フォーリアの日記
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2008年05月09日(金) 歯の色味

今日はだいたい曇りです。
朝晩はちょっと肌寒いです。
夕方は冷えてきている感じがします。

今日は歯の色がなるだけわかるようにプリントできないかといわれて
色あわせに四苦八苦してしまいました。

結論は・・・無理!

もともとモニターとプリンタで色調が違う上に、
光沢紙に印刷した時と普通紙に印刷した時とで違ってしまうのです。
いや、普段はそんな無理なことしていないし、する必要もないのですが。

そもそも何のためかというと、
白い補綴物を作るときに元の歯の色と合わせるのですが、
歯科技工士さんが目の前にいない日にはプリントした写真を送るのです。
でも、本来シェードガイドという色見本があり、
それは歯科医側も歯科技工士側も持っているのですから、
近い色2、3本をならべて撮った写真を送れば、人間の目はたいしたもので、
手元の本物の色見本と写真の色見本が同じ番号なら同じ色と判断して目が勝手に修正するので、
それに近い歯の色もだいたい見当がつくのです。

ではなぜ今日は修正してほしかったのかと思えば、明るすぎでした。
オリンパスの1眼レフでフラッシュをたいたから明るすぎたかと思って、
フラッシュをたかずにFinePixでも撮ってみたそうですが、そちらも明るすぎです。
肉眼で見れば色味が違っている隣どうしの歯が同じように白っぽく見えるのです。

オリンパスではRAW画像を残しているのでこういうときには便利です。
JPEGでトーンカーブを下げても白いところは同じように暗くなるだけですが、
RAWなら同じように白くなった画像でも違う色味が出てきます。

違う色味であることが区別できるようになれば、あとは非常に色が違わない限り
歯科技工士さんの目の方が確かですが、
できるだけ色調も合わせようとしてみました。
でも光沢紙に印刷すると赤みが強くなり、それを調整するのはあきらめました。
普通紙にならかなり似た色にすることができました。

ついでにシェードガイドだけ明るい窓際で撮影してみましたが
”何でも自動”のP設定で、露出だけ+0.3Evにしたら、
できた画像を修正せずとも、肉眼で見た感じとかなり近い色味に光沢紙に印刷できました。


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