フォーリアの日記
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| 2007年03月21日(水) |
グレングールド1955年録音の再生 |
今日は祝日。昨日よりは暖かいですね。
昼ごろから夫と池袋のHMVに出かけました。 HMVの中に入ったとたん「ゴールドベルク変奏曲」が聞こえてきました。 単に店内に流しているだけかと思ったらさにあらず。 イベントをやっていました。
1955年のモノラル録音をZenphとかいうソフトを使ってデータ化。 それをヤマハのDisklavier Proで演奏させたものを録音したものの 発売記念キャンペーンでした。 http://www.super-audiocd.com/event/archives/2007/03/post_9.html
そのCDは単なるCD音声だけでなく SACD(スーパーオーディオCD)という通常のCDとは違う記録方式の 高音質のデータが多層で入っているのだそうです。
こんなこと言われてもさっぱりわからないので 家に帰っていろいろ検索してみました。
Zenphというソフトウェアは録音されたピアノ演奏を デジタルデータのキータッチやペダリング情報に対応させて MIDIデータにしてしまうソフトのようです。 http://www.zenph.com/ 実際どうしてそんなことができるのかは想像付きませんが。
そのデータをYAMAHAのDisclavier Proという自動演奏ピアノで演奏させて それを録音してCDを作ったのだそうです。 Dislavierというのは日本ではピアノプレーヤーという名で売り出されていて 現在はその系統のものはアンサンブルピアノという名前になっているようです。 そう考えるとMIDIデータそのものの記録再現技術は 現在かなり普及している消音ピアノやグランタッチシリーズの電子ピアノと 同じようなものだと思うので、 ヤマハのグランドピアノからサンプリングされた音色で、 かなり細かい演奏表現でも忠実に再現できることは想像できます。
よくわからないのは、その自動演奏が実際打弦しているのかどうかです。 どこを見てもキーやアクションやペダルの動きやりリースのサンプリングのことは書いてあるのですが、 演奏する場合に関してはあまり書いてないのです。
実際、88鍵すべての鍵盤またはアクションとペダルに動力をつけて 記録されている動きを再現させるような機械的な精密性が自動演奏ピアノにあるとは思えません。 あったらすごいですが。
実際に打弦しないのなら、そのピアノで演奏させたものを録音したという効果がよくわかりません。 YAMAHAのピアノに備わっているMIDI音源をつかってピアノの音を再生させれば YAMAHAのグランドピアノの音に近い音がするだろうことは想像できます。 それが他のMIDI音源を使うよりピアノの音の再生に適しているだろうことも想像できます。 しかしスピーカーはその自動演奏ピアノ内蔵のものでなくてもいいのでは?
しかし自動演奏させて弾く人の席で録音したバージョンもCDに入っているというので 打弦させて音を出したものを録音した風でもあるのです。 やっぱりわかりません。
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