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2003年05月03日(土) 笑止!毎日の爆弾記者は反戦ヒューマニスト!

エセ反戦平和主義者たちの期待に反して、イラク戦争があっさり終ってしまった事
が、よほど残念だったのだろうか。
ブッシュ大統領がイラク戦闘の完全終結を宣言したこの日、まるでそれに反発する
かのように、戦争取材帰りの毎日新聞記者がヨルダンの空港で爆発死傷事件をや
らかした。
アンマン空港で1人死亡 毎日新聞記者を逮捕  
手荷物爆発の毎日新聞記者「爆発すると思わなかった」
この記者の経歴が笑える。
「過去、ホスピス病棟をテーマに長期企画を手がけるなどし、今回のイラク戦争報道
でも人道的側面に焦点をあてたルポや写真を精力的に出稿」し、
「ヒューマニズム溢れた取材活動が社内で高く評価されていた」そうな(読売新聞)。
そのヒューマニストがなんと、「記念品として」持ち帰ろうとした爆発物で人殺しをして
いるのだから、全く、ご立派なものである。
空港で爆発したのはまだしも不幸中の幸いで、航空機内で爆発が起ていたらもっと大
惨事になるところだったではないか。単に軽率の一言では済まされない。。
今回の戦争では、心にもない口先だけで「罪のない人々の犠牲」とやらを痛む偽善者
たちの醜態を散々見せてもらったが、その象徴のような事件が最後に起きたものだ。
一説には、「記者の身分や日本との外交関係からヨルダン国王の(恩赦等の)判断
が示される可能性もある」(北澤京都産業大助教授)そうだが、とんでもない。
ハンムラビ法典に則って、厳罰に処してもらいたい。

毎日新聞記者の不祥事と言うと、外務省の女性事務官をたらし込んで
沖縄返還に関する機密電報を盗み出した西山太吉の破廉恥事件を思い出す。
これを契機に毎日の経営危機を招いたほどの大不祥事だった。
あの時は、同じ脛に傷持つ記者同士が庇い合いをして「知る権利の侵害」などと
卑劣な言い逃れをしようとしたが、今回は言い訳泣き言は効くまい。
一個人の過失に矮小化する事なく、思い上がったジャーナリズムそのものを
厳しく指弾すべきである。


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