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2003年10月20日(月) 日本シリーズはやはりデーゲームじゃないとダメなのか

小6の双子殺害で母親を逮捕、「子育てで悩み」と供述

最近、憂鬱な事件ばかりで毎日テレビのニュースや新聞を見るのが
ほとほと嫌になってきた。
先日は自称・自殺志願の高1少年が交番を襲って警官を切りつけ、
拳銃を奪い取ろうとした事件があった。
交番襲撃などは、二昔、いや三昔前なら過激派のやる事だったのだが、
今は「ごく普通の子供」が平然としでかす時代になった。
この事件を耳にした事、こんな奴は射殺してしまえばよかったのに、
と思ったものだが
しかしさすがに警官は大したもので、太腿を狙って撃っているのだから
その冷静さには却って驚いた。
ニューヨークのマンハッタンなら絶対撃ち殺しているところだ。
なのに、やれ「過剰防衛」だ何だと騒ぐ馬鹿がいるから呆れる。
警官は大人しく殺されろという、ステキな人権主義である。

さて、それはともかく、これとは逆に、冒頭に掲げた事件は子供が被害者である。
このニュースを聞いた時、
小学生の頃読んだ永井豪の「進ちゃん大ショック」というマンガを思い出した。
大人たちが子育てを放棄して自分の子供たちを殺戮し始める、という
SFというかホラーだったが、そのラストが衝撃的だった。
生き残った子供たちが集まって隠れていると、主人公の進ちゃんだけは、
「うちのママだけは違う」と言い切って、家に帰る。
するといつものように台所で夕飯の仕度をしているママの後姿があり、
安心した進ちゃんが泣きながら抱きついて行くと、
いつものようにママはニコニコ優しく振り向き、
しかし手に握った包丁をすぅっと振り上げて進ちゃんを・・・
という話で、
私は夕方、これを本屋で立ち読みしたのだが、何だかこわくなって
思わず自分のうちに帰りにくくなったものだった。
しかしマンガも馬鹿にはならないもので、30年近くたった今、
全くその予言通りの世の中になってしまった。
親が子供に殺される場合、所詮はそんなガキを生み育てた自分の責任だし
従って自業自得で本望だろうけど、逆に子供を殺す親というのは、
何ともやり切れない。
さっきのマンガのように、そういう社会全体のあり方が問題なのかもしれないが、
ただ、それでも最終的に問われるのは個人の責任と自覚だという
気がしてならない。
そもそも私などは独身、つまり子育てを最初から放棄している人間
なのだからとやかくを言えないかもしれないが、ただ、私如き者には
まともな結婚や家庭生活を営む資格も能力も欠如していることを
予め自覚もしている。
だから、よく他の人たちはみんな平気で結婚して子供作ってると思うし、
ましてその結果、こうして子供の人生を破滅させる人たちのことが
不思議でしょうがない。
自分の存在によって子供の、というか1人の人間の一生を左右することを
考えたら怖くて、とてもじゃないがうかつにひとの親になれないと思う。
でも、そんなことは殆どの人は何も考えないでホイホイ結婚してるんだろうし、
それに、考えて誰も子供を作らなくなったら人類滅亡である。
ただ、こうして無能力で無責任な親ばかりになったら、
どっちにしろ、いずれ滅亡だと思うのだが。


阪神、屈辱の連敗、聖地・甲子園で出直しや!!

日本シリーズは福岡での2戦が終了したが
今のところ、つまらない展開になっている。
つまり、阪神弱過ぎ(><)
私は王さんファンなので、何となくダイエーを応援しながら見ているが、
基本的にはどっちが勝ってもいいし、ただ面白い試合を見たいのである。
7戦までもつれるようなシリーズを期待しているので、
去年のようにストレートで決まってしまうことだけは避けて欲しい。
しかし、どうも、ここ10年ほどは非常に淡白な展開が多いようだ。
私が野球を見始まった70年代半ばから90年代始めまでは、
日本シリーズはもつれるものとだいたい相場が決まっていた。
実際、1976〜93年の18年間で、3勝3敗のタイで最終戦に決着が持ち越された
シリーズは11回もあった。
その中には、大杉のホームランを巡る上田監督猛抗議で試合が1時間以上
中断した78年のヤクルト−阪急や、
球界の盟主争いと言われた83年の西武−巨人、
野村・森の頭脳派対決だった92、93年のヤクルト−西武など
印象的な場面、名勝負が多い。
そして日本シリーズというと、夕暮れの秋空の下で監督が宙に舞う、
特に西武球場での胴上げシーンがすぐ頭に浮かんでくる.
そう、昔の日本シリーズはデーゲームだったのだ。
10月下旬の乾いた午後の日差しがゆっくりと西に傾き、
スタンドの長い影がグラウンドに伸びる中で熱戦が繰り広げられるところに
日本シリーズらしい秋の風物詩があった。
ところが、テレビの視聴率を考慮して、94年からナイターに移行してしまった。
また、それ以降、なぜか7戦まで行われるシリーズは全く絶えている。
パリーグが弱過ぎるせいだと言われるが(94年以降はセの7勝2敗)、
でも96、99年はセのチームが1勝4敗であっさり負けているのだから、
そうとばかりも言えまい。
別にナイターになったこととの因果関係はないのだろうが
淡白な試合展開とともに、日本シリーズらしさがなくなって全く味気なく
なってしまったものだ。
まして両球場ともにドームだったりすると最悪で、
試合だけを見ている限りでは一体、いつの季節に何処で何時頃に試合を
しているのかわからないような感じだ。
そもそも私はドーム球場が嫌いだ。
無機的だし開放感がなくていけない。
日本シリーズは、せめて屋外球場の時は土日だけでもデーゲームで
やってもらえないものか。


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