ふたつのこころ

2009年06月07日(日) 縁。

ちょっとしたお出掛けをした。
ふとした拍子に、今まで避けていた場所に辿り着いた。
そこを歩く時、ちょっとだけ息が苦しかった。

でもね。
そんな場所でも、貴方のわずかな思い出が浮かんできたの。
些細な、本当に些細な思い出だけど、
その思い出のほうがずっとずっと心を占めている割合が大きいことに気づいたの。


だけど残念なことに。
貴方からはいまだに連絡はない。
私の気持ちも、なんだか冷めてしまってきている。

それは、幻滅とか嫌いになったとか諦めたわけではなく、
どちらかと言えば、自然と薄くなっていく感じ。
なんて言うか・・・第1ステージ終了って気分。

貴方のことを想って苦しくなることも、
何かを期待することも、
貴方じゃなきゃダメだって思うこともなく、
このまま切れるのなら、それまでの縁なんだろうなって思える。

私だけが一生懸命に糸を結ぼうとしてもダメなんだよね。
作戦を練ることや積極性ももちろん大事だけど、
タイミングや運や方向性が同じでなければダメなんだろうなって思う。

私はどこかでタイミングを逃したのかもしれない。
去年、あんなにピッタリと合っていた貴方との波長が、今年はズレている気がする。
臆病になっていた私は、糸を結ぶタイミングを逃したのかもしれない。
そんな風に思ったりもする。

こんなことを言っているからいまだに独り者なのかもしれないけれど、
無理をしても自分がダメになることをよく知っているから、焦っても仕方がない。

貴方と縁があるのなら、またタイミングは合うだろうし、
縁がないのなら、きっとまた私に合う人と出逢えるんだと思う。

だって、私は貴方に出逢えたんだもん。
それは紛れもない事実で、縁があった証拠。

そう考えられるようになったのは、貴方のおかげ。
たとえばこのまま会えなくなっても、
貴方が私の人格を構築し直すために良い影響を与えてくれた特別な人には変わりはないよ。
出逢えて良かったって、心から感謝してる。

ありがとう。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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