フォーリアの日記
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| 2008年10月30日(木) |
NECコミュニティコンサート |
今日は晴れだという割には朝は雲が多かったのですが 午後にはいいお天気になりました。 でも、寒いです。 今までは晴れれば昼間は暑くなったのに、今日は半袖で出かけられないほど寒いです。
今日は先日申し込んで当選したNECのコンサートへ行ってきます。
NECコミュニティコンサート http://www.nec.co.jp/community/ja/div/concert_081030.html
詳細はあとで書くと思います。
---------------- 行ってきました。 長くなりそうなので明日にします。
簡単にまとめると、国内のオーケストラとしてはこんなものかなというところで、 特に酷評するようなものでもないです。 でも、満足するようなものでもないのでつっこみどころはたくさんあります。
----------------- 高関健 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 ベートーヴェン 歌劇「レオノーレ」序曲第3番 シベリウス ヴァイオリン協奏曲※ チャイコフスキー 交響曲第4番
オケの実力はかなりつらいのです。 いきなり「フルートがチューニング合ってないよ・・」という状態だし、 細かい音符はバラバラでモゴモゴしていて弓が大きく使えないので音量も出ないし。 たまに聞かせどころは力を発揮して盛り上がらせるのですが それまで音楽にもならないわけのわからないことをモゴモゴやっていて そこだけ盛り上がっても、だからどうよ・・・と思ってしまいます。 曲の最後がその盛り上がりで終ると「え?頑張ったから拍手したほうがいいのか」 と、妙に納得のいかない迷いが残ります。 いろいろな旋律が織り成す変化のあるところをバラバラで不正確なリズムでだれた雰囲気で演奏して、 全体が同じ旋律を盛り上げるところだけ頑張られても・・・・。 こんなオケでもコバケンならぐんぐん引っ張って聞かせてしまうような気がしますが。
バイオリン独奏は黒川侑です。 この黒川侑は2006年日本音楽コンクールバイオリン部門第一位で、 先日聞いた長尾春花は2007年の第一位です。
優勝した時16歳現在でも18歳というこの少年、 舞台へ出てきたときは思った以上に童顔で坊やという感じで驚きました。
夫は先日聞いた長尾春花の方が(将来性の面で)ずっといいと言いますが、 私はこの少年の方が光っている面もあると思うのです。 ただ、どちらもこれからの成長次第なので何とも言えません。 今の状態の好みの差というのではなく 今足りないものがこれから先身に着くかどうかに関する意見の相違なのですが。
確かに局全体を自分のものとして捉えてやろうという気概は 長尾春花にあって黒川侑にはないのですが、 私はそれは後から身につけられるような気がするし、夫はできないのではないかと言っています。 逆に私は黒川侑が持っている音の織り成す微妙なニュアンスの感じ方は 長尾春花が後から身につけることはできないものだと感じています。 ただ、音が全般に良く鳴っているのは長尾春花の方です。
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