曖昧な世界に生きて 2005年04月16日(土)

目が悪いのに普段眼鏡を使わないので、ホームに落ちていた茶色い手袋を、「こんなところに人糞が! 豪快な人もいたものだ!」などと見間違えて感心したり、向かいのホームにいる友だちに気づいたので手を振ったら、当然お約束通り全然違う人だったので、なにごともなかったように電車に乗り込んだりと、日々曖昧な世界に暮らしているが、眼鏡をかけて長時間ゲームをしたあと、眼鏡を外して世界を見ると曖昧度がさらに増し、五年間きれいだったのに引っ越し一ヶ月前につけてしまった襖のむごたらしい汚れが全く無いように見えることに気づいてからは、眼鏡をかけて長時間ゲームに興ずることを日課としている。

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