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2002年09月12日(木)
 岡本くんの思い出。


寝坊した。
起きたら11時半だった。
きっとへんな夢を見たせいだ。








みんなでカレーを喰っていた。
どうやらここは6年1組の教室らしい。
隣りに岡本賢一くんが座っていた。(注:当時のクラスメートです。)


ワタシのカレーだけご飯とカレーのバランスがおかしかった。
どうおかしいかと言うと、カレー1人前に対し、ご飯3人前なのだ。
どうして3人前かと断定できるかと言うと、お椀の形をしたご飯が3つあるのだ。


とりあえず喰った。
しかし、このカレーではご飯は喰いきれなかった。
それになんでワタシのご飯だけ多いのだろうか?
ワタシは頭を悩ませた。
すると、隣りに座っている岡本くんが、お椀にご飯を入れてパカっとワタシのお皿に盛り付けるのだ。
貴様の仕業か!


ワタシは岡本くんに文句を言った。
「これっぽっちのカレーでこんな量のご飯は喰えない!カレーもよこせ!」と。


頭の良い方ならおわかりだと思うが、この時点でワタシの行動には間違いがある。
「こんなにご飯要らない!」と言うのが正しいのである。


岡本くんはこう言った。
「給食室に行ってカレーだけ貰ってくればいいじゃん。」
それもそうだなと思い、ワタシは給食のおばちゃんのところへお皿を持って出かけた。
そして、たっぷりとカレーを貰った。
教室に戻り、自分の席に座り、ワタシはカレーを食べ始めた。
しかし、食べ終えようとすると、再び岡本くんがご飯をパカっと盛りつける。
そしてワタシは給食室に行ってカレーを貰って来る。
これを延々と3回繰り返したところで、気持ちが悪くなって目が覚めた。







苦しい夢だった。
おかげで、今日は週1回のビン缶の日だったのに、出し損ねてしまった。
全部岡本くんのせいだ。











ちなみに岡本くんにはこんな思い出がある。
小6の時のことだ。
卒業記念に6年1組でヘチマの栽培をした。
ようやく実をつけた小さなヘチマにみんなで名前と将来の夢を彫った。
秋になりヘチマを収穫してみると、「保母さん」と書いたはずのワタシのヘチマに、
デカデカとこう書いてあった。
















保母まんこさん






















当時はダレが犯人だったのか分らなかったのだが、
成人式の後のクラス会で、岡本くんが白状した。
俺がやったと。
まさかここまで文字が大きくなるとは思ってなかったと。


そして岡本くんは、その場で真空飛び膝蹴りを喰らい、床に突っ伏した。





















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