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2002年06月09日(日)
 少年剣士。


ここ数ヶ月、休日の朝になると、こんな声が聞えてくる。






やっ・・・・・めっめっ・・・・・・どぉー。






いつも決まって午前9時。
いったい何の声だろう?と寝室の窓から外を窺うと、
6歳位の男の子が自分の背丈ほどある大きな竹刀を持って、お稽古をしている。
なんとも可愛らしい少年剣士だ。
傍らには妹であろうと思われる3歳位の女の子。
兄のお稽古が終わるのをじっと見守っている。





兄は武蔵、妹はさしずめおつうかな?
なんとも微笑ましい光景だ。





少年剣士のお稽古は、ワタシの休日の目覚まし代わりである。
雨が降らない限り、毎週毎週30分のお稽古に励むのだ。






やっ・・・・・めっめっ・・・・・・どぉー。


やっ・・・・・めっめっ・・・・・・どぉー。


やっ・・・・・めっめっ・・・・・・・・・・・・・・






ん?
胴がないぞ?
どうした?





再び外を覗いてみると、兄は転んでいた。
うずくまり、膝を抱え、歯を食いしばっていた。
偉いぞ。
コンクリートの上でさぞかし痛かったろうに。
我慢してるんだな。





強くなれ男の子。
強くなるんだ少年剣士。




嗚呼、美しい剣士魂。
















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嗚呼、美しい兄妹愛。




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