テニスとゴルフの日記

2023年11月09日(木) 思い出しつつ有り

先週のことだがストロークのコツを思い出した。

☆ バックスイングからいきなりフルスロットルでは無い

バックスイング完了からすぐにフルスロットルでの加速は詰まる。
ちょっと助走してからインパクト付近でブーストをかける感じ。
この基本動作が安定してくると、イメージ的にバックスイングからフルスロットルと同じ感じにはなる。
しかし、一定の習熟度が試されるので、バックスイングはある程度完成させておき、バウンドしたと同時に初動のプレ加速を行い、膝から腰から肩から肘までをインパクトポジションまで運んでいく感じ。
インパクト付近ではリストと手首を使って最終ブーストをかけるイメージだろうか。
調子が良いときには、バックハンドの方がスピン量が増えてイメージ通りの弾道になるのは、プレ加速が必須なのがバックハンドだからだ。
両手バックが主流なのも、プレ加速が可能な限り小さくて済むし、極論インパクト付近のブースト動作だけである程度の九位が出せるという理由もあると判断した。

☆ インパクト付近のブースト動作

ボレストでのストローク役ではブースト部位だけの動作が有効。
球威は明らかにボレーの方が上だし、ストローク側は時間的余裕も無い。
理想的には打ってから次球動作に入るまで、予測・移動・バックスイングまで完璧にこなせるのが良いがそうも行かない。
よって、余分な動作を省略し、ブースト部位の動作、特にインパクトを重視してスイングできれば相手の球威を利用してストロークが打てる。
自分でパワーを出すのでは無く、正確なインパクト動作を行えば跡は相手の球威を利用すれば良いのだ。

☆ ストロークラリー

余程余裕が無い状況に追い込まれてさえいなければ、前述の通りプレ加速を行っておき、間が空かないタイミングでブースト加速を行えば良い。
極論、ストロークもブースト加速だけで打てるが、ボレーよりも遙かに長い距離を飛んでくるので球威は明らかにストロークの方が強い。
しかし、慌ててプレ加速を行いタイミングを外したインパクトを迎えるくらいならば、ブースト加速に全集中し正確なインパクトを作れれば事は足りる。
ストロークにおいて難しいのは、相手のボールによって様々な対応が強いられることだ。
バックスイングからフルスロットルでの対応を基本とすると、速いフラットボールではオーバーパワーになってしまいバックアウトする可能性が高くなる。
この場合は、球威は相手のショットを利用するとして、インパクト動作ではスピン量を増やしたショットで対応するのが楽。
当然、プレ動作はある程度早めに済ませておく必要はあるがプレ動作では強度よりもインパクトにを重視した動作を行うべき。
逆にヘビースピンが来た場合には高い打点で処理しなければならないことから、ある程度プレ動作で強度を出しつつインパクトでもある程度出力を出していかなければならない。
長嶋茂雄的に言うなら、フラットの強打に対しては「シュパッ」と対応し、
ヘビースピンに対しては「ヌーン・ズバッ」って感じだろうか。

☆ ボレーも同じ、サーブ、スマッシュも同じかも。

ボレーはイメージが再び出来つつあるが、やはりフォアかバックかを判断した後プレ動作が必要。
最近ボレーが悪くないのは、手首に角度を付けるようになったからだと思う。
反動を使う、と言うわけでは無いが、角度を付けバックスイングが早めに完了することで踏み込み動作や、ボールの高さに合わせる動作に従って必要最小限のプレ動作が入っているからだと思う。

☆ プレ動作時の必須事項。

プレ動作では最終ブーストで使うリストと手首の力を最低限控えている必要がある。
明確に認識しているわけでは無いが、腕の力を抜いた状態からプレ動作が入ると筋肉の反射が起こるように感じる。
このわずから反射を利用できるかどうかで球質が激変するのでは無いかと考えている。

☆ 今後のテーマは

1.「脱力したバックスイング」
2.「相手のボールに対して適切なプレ動作」
3.「ブースト加速」

の三つだ。
3.「ブースト加速」以外で力感を出すのはNG
時間が無い時こそブースト加速のみに全集中する事が重要。
この技術の集大成は「サービスリターン」であろう。
最も難しい技術ではあるが、基本を思い出したので跡は磨くのみ。

頑張れ52歳(笑)


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ビンセント