フォーリアの日記
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2008年12月15日(月) GSM携帯充電・講演の案内

今日は晴れていますが、本当に冷え込んでいて寒いです。

年末に海外に行くと言うことで、昨日夫が、持っていたGSM(2G)携帯を出してきました。
長らく充電していないのでバッテリーが死んでいないといいのですが・・。
電源を入れると起動はしますが、バッテリーの警告が出る状態から
一晩充電してみましたが朝もまだ充電できていませんでした。

一応もう一度接点を磨いて(昨夜夫が磨いている)、
少し暖かい方がいいかと黒い袋に入れて日が差し込むところに置いておいたら
その後充電できたようです。
単に夜から朝までだけでは時間不足だったのか、接点を磨いたり温めたのがよかったのかはよくわかりません。

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今日の郵便物に、出身大学からの封書が来ていました。
同窓会にしては差出人が研究室の先生です。
研究室からこんな昔の卒業生になんのお知らせだろうと開けてみたら、
当時の先生(研究室の教授)の講演会のお知らせでした。

「幻のノーベル賞 チャーム粒子の発見」丹生潔氏

わざわざ名古屋市科学館まで講演を聞きには行きませんが、ちょっと面白そうです。

「幻のノーベル賞」と大げさなタイトルがついているのは単に話題に便乗したのではなく
クォークはそれまで3種類ある(3種類で完結する)とされていたのですが
1971年に4種類目を丹生さんが発見したことにより
今回ノーベル賞をもらった益川さん、小林さんが
クォークが6種類あるという理論を発想できたということです。

当時、私たち学部学生は写真乾板を顕微鏡で見て、崩壊粒子の軌跡をたどって
崩壊の位置を調べ、ニュートリノなどが発生している崩壊はないか探していました。
荷電粒子がぶつかる大きく太い(と言っても顕微鏡で)軌跡ではなくて、
発生した細かい粒子のかすかな軌跡を追って発生元へたどっていき、
チャーム粒子が出ていないか調べたいということだったはずですが、
私たち学生は、それらしい軌跡を見つけると報告するところまでで、
理論については何もわかっていませんでした。

今は丹羽さんによって軌跡を自動で追跡し解析する装置が開発され、さらなる研究をしているようで
当時学生が人海戦術でやっていたようなことはやらなくてもよくなっているようです。
私たちが見ていたのはCERNの加速施設で陽子を加速して写真乾板にぶつけたものですが、
丹生さんが写真乾板を上空に飛ばすために試行錯誤した方法もたくさんあり、
ビニールシートを自分たちで張り合わせて作った気球に写真乾板を乗せて飛ばしていたこともあったそうです。
気球作りの苦労なども、丹生さんは私たち学部学生にも話して聞かせてくれていました。

注)丹羽さん≠丹生さん


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