フォーリアの日記
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今日は昼間はかなり暖かくなり、桜もどんどん開いていくようです。
今日はおばあちゃんの退院日です。 おばあちゃんの部屋も立ち居振る舞いできるように整えて着替えを用意し、 昼食を早めに食べて病院に出かけました。 1時半に介護認定の調査に来ることになっているのでそれまでに病院に行かなければなりません。 退院は3時の予定ですが調査を受けて普通に片付けていたらそんな時間になるでしょう。
早めに行くつもりが運転用の度の強いメガネを忘れて家に戻ったりしていたのであまり余裕はありませんでした。 まず1階の受付に行って、交通災害保険のための治療証明書をお願いしていたら、意外と時間を食いました。 病室のある2階へ上がった時にはほとんど1時半になるところで、もう調査員の方が来ていました。 心配したおばあちゃんが家へ電話しようとしたようなのですが、 おばあちゃんは昔ながらのダイヤル電話なら電話をかけられうのですが、 プッシュホンで電話をかけられないので、気持ちばかりでうろうろしていたようです。
すぐに奥の食堂(正式には作業室)に行って、話をしました。 調査員の方はすでに歩行器ですいすい歩いてきたのを見ていたのでだいたいのからだの状態はわかったようです。 あとは日常の動作をいろいろ聞かれましたが、結構自分でできることも多く、 爪切りやお風呂や電話などに一部補助が必要ぐらいです。
認知症の質問もありましたが、認知証と認められるような項目には該当していないなと思いました。 手術後にはおかしいこともありましたが、治るにしたがっておかしな言動は減ってきているので、 現在の時点では認知症に関してはほとんど問題ないように思えます。 今の時点で心配なのは、夜中に寝ぼけてトイレへ行く時に迷子になるくらいでしょうか。 確かにとなりの元気なおばあちゃんのように何でも覚えていたり理解して人に説明できるような確かさはありませんが、 通常の80代なら若い者のように行かないのが普通でしょう。
さて、調査が終った頃、計算が終って支払いができるというので おばあちゃんに帰る時の洋服に着替えてもらいつつ、私は下の受付へ清算に行ってきました。 清算中に午後会社を休んだ夫が到着しました。 支払いと引き換えに、退院許可証(ナースセンターに出して必要なものをもらうための引換券?)をもらいました。
病室に戻って荷物を片付けていると、退院後に飲む薬を持ってきてくれました。 荷物はあまりないほうだと思ったのに、洗面器などあるのでやっぱりかさばります。 荷物が片付いたところでナースセンターに行って、次回の外来予約や診察券などをもらいました。 ナースセンターで挨拶して、通りがかりの看護婦さんにも挨拶して、病室の人に挨拶したりしました。 隣の元気なおばあちゃんは、先にリハビリに行くと言って下に下りるところだったので、 エスカレーターに乗ろうとしていたときに挨拶しました。 このおばあちゃんには大変お世話になりました。
さて、いよいよ帰ります。 おばあちゃんは杖を突いて下へ降りて、外を歩いて車に乗りました。 途中、皆がつまづく段差でちょいとつまづいたので大変あわてて私も手を出しましたが、たいしたこともなく無事でした。 車にも無事乗れました。
夫はわざわざ少し遠回りして桜並木の遊歩道のある道を通りました。 長らく世間と隔絶されていたので新鮮だったかもしれません。
家に帰ると病院より狭いので意外とどこでも手が届き、部屋にいる分には心配ないようですし、 トイレも手を付くところがあるので困らないようです。 廊下も壁に手を付けば問題なく歩けるので居間まで来られます。 居間の低いテーブルに座ることも無事できました。 私はこまごまとした荷物を片付けるのに時間をとられましたが、おばあちゃんは家に帰って落ち着けたようです。 私が落ち着いてからお茶など飲んだら、こんなゆったりした夕方は久しぶりだと思いました。
さて、病院の食事に生ものがでることはないので、夕食は刺身にしようかと思いましたが、 買い物に出たら夕方はどんどん冷えて北風が吹いて寒かったので、うどんの鍋に変更しました。 刺身も一柵買いました。 うどんのようなものも病院では出ないのでは?
買い物に行ったときに思いのほか寒くて、首が冷えて風邪を引きそうに寒気がしてしまったので、 家に帰ってから30分ほど布団にもぐりこんで寝ていました。 その間に夫がマカロニサラダを作っておいてくれました。
食後はおばあちゃんは久しぶりにお風呂に入りました。見張りと補助つきです。 見張っていれば手すりにつかまって湯船に入ることはできたので、本当に久しぶりに湯船に浸かって気持ちよかったと思います。 洗髪と背中を洗うのと、足先を洗うのが自分では無理だったので手伝いました。 着替えなどは自分でできます。
お風呂に入ってすぐおばあちゃんは寝てしまったので、バイトに行って帰りが遅い娘と対面するのは明日になるでしょう。
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