- 2001年09月02日(日) 入渠へ
入渠(ドックへ入ること)は忙しい。 束の間の東京港のあと、横浜へやってきた。
今回入ったドックはフローティングドック(浮きドック)という。 ドックに船を入れて水門を閉めて水を抜く、という昔ながらの方法ではない。 簡単に説明すると船が乗っかる位大きな土台があって最初にそれを沈めて船を載せる。 船の位置が決まった所で土台を浮かすと船は土台に乗っかって浮いてくる、というもの。 外から見れば、浮きドック自体がひとつの船みたいにも見える。
ドライアップ(船が水からあがる事)すると、船内の冷却海水の供給ができなくなる。 いつでも動きつづけている発電機もここでは停止だ。 陸上から440Vの電源をもらい、必要な箇所には冷却水をもらう。 圧縮空気ももらわないといけない。 そんな取りつけ作業に追われ、気付いてみたらもう夜だった。
あまりの疲れに寝酒の缶ビールを落っことす始末。 先が思いやられる。
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