隠喩と暗喩の対話

日々の心象を抽象的な言葉で。隠喩のはけ口、いわばポエム。

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2002年08月03日(土) :束縛の自由

暑さで蒸しだされてメールしてまた寝て空腹で這い出してまたメールして漫画の続きを買いにチャリン車を勃ち漕ぎコギコギ。どちらかといえばギコギコ。百万回死んだ猫。もう99万9999回死んだ。祭りだ。ああ思い出した。祭りだ。貯金を下ろして漫画の続きを買って空腹を満たしたいだけなのにこの人ごみはなんだ。ああ思い出した。



夢夢夢夢夢。夢であれ。幻。悪夢が現実であるならこの幻こそ現であれ。(中略)明白な事実に今更痛みを感じつつさして空腹でもないのに松屋へ。カウンター−公衆の面前−で深く深く思考の沼に落ちてゆく。そうして滑り出し自転車にまたがり家路へ。祭り。祭りだったからだ。ほんの前にみた夢とカレー屋を通過しながらのつぶやきと牛丼を食いながらの思考が祭りと相まって。そう、祭りのせいだ。激しい通り雨で一度は大人しくなった通りも店を出る頃にはまた華やかだ。イケイケの女が黒い肌とゲロ色に染まった髪で似合わない浴衣を纏い下品に笑う。そんな一角に見た幻。祭りが思考が悪夢が見せた幻。(中略)最後に譲れないものがプライドなら我が牙城は陥落だ黒い炎に包まれて。振り返っても二度と見えない。だって幻だもの。引き返してもう一度確認すべきだったのだろう。それもせずただ無心に自転車をこぐ。祭りのせいだ。
'99年8月7日(土)





FractWorkの間隙を縫い、昼食を取り雑誌を買いに逝くという大義名分で繰り出し祭りを素通り、かつての躁鬱を喚起し今の絶望的ニュートラル状態を刹那的にでも脱するポテンシャルエネルギーを得ようと画策するも、テーブルにおいてあるコンビニ弁当と多忙宣言。夏の日の幻は幻のまま葬り去られちゅうぶらりんなコワレモノが揺れることは無い。
2000年8月6日(日)




2001年は記述なし。ストロベリーマルガリータオンアイスの魔力。



ああ思い出した、幻を見たあの地点を思い出した。思い出した時には、その地点を通り過ぎていた。引き返すべきだろうか。なんかソレは馬鹿馬鹿しいぜベベー、でも後ろ髪を鷲づかみにされる思いはなきにしもあれ。もう二度と思い出さないで済むとしたら幸せなことなんでしょうかそれとも何かの喪失を意味するのでしょうか。って誰かに問うても「知るかバカヤロウ」と殴られちゃうから自問自答。いいえ、答えません。だからいつもテストは赤点。赤い血レッド。家族はついに鼓動を止めてしまった心臓を取り出して焼いて食べた。飼い犬には骨を与えた。この壁にボールをぶつけちゃいけません。でもにわかには信じられないんです。だってパパ上が胡散臭いから。


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下駄不落斎(ふらくやん) |メイル諸悪の根源自己嫌悪(復刻版) profile


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