほしいって思うだろうから」

「・・・・まあそうだね。 あたしもそうかも。 自分で状況がわかってたら、辛いものがあるかもね」


重い話ですが。
念のためことわっておきますが、これはワタシとナナの、個人的な価値観の上で話されている雑談でありまして、「こうすべきだ」という話では決してありませんので。


「で、殺しちゃって、そのあとどうするの? 自首すれば刑は軽いのかな。情状酌量ってこともありそうだし」

「自首かあ」

「逃げるの?」

「ていうか、ひたすら放心するんじゃないかな。何もできなそうな気が」




「じゃあ、あたしも殺してもらおうっと」 とナナ。

「パパに?」

「パパじゃかわいそうだから、ネットとかで『殺してみたい』という人を探す。いそうじゃない?」

「いそうだね」

「そうしようっと。 決めた」



「     殺して欲しいのなら、ワタシが殺すよ」



じょりぃ、思い切った発言でございます。



「     え!」

めずらしく、ナナ、ひるみました。詰まりました。やった。

「殺してあげる」

「・・・・・つかまっちゃうよ。刑務所行きだよ?(笑)」

「別にいいや」<無責任

「そういうわけにはいかないよー。 やっぱ殺人をしたい人を探そうっと」

「それでも構わないけどさ、知らない人に殺されるのって、コワイと思うよ」

「   そうか。  オマケに殺人したい人なんて、きっとコワイ殺しかたをするよね。あたしが正気になっているときを狙ったりしてさ。怖がる様を楽しむのかな」

「そうさ。 たぶん、殺されちゃう時って、思ってるよりもずっとずっとコワイと思うよ。たとえわからなくなってるときだって」

「そっか・・・」


ワタシなら、最高に幸せな気持ちで死ねるように殺してあげる。
どーすればいーのかは、さっぱりとんとわかりませんが。
知らない人に何されるかわからないような状況で殺させてたまるもんか。




なーんて、暗い話で、しかも「もしも話」で盛り上がっていたんですが。



「でもさ。考えてみたら、こんなこと深刻に考える必要、ないことに気付いたんだけど」 と、ナナ。

「まったくだー」

「バカだーあたしたち。無意味。消耗」

「わはははははははははは」



以上、じょりぃの放った、そのまんま「殺し文句」のご紹介でありました。

おそまつ。


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