例によって試合前のチェックをしておきましょう。
1.前衛にいるとき
前回の復習も込めてやはりサーブにあわせたポジショニングの徹底を行うこと。 今回は特にA級での出場となるので100%相手になめられているのでストレートを締めてセンター抜かれて、ファーストボレー浮いて相手のポーチを食らう、というパターンは避けたい。特にレッスン仲間と当たったときには100%ではなく200%くらいはなめられているはずなのでセンターだけは絶対抜かせないぐらいの気持ちで行かなくてはならないだろう。 それに今回はサーブで勝負してくれるはずなので、イージーポーチに対して足を細かく動かしてコースをついていくボレーの丁寧さが必要になると思う。 ロブも要注意だ。やはり簡単にロブを通すとどんどん上げられる。先に崩されて平行陣になられたらはっきり言って勝ち目はない。 多少無理そうでもスマッシュ打ってロブを簡単に上げさせないようにする事が最大ポイントだ。ただし、パートナーは死ぬほどなめられているので普通にリターンで崩そうと思ってくれればラッキーだ。パートナーの打ちに行くファーストサーブは悪くない。つまりはファーストサーブの確率がサービスキープに直結する。基本ではあるが確率が落ちたときのファーストボレーの幅の広さはあまり期待できないので甘いセカンドが入ったらロブ、センター、ストレート、つまり俺をねらってくれれば確率が上がるが普通にいいリターンを入れられれば後は祈るしかない。
2.後衛にいるとき(リターン時)
基本的にはボレーを打たせるしかない。本来のスタイルを出すのは容易だが確率とその日の気分による。実はここまで本来のエースをねらっていくスタイルでの試合はしたことが無く、強いてあるといえばリターンの次の勝負球で打っていったぐらいしかない。B級ならこれでいいのだが今回はA級。はっきり言ってやはりこんなところでA級とやってもしょうがないし、狂うだけと今でも思っているがあきらめて打つしかないな。取りあえずサーブが弱い相手にはセンターをついていくか、足下にリターンを打ち込むしかないな。いいリターンが入って、ファーストボレーが甘いところに来れば仕事してくれるかもしれない。期待したいが、相手のファーストボレーの精度がパートナーの届く範囲に来なければ決めているか気合いが乗っていない限りはポーチ出来る動きの良さはないだろう。でも期待する。やってくれれば何試合かはとれるかもしれない。
3.サービスゲーム。
レッスンでも試しているが、早いサーブを打っても彼らは都市対抗戦で経験済みなためコースが甘ければ容易にリターンされる。本当は打っていきたいところだが残念ながら練習不足である。かえって確率が落ちるし、体力の消耗も激しくなるだろう。極論すれば決勝には進めないので多くて4試合少なくて2試合持てばいいのだが、腰を痛めるのはごめんなので無理はしないだろう。サーブで勝負しなければならないのはシングルスである。まー決勝に進めたら考えよう。 基本的には今のスライスサーブの精度、スピードを少し上げる方向で調整するつもり。より多く回転をかけて変化を多くするというのも試して見るつもりだ。何しろ上背だけはあるので、これを生かさない手はない。イメージとしてはエミリオ・サンチェスのスライスサーブを考えている。キックサーブやスピンサーブは余裕が出てきた時に使うようにしよう。辛いときに使えば腰に悪い。
4.トータルプラン。
パートナーの気合いと確率次第だが、基本的に彼は当日「やる」つもりで来ると思う。僕は集中力を高めて、つまらないミスはしないで基本戦略は状況に合わせて「いい仕事をする」というスタイルでいくつもりだ。残念ながらダブルスは気合いやのりだけではどうしようもない場合がある。つまりは無理に仕事に行ってもカバーされれば終わりだし、今回に限っては効果が低いことが予測される。なんと言っても最初からなめられているのは致命的でいい形でポイントを決めても続かなければ彼らを崩すことは出来ない。何度か勝つことによって警戒心や自信を揺るがすことは可能だが一発勝負でそれがどこまで行けるかが勝負の分かれ目になる。 彼らが後半ミスが出始めるまで食らいついて行かなくてはならない。これが一番きついだろう。後半まで差を広げられなければ勝ちも出てくる。勝ちが見えてくるまでクールに仕事をし続けよう。チャンスが来たら一気にオーバーパワーする、この戦略で行くとしよう。
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