夜中に友人から電話がかかってきた。時間的に、ただ事ではないと覚悟はしていたが、想像以上。ある出来事で、彼女はご主人を怒らせてしまった。もちろん、怒ったといっても、暴力をふるわれたのではない。彼女は、今後しばらく(かなり長いかも)は自由に外出することもできなくなった。彼女いわく、それが彼女の失敗に対するご主人からの”罰”だそうだ。家庭の中に、裁判所でもあるのかと思うくらい、失敗や間違いの程度に応じて、”罰”が与えられるらしい。話を聞けば、確かに彼女のうっかりミスなのかもしれないけれど、すでに結果は出ている。今から、反省しようとも、謝ろうとも、出てしまった結果は替えられない。それならば、次回への教訓として反省を促せばそれでいいのではないかなぁと思う。他人に迷惑をかけたとか、何か損害を与えたのなら当然弁償しなければならないと思うけれど、家庭内でその”罰”を受けるというのは、ちょっと気の毒だなぁと思う。彼女のご主人は、今までそうやって生きてきたらしい。いつも自分が正しく、自分以外の人が間違っている・・・という確固たる信念に基づいている。もしかしたら、彼は本当にいつも正しかったのかもしれない。仮に、100歩譲ってそうだったとしても、人生の選択肢の中で、正解はいつもひとつとは限らないと思う。彼も正しく、彼女も正しい・・・こともあると思う。彼は、いつも自分が正しく、それ以外の人が間違っていると信じているので、ほとんどの出来事に対して不満を持って生きている。そんな生き方も、ひとつの選択なのだろうから、私がとやかく言う筋合いはないけれど、私の友達の人生と彼女に関わる私たちの人生にまで影響を及ぼすのはやめて欲しいなぁと思ってしまう。今回、彼の怒りが最高潮に達したため、予定していたスケジュールは全てキャンセル。キャンセルされる人たちの気持ちとか考えるってことはないのかな?相手が間違ってしまったときこそ、大きな心で受け入れ、器の大きいところを見せればいいのに。そしたら、少しは尊敬されると思う。これじゃ単なるジコチューのわがまま男だよ。元々愛情豊かな男性なのだ。ほんの少しでも相手を思いやる気持ちを持ってくれれば、素晴らしい夫だと思う。憎まれるのを承知で苦言を呈してくれる友人に恵まれなかったか。家族の誰もが注意してくれなかったのか。大好きな友人の夫を軽蔑するようなことは、したくない。世の中いろんな人がいるもんだ・・・そう思って消化しようとするけれど、彼女が可哀想でなかなか割り切れない。私にも彼女の夫を許す大きな心が欠けてるのかも。
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