フォーリアの日記
目次過去の日記未来の日記


2010年09月20日(月) 横になっているときは病人

今日は曇り。
時々晴れ間も出て蒸し暑い天気です。

夫は午前中献血に行きました。
おばあちゃんはおしっこの管がパックにつながっている時でも
呼び鈴を押しておしっこだといって呼びますが、気になるのでしょうか。
あと、暑いのでズボンを脱いじゃったけれど自分ではけないのではかせて欲しいというのも1回。
横になっているときの活動状況からするとなぜ脱げるのかが謎です。

午後、退屈だと言って呼ばれたので、夫がラジオをつけてきました。
番組によって難しい話になると疲れてしまうようですが、
今日はお相撲を聞いていたようで、比較的順調でした。

夕方4時ごろ娘に電話したら今頃昼食を食べているという変な話。
なんでも硬い残りご飯を食べてしまわないとならないので食べているとか。
よくわかりませんが。

おばあちゃんは食事などで起こした時には比較的まともです。
入れ歯を入れる向きがわからなかったり、うがいの手順が少々おかしかったりはしますが、
普通に話ができるし、意欲的な言葉もあります。
ご飯も自分で食べています。

ところが横になった途端、何もできない病人になってしまいます。
枕元にあるハンカチを目も開けず上を向いたまま手探りで探って、取れないと助けを求めます。
水が欲しいというのでマグマグのようなこぼれないコップを持っていっても、
自分の手でコップを持とうとせずアーンしています。
さすがに上を向いたままで飲むのは危ないので横を向くように言って
何もできないはずはないので手に渡して持たせるようにするのですが、
本体を持たずにストローだけ引っ張って飲みます。

敬老の日なので親戚から何件か電話がありました。
横になっているときにかかってきた電話は、子機を持って言ったら出られないといって出ませんでした。
食事中に起き上がっているときに掛かってきた電話には出て、普通に話していました。

なんだか横になると寝返りもできない人のような気分になっている感じがします。
その割りにいつの間にか寝返りはしています。
時には横向きで手を伸ばして出窓やサイドテーブルの上に物を置いたりします。
台の上から取る方はできないようです。(たぶん台の上は寝ている場所から見えない)
なのに寝ているときは真上を向いたまま何もできない人になっているのが通常だと思っているようです。

最近、起き上がるときと横になるときはほとんど自分の力でできています。
なのでおばあちゃんの食事のたびに私が筋肉ガクガクになることがなくなっています。
といっても私が持ち上げる力をかけていないというだけで、自分では起き上がれません。
「ここに手を突いて」「体を起こしながらうつぶせになるようにして」「ひじを突いて」
「体を起こしながら手を伸ばして」「体を起こしながらだんだん手を近づけて」
すべての動作を指示していくと、ほとんど自分の力で起き上がります。
でもそれを連続して自分ひとりではできないのです。
筋力がないというより、運動をつかさどる神経の統合ができていないみたいな感じです。


フォーリア |HomePage