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24082

■家■

父は酒がやめられない。
母は宗教がやめられない。
夜働いている私にメールしてきてはお金を貸して欲しいと言い
その度に返ってくるとは思えないお金を貸す。宗教に消える。
私の幸せの為だといい、高額な数珠や壷にかわる。
父はいつ帰省しても酔っ払って叫んでいる。
歳が歳ゆえに直接暴力は振るわなくなったけれど
物は投げ、夜中でも怒鳴り、
私と母がいる部屋のドアに体当たりする。
それでも機嫌が良い時は幼い頃の私を懐かしみ
うちに戻ってきて家を継いでくれと泣く。

憎いとは思わない。可哀相に思う。
■2005年10月11日(火)■

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