フォーリアの日記
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2008年05月21日(水) 発声練習の不満

今日はお天気もよく、さわやかに暑くなりました。
でも電車の中は冷房かけすぎ。特に埼京線!
電車を降りたときには手が冷たくなってしまっています。

今日はコーラスでした。
最近先生が発声練習で片方ずつの声帯を使う練習とか鼻声の練習とかをやらせます。
声帯を片方なんて実際問題意識してできるわけはないし、どうなっているか見えるわけでもないので
周辺の筋肉の使い方で片方だけに響きを感じるということなのでしょうが・・。

発声練習のほとんどがそれに当てられるので、私はちょっと困っています。
本来理想的に声が響くには力が入って響きを止めたり硬くなったりすることなく、
組織を適度に張りをもたせながらも柔らかくして振動が通っていかないといけないのです。
ところが、片側だけ鳴らせということは片側を固めて音を止めろということです。
片側ずつの練習も、少し試すだけならどちらか鳴りにくい方があれば自覚することができるなど、メリットもあるでしょう。
でもそれでずっと発声練習するとなると、片側を固める練習をしていることになります。

鼻声も同じで、本来鼻などに向かわない響きを止めて鼻にのみ抜けさせるのですから
やはり力を入れて響きを止める練習です。
口を閉じることで口へぬける響きを止めるハミングとは違い、
本来響くべきところを止める練習をしてしまうのはまずいと思うのです。

ただ、どちらにも救いはあります。
(救いがなければ私は反逆しますよ。)
片側ずつの練習では、(できない人は)首を傾けて片方を止めていいとか、
鼻声では、口を鼻へ抜けるような形にするとかいうところです。
(歌うときにはしないような口の形です)
そうやって物理的に止める操作をすることで
筋肉で止める力を内部で働かせなくていいところがせめても救いで
歌うときに力を入れる癖をつけるような害にならなくてすむところです。

ここのところずっとそういう発声練習をしているのですが
それで鳴るようになるとはとうてい思えないので、
そろそろ全体をバランスよく鳴らす練習をしていってほしいと思っています。

のど声を矯正するためなら、まずは体操や気持ちの持ち方で力を抜く方向に持っていく、
そのままそっと声を出す、さらにほぐし運動したり気持ちを少し明るく高揚させて声を出す・・
というような練習が一番効果的に思えます。

3月から歌っていた「さくら」という曲は今日でひとまず終了です。
音取りはだいたいできているものの、今日最初に歌ったときには、
きれいにハモッて伸ばすべきところ不協和音ギャーでしたが、
指摘されて直されてなんとかまとまりました。
指摘されて直るあたりがこの団のいいところですが、初めから気をつけてくれればもっといい。

来年の3月あたりに演奏会をやってこの曲ができるといいですね、と先生は言っていましたが、
腰の重いメンバーたちが演奏会をするという話に乗るかどうかはわかりません。


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