隠喩と暗喩の対話

日々の心象を抽象的な言葉で。隠喩のはけ口、いわばポエム。

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2001年07月09日(月) :キャプテソ・セリヌンティウス

前書き

例えば、あらぬ誤解を招いて人間関係にヒビが入ったりとか、その時間に大阪に居たことがばれると逮捕されかねないとか、実は三日前に死んでいたとか、そういう事態を引き越してしまうと困るのです。

だから、日記関係に実名(実ハンドル)を載せることは極力避けてきた。「えんぴつ」でいうと06月19日が好例ね。

今回の大阪OFF記も最初はその方針で書いていたものの、登場人物が多いだけに行き詰まってきた。それに、名前を明かさないで記録することは、ある程度以上は本人と当事者しか理解できないと言うことになり、それはそれでアレだなあ、と。

ということで、今回は実ハンドル(が大体分かるような記述)を載せることにします。極力、個人的な記述は避けるようにしましたが、何か問題がありそうだったら申し出てください。修正いたします。





ニュートラルな精神状態で新宿へ。安眠グッツ2点と大阪地理本を購入。

ステソ的な風貌をした男の路上講演などに聞き入る。

新宿駅西口東京都庁大型駐車場
22:10集合 22:30出発

21:30頃
新宿の地下に潜り、「都庁」の指示に従い、長い長い長い長い地下道を歩く。都庁の真横辺りに到着したので地上に這い上がる。うろちょろうろちょろ。都庁を見失う。あたふたあたふた。

22:00
焦りを感じ小走り開始。ホテルかなんかの施設前で客を待っているっぽいタクシーのおっちゃんに、チケットを見せて「都庁大型駐車場」の場所を訊ねる。あんまり良く分からなかったけど、ここからは遠いということが判明。わーっとダッシュ。ヘイタクシ。ドラマのように2秒でタクシーに飛び乗り、チケットを見せて「都庁大型駐車場」へ大至急向かってもらう。5分後到着。660円也。「バスターミナル」。

22:10
缶コーヒーを飲みつつ余裕の表情。しかし「オリオンツアー」の姿は見えず。「バスターミナル」の従業員に「都庁大型駐車場」の場所を訊ねる。「ああこれは都庁ですね。ここじゃないですよ」がびーん。タクシー殺タクシー殺タクシー殺タクシー殺タクシー殺。都庁方面へダッシュダッシュ。

22:15
都庁周辺をうろちょろぜいぜい。通りすがりのキャリアおばちゃんにすがる。「ああそこなら」と指差す方向は、さっきまでいた「バスターミナル」。「そこのことじゃないみたいなんです」。「息子がバスで都庁に通勤してるから」云々。「ありがとうございました」。その辺りをもすこし走り回って諦めて、「バスターミナル」に戻ることにする。こんなところでおじゃんにしたら一生の恥だ!ダッシュダッシュダッシュ。

22:25
「バスターミナル」に戻るのにもあたふたあたふた。きちっと「都庁大型駐車場」の場所を教えてもらいダッシュダッシュダッシュ。ぼーるひとーつに切り切り舞さー♪リュックを締めるために引っ張ったら、なんかちぎれた。それにつけても、オレたちゃなだろう。

22:29
死にそうになりながら、なんとかバス発見。

合い席の兄ちゃんに「ここ、すぐに分かりました?」と、さっそく愚痴をこぼすこぼすぽろりぽろぽろ。


22:30-
バスは広く、快適で、便所・飲み物完備で、ガイドがいて、素晴らしいものだった。ただ一つの欠点は、合い席の彼がひどい人間だったと言うことだけだ…。

全部ウソです。

中学生が遠足で乗るような観光バスでした。・・・ただ一つの救いが合い席のカレが良い人だったということだけ。大阪の実家へ帰るのだという。ひっきりなしに、この安バスを選んだことを後悔していた。俺が安眠グッツを取り出すと、それの値段を訊ね、バス料金5000+グッツ代で快適バス+学割と同じ値段だとはじき出す。むう。さすが商人の国の人。

旅行の「無」計画を話し、「大阪には漫画喫茶がぜんぜんない」などの情報を得る。ことの詳細を載せると分かりやすいのかな、とにかく関西人のボケ(ネタ)とテンポをあわすのが大変だ。人種が違うわ。

時折半分夢に近い飛んだ思考に突入することはあっても、多く見積もって「一睡」程度しか眠れない長い行軍が続く。

何はともあれ無事に幕を開けられたわけだ。


目次前日翌日諸悪の根源

下駄不落斎(ふらくやん) |メイル諸悪の根源自己嫌悪(復刻版) profile


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